日曜日, 5月 4, 2025
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obsidian入門一日目まとめ #Obsidian – Qiita



obsidian入門一日目まとめ #Obsidian - Qiita

これまで情報整理やメモにはNotionを利用していましたが、情報の階層構造を意識する必要があり、次第に管理が煩雑になってきました。また、LLM(大規模言語モデル)との連携が弱い点も課題と感じていました。

そこで、よりシンプルにMarkdown形式で情報を記録し、後からLLMを活用して整理するスタイルを目指し、Obsidianを使い始めました。本記事では、Obsidianを使い始めるにあたっての期待や懸念、実際の設定、使い方、そして使用感についてご紹介します。

Obsidianへの期待と移行前の懸念

Obsidianへの移行にあたり、以下のような期待と懸念がありました。

期待していた点:

  • シンプルなMarkdown形式: 階層構造に縛られず、自由に情報を書き留められること。
  • LLM連携: 書き溜めたメモをLLMで効率的に整理・活用できること。
  • 記述のハードル低下: とにかく書きなぐり、後から整理するスタイルを実現できること。

懸念していた点:

  • ローカル保存: 基本的にデータはローカルに保存されるため、PCだけでなく、外出先でiPhoneからもメモや閲覧ができるか不安でした。
  • LLM連携の実現性: 具体的にどのようにLLMと連携できるのか、使い勝手はどうかという点。

これらの懸念は、後述するObsidian SyncやCopilotプラグインによって解消されました。

Obsidianの初期設定:快適な環境を構築する

Obsidianを快適に利用するために、以下の設定を行いました。

ディレクトリ構成:シンプルさを重視

フォルダ構成は複雑にしすぎず、階層も深くしないことを意識しました。

  • 01_daily: Thinoプラグインで記録するデイリーノートの保存先です。
  • 02_memo: アイデアやメモなど、様々な情報を書きなぐる場所です。
  • 03_output: 技術ブログの記事など、外部公開を前提とした内容を整理・保存します。
  • Clipping: Web Clipperで保存したウェブページの保存先です。
  • extra: キャプチャ画像やテンプレートファイルなどを保管します。

必須プラグイン:ノート体験を向上させる

Obsidianの魅力の一つは、豊富なプラグインによる拡張性です。今回は以下のプラグインを導入しました。

  • Thino: X(旧Twitter)のようなUIで気軽につぶやきを記録でき、それらは自動的にデイリーノートに集約されます。思考の断片や行動ログを手軽に残すのに役立ちます。
  • Hover Editor: Thinoなどのペインを、他の画面の上にホバー表示させることができます。これにより、どの画面を開いていても素早くメモを取ることが可能です。
  • Copilot: LLM(大規模言語モデル)との連携を実現するプラグインです。今回はGeminiを設定し、ノートの要約や校正などに活用しています。
  • Obsidian Web Clipper: Chromeなどのブラウザ拡張機能で、閲覧中のWebページをMarkdown形式でObsidianに取り込めます。情報収集に便利です。

デバイス間同期:Obsidian Syncの活用

ローカル保存の懸念を解消するため、公式の同期サービス「Obsidian Sync」を利用することにしました。これにより、PCとiPhone間でノートデータをスムーズに同期できます。

Obsidian SyncにはStandardプランとPlusプランがあり、主な違いは同期できるVault(保管庫)の数とバージョン履歴の保存期間です。料金は月払いまたは年払いが選択でき、年払いのほうがお得になります(Standard: 月$5→$4、Plus: 月$10→$8 ※2025年5月時点)。

Pasted image 20250503070249.png

詳細はこちらで確認できます: https://obsidian.md/sync
とりあえず、standardを月払いで契約しました。

同期速度も非常に速く、クラウドサービスを利用しているのと遜色ない感覚で利用できています。

LLMとの連携:Obsidian Copilotの設定と活用

Obsidian Copilotプラグインを用いることで、ノート作成や整理の強力なサポートを得られます。以下のように設定を行いました。

System Prompt

Copilotに対する基本的な指示(役割)を設定します。
参考:https://qiita.com/hann-solo/items/1566fa38e5b737a2e61a

あなたは誠実で優秀な日本人のアシスタントです。特に指示が無い場合は、常に日本語で回答してください。

Custom Prompt(カスタムプロンプト)

特定のタスクを実行させるための指示を、テンプレートとして登録できます。これにより、繰り返し行う作業を効率化できます。

例1:投稿用の記事に校正

{activeNote}の内容を外部公開用の記事に校正してください。
【校正条件】
* すべての文章を丁寧な「です・ます調」で統一すること
* 記述に不足がある場合や根拠が曖昧な部分は、必要な情報を補足すること
* 文章の構成を整え、段落分けを適切に行うこと
* 誤字脱字や文法的な誤りを修正すること
* 記事のタイトルと小見出しを追加すること(内容に適したものを提案)

【出力形式】
* Markdown形式で出力すること
* 読みやすさを考慮した適切な改行を入れること

例2:デイリーサマリ作成

{activeNote}に記載された行動ログをもとに一日のサマリをまとめて

これらのプロンプトを活用することで、書き殴った文章をLLMで整理してもらいます。

私のObsidian活用術

主に以下の2つの流れでObsidianを活用しています(まだ一日目ですが…。)。

ライフログ:Thinoで日々の記録を効率化

  1. 日々の行動、作業ログ、ふと思いついたことなどをThinoで気軽につぶやきます。
  2. つぶやきは自動的にその日のデイリーノート(01_daily)に記録されます。
  3. 一日の終わりに、Copilotの「デイリーサマリ作成」プロンプトを使って、その日の活動を要約します。

これにより、日々の振り返りが容易になり、自身の活動を客観的に把握できます。

情報収集からアウトプットまで

  1. Webブラウジング中に気になった記事は、Obsidian Web ClipperでClippingフォルダに保存します。
  2. 収集した情報や自身の考えを、02_memoフォルダ内にトピックごとのMarkdownファイルを作成し、自由に書き殴っていきます。
  3. ある程度内容がまとまったら、Copilotの「投稿用の記事に校正」プロンプトを使って記事形式に整えます。
  4. 生成された記事を03_outputフォルダに保存し、最終的な内容の確認と修正を行います。
  5. 完成した記事をブログなどに公開します。

この流れにより、情報のインプットからアウトプットまでをObsidian内でシームレスに行えるようになりました。

Obsidianを使ってみた感想:期待以上の快適さ

Obsidianを使い始めてまだ日は浅いですが、期待以上の快適さを感じています。

  • 圧倒的なレスポンス: ローカルで動作するため、アプリケーションの起動やノート間の移動が非常に高速です。これまでクラウドサービスに慣れていたため意識していませんでしたが、レスポンスの良さは思考を妨げず、集中力を維持する上で非常に重要だと再認識しました。
  • 記述ハードルの低下: 「どこに保存しようか」と迷う時間が減り、とにかく書き出すことに集中できるようになりました。特にThinoプラグインは、思考の断片を気軽につぶやけるため、メモを取る心理的なハードルを大きく下げてくれます。
  • スムーズな同期: Obsidian Syncによる同期は非常に高速で、デバイス間の差異をほとんど感じません。ローカルでありながらクラウドサービスのような利便性を享受できています。
  • Copilotの利便性: LLM連携は期待通り、あるいはそれ以上に便利です。ノートの校正や要約、アイデア出しなど、様々な場面で活躍してくれます。

今後の展望:Obsidianで広がる可能性

Obsidianは非常に柔軟性が高く、今後さらに活用範囲を広げていきたいと考えています。具体的には、読書録や学習記録(例えばKaggleの試行錯誤など)にも活用していく予定です。

日々の記録を積み重ねることで、以前ライフログをつけていた時のように、自己効力感が高まる感覚も得られています。LLM連携についても、プロンプトの改善など、まだまだ探求できる要素が多く、知的生産のパートナーとしてObsidianをさらに活用していくのが楽しみです。習慣化したら100日目記事も書きたい。

参考情報

今回のObsidian導入にあたり、以下の記事を参考にさせていただきました。
単なるメモから知的資産へ:Obsidian in Cursorで構築する知的生産システム|松濤Vimmer
Obsidian Copilotのすゝめ:ノート活動を変えるかもしれない壁打ち相手



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