NVIDIAは23日、GeForceで使えるAIアシスタント「Project G-Assist」を強化するツール「G-Assist Plug-In Builder」を公開した。このツールを使えば、Project G-Assist向けの機能拡張プラグインを簡単に作成できるという。
Project G-AssistはNVIDIAアプリの実験機能として提供されているAIアシスタント。GeForce RTX 30シリーズ以降で利用でき、音声やテキストで指示するだけで、PCの性能監視や設定変更などができる。
今回の「G-Assist Plug-In Builder」はChatGPTを基盤としており、AIとの対話を通じて自分好みの機能を開発して追加できる。プログラミングの知識が少ないユーザーでも、新しいコマンドの作成や外部サービスとの連携などを実現できるという。
現在提供されているサンプルプラグインは多岐にわたる。音声で音楽を操作できるSpotify向けプラグインや、Google Geminiを直接呼び出せるプラグインなどが含まれている。ゲーミングデバイスのライト制御などを可能にするプラグインも用意されている。プラグインは指定のディレクトリに配置することで、G-Assistに自動的に読み込まれる。
G-Assist Plug-In BuilderのGitHubページでは、プラグイン開発に関する情報を公開している。同社によれば、数百種類の無料APIが活用可能であり、これらを使ってワークフロー自動化やPC設定の最適化、株価確認や天気情報取得など、さまざまな用途のプラグインが開発できるとしている。また、コミュニティが開発したプラグインのレビュー/承認し、ほかのユーザーに提供する取り組みも行なうという。