火曜日, 5月 20, 2025
ホームニューステックニュースNVIDIAが富士通とQualcommをCPUパートナーに指名、Qualcommはデータセンター市場へ再参入しNVIDIAの技術を活用したデータセンター向けCPUを発売する計画 - GIGAZINE

NVIDIAが富士通とQualcommをCPUパートナーに指名、Qualcommはデータセンター市場へ再参入しNVIDIAの技術を活用したデータセンター向けCPUを発売する計画 – GIGAZINE



NVIDIAが富士通とQualcommをCPUパートナーに指名、Qualcommはデータセンター市場へ再参入しNVIDIAの技術を活用したデータセンター向けCPUを発売する計画 - GIGAZINE


NVIDIAが、NVIDIA製GPUと他社製CPUを統合する技術「NVLink Fusion」を発表しました。NVLink Fusionの発表に伴いNVIDIAは富士通とQualcommをCPUパートナーとして指名し、両社はAIパフォーマンスを飛躍的に向上させることが可能になったと伝えています。これに伴い、QualcommはAIデータセンター市場へ再参入する計画を発表しました。

NVIDIA が、NVIDIA パートナー エコシステムとともに業界がセミカスタム AI インフラを構築するための NVLink Fusion を発表 – NVIDIA | Japan Blog
https://blogs.nvidia.co.jp/blog/nvidia-nvlink-fusion-semi-custom-ai-infrastructure-partner-ecosystem/

NVIDIA CEO Envisions AI Infrastructure Industry Worth ‘Trillions of Dollars’ | NVIDIA Blog
https://blogs.nvidia.com/blog/computex-2025-jensen-huang/

Qualcomm to launch data center processors that link to Nvidia chips
https://www.cnbc.com/2025/05/19/qualcomm-to-launch-data-center-processors-that-link-to-nvidia-chips.html

NVIDIA GPUs, Qualcomm CPUs — (semi) customizing AI DCs
https://www.rcrwireless.com/20250519/chips/nvidia-gpu-qualcomm-cpu

NVLink Fusionは、NVIDIA製のGPUとCPUを統合する「NVLink」を他社向けにも公開したという位置づけの技術です。NVLink FusionではNVIDIA製のGPUと他社製のCPUを統合することが可能で、異なるメーカーの製品を効率的に処理することでさらなる性能の向上が行われることが期待されています。このNVLink Fusionを採用する最初のパートナーとして、NVIDIAは富士通とQualcommを指名しました。


富士通は、2027年にリリースする予定のデータセンター向けプロセッサ「FUJITSU-MONAKA」でNVLink Fusionを活用すると発表しており、「世界をリードするコンピューティング技術を通じてAIの進化を推進するという、富士通のビジョンにおける画期的な進歩となります」とのコメントを残しています。

Qualcommも、データセンターの分野に参入する展望を明らかにしています。Qualcommはスマートフォン向けCPUなどで大きなシェアを握っていますが、データセンター市場ではこれまであまり活躍できず、かつてIntelの「Xeon」が支配するデータセンター市場にArmプロセッサーのCentriq 2400シリーズで切り込んだはいいものの、実を結びませんでした。

Qualcommのクリスチアーノ・アモンCEOはCNBCのインタビューに対し、「今後数十年にわたり、AI・データセンターの分野で多くの成長が起こると考えており、我々は真の付加価値を加えることができる技術を持っています」と述べ、データセンター向けCPUのリリースについて具体的な内容は明かさなかったものの「非常に近いうちに発表する」と付け加えました。


データセンター向けCPU市場は依然として競争が激しく、IntelやAMDのほか、AmazonやMicrosoftなどのカスタムCPUがシェアを奪い合っています。データ分析企業IDCのの半導体専門家は、「Qualcommのデータセンター分野への参入は、同社の多角化を促進する良い動きです。今後5年間で、データセンターは半導体市場全体にとって最も急成長する分野となるでしょう。データセンター市場は新規参入企業にとって十分な市場規模です」と分析しました。

NVIDIAはNVLink Fusionの他に、デスクトップPCサイズのAIスパコン「DGX Spark」と「DGX Station」をAcerやGIGABYTE、MSIといった台湾のメーカーが製造する予定であること、物理的な構造物の運用シミュレーションを仮想空間で実行する技術「デジタルツイン」でAI工場のシミュレーションを実行できるようにし、プレビュー版として公開したこと、iPhoneやNintendo Switchなどさまざまな機器を製造するFoxconnの子会社が台湾とNVIDIAと提携してAI工場を建設することなど、さまざまな新情報を発表しています。NVIDIAのジェンスン・フアンCEOはAIを「電気」と「インターネット」に並ぶテクノロジーの柱の1つと捉え、そのAIを支えるインフラの構築が重要であると話しました。

NVIDIA CEO Jensen Huang Keynote at COMPUTEX 2025 – YouTube

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🧠 編集部の感想:
NVIDIAが富士通とQualcommをCPUパートナーに指名し、AIデータセンター市場への新たな動きを見せたことは、技術革新の進展を感じさせます。特にQualcommの再参入は、競争が激化するデータセンター分野において新たな活力を与えるでしょう。今後の展開が非常に楽しみです。

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