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ニュータニックス・ジャパン合同会社(以下、Nutanix)は16日、米国本社プレジデント兼CEOのラジブ・ラマスワミ氏の来日に伴い、グローバルおよび国内のビジネス状況について記者説明会を開催した。また当日は、Nutanixのパートナー企業である富士通との新たな協業展開や、顧客企業であるTISの導入事例についても紹介した。
記者説明会では、まず、Nutanix 代表執行役員社長の金古毅氏が、国内におけるビジネス活動のアップデートを報告した。金古氏は、現在同社が注力しているビジネス領域として、「インフラを最新のハイブリッド・マルチクラウドへモダナイズする(インフラ・モダナイゼーション)」、「モダンアプリを一度構築すれば、どこでも実行できるようにする(アプリケーション・モダナイゼーション)」、「エンタープライズAIを実現する」の3点を挙げ、「これらは、企業のCIO(最高情報責任者)にとって大きな関心事であり、当社が支援すべきビジネス領域であると考えている」とした。
「インフラ・モダナイゼーションについては、倉敷中央病院やSTNet、東海理化など、すでに多くの顧客企業を支援してきた実績がある。今年3月には、日本取引所グループのパートナー報告会で、『Nutanix AHV』へのスムーズな移行と安定した保守運用に関する取り組みが高く評価され、表彰を受けた。また本日付で、顧客企業であるJR北海道とTISから最新の導入事例についてプレスリリースが発表された」と、インフラ・モダナイゼーション領域における活動状況を紹介した。
アプリケーション・モダナイゼーション領域の新たな取り組みとしては、クラウドネイティブアプリのプラットフォーム統合を支援する「Nutanix Kubernetes Platform コンサルティングサービス」を提供開始することを発表。「このサービスは、クラウドネイティブのモダンアプリ開発およびライフサイクル管理を目指している顧客企業への技術支援を推進するため、日本独自のサービスメニューとして展開するもの。クラウドネイティブの多種多様な顧客環境への導入支援を行うとともに、国内の顧客企業の要望に応える上流(設計)から下流(構築)までのトータルコンサルティングサービスを提供する。さらに、3つ目の注力領域であるNutanix Enterprise AIとの統合環境の実現も支援していく」と説明した。
続いて、米Nutanix プレジデント兼CEOのラジブ・ラマスワミ氏が登壇し、グローバルにおけるビジネス概況およびソリューション戦略について語った。「グローバルでも、日本と同様に『インフラ・モダナイゼーション』、『アプリケーション・モダナイゼーション』、そして『エンタープライズAIの実現』という3つのフェーズが企業のCIOにとっての大きな課題となっている。当社の提供する『Nutanix Cloud Platform』は、アプリやデータ、AIをあらゆる場所で稼働させられる統合プラットフォームであり、3つのフェーズすべての課題を1つのプラットフォームで解決できるソリューションとなっている」とアピールした。
グローバルにおける「Nutanix Cloud Platform」の導入実績としては、「大規模金融サービスプロバイダーが12か月で2万4000VMを移行、フォーチュン500の保険プロバイダーが9か月で1万2000VMを移行、フロリダ州最大の民事訴訟事務所では2週間で100VMを移行した。とくに、この四半期で700以上の新規顧客が加わっており、大手企業から中小企業まで幅広い企業でインフラ・モダナイゼーションが進んでいる」という。また、既存のストレージを継続して使用したいという顧客のニーズに応えるため、「Nutanix Cloud Platform」の新機能として外部ストレージをサポートする機能を追加。まずは「Dell PowerFlex」からサポートを開始している。
アプリケーション・モダナイゼーションでの「Nutanix Cloud Platform」の差別化ポイントとしては、「モダンアプリへのシフトに必要不可欠となっているKubernetesに完全対応しており、オープンAPIでロックインを回避し、仮想マシンとコンテナの両方を稼働できる唯一のクラウドプラットフォームである」ことを強調。また、セキュリティやオブザーバビリティ、ネットワークなど30以上のオープンソースコンポーネントを統合し、ストレージサービスまで含めて提供する点も特徴として挙げた。
エンタープライズAIの実現については、「Kubernetes上で稼働するフルエージェント型モデルのAIプラットフォーム『Nutanix Enterprise AI』を提供するとともに、AIソリューションの構築をシンプル化するパートナーエコシステムを整備している。『Nutanix Enterprise AI』は現在、不正検出や文書検索・分析、コード&コンテンツ生成、カスタマーサポートなど、幅広いユースケースで展開されつつある」と述べていた。
次に、Nutanix 執行役員Field CTO 兼 システムエンジニア統括本部長の荒木裕介氏が、AIのテクノロジートレンドや同社のテクノロジーアップデートについて説明。「これまでのエンタープライズAIは、パブリックデータをベースにした生産性向上が主な目的だった。しかし、今後はAIエージェントを活用した業務連携型AIに進化していくと予測している。これに対して当社では、『Nutanix Unified Storage』など従来のセキュアかつ高性能なデータ基盤に、『Nutanix Enterprise AI』『Nutanix Kubernetes Platform』などを組み合わせ、AIエージェントに対応できる自律分散型のAIプラットフォームの構築を支援していく」との考えを示した。
テクノロジーの最新アップデートとしては、「Nutanix Unified Storage」がNVIDIA GPUストレージソリューションに認定され、MLPerf Storage v1.0のベンチマークテストでは他社製品を大きく引き離してNo,1パフォーマンスを獲得したという。また、同社の国内ディストリビューターであるネットワールドとSB C&Sが「Cloud Native AOS」のEarly Accessを完了し、一般公開後の国内パートナーへの販売サポート体制を準備していることも報告した。
この後、Nutanixのパートナー企業である富士通と、顧客企業であるTISが、それぞれ16日付で発表したNutanixとの新たな取り組みについて紹介した。富士通では、同社の企業向け日本語強化型LLM「Takane」を、「Nutanix Enterprise AI」の認定LLMとして提供開始したことを発表した。
富士通 執行役員専務の古賀一司氏は、「当社とNutanixは2019年から戦略的アライアンスを開始しており、これまでは主にハイパーコンバージドインフラを提供してきた。今回、このアライアンスをAI分野まで拡大し、当社の日本語強化型LLM『Takane』を、『Nutanix Enterprise AI』上で提供開始する。日本語に特化したLLMが『Nutanix Enterprise AI』に対応するのはこれが初となり、日本の商習慣に対応した 高度な生成AI活用を共同で支援していく。また、7月には、『Takane』が搭載可能な『Nutanix Enterprise AI』をマネージドサービスとして提供する予定」と述べた。
「Takane」の強みについて、富士通 グローバルソリューションビジネスグループ クロスインダストリーソリューション事業本部 Digital Shifts事業部 DTXグループ グループ長の高林陽介氏は、「汎用型にはないカスタマイズ性」と「セキュアな環境で学習・稼働が可能」の2点を挙げ、「『Takane』は、カスタマイズが容易な特定業務向けの中規模LLMであり、計算資源の制約が少ない最適なパラメータ数で、業務に必要なタスクを高精度かつ安全に実行することができる。また、顧客企業のニーズにあわせて様々な環境で運用することが可能で、セキュアなオンプレミス環境でも自社専用のLLMを運用することができる。さらに、日本語能力については、Cohere社のCommand R+をもとに、当社が独自に日本語の追加学習を行い、ChatGPT4を上回る日本語能力を発揮する」とアピールした。
TISでは、導入事例として、金融業界向けのクレジットカード基幹システムに、「Nutanix Cloud Platform」を採用したことを発表した。
TIS デジタルイノベーション事業本部 サービスプラットフォーム事業部 副事業部長 兼 サービスプラットフォーム事業推進室長 兼 サービスプラットフォーム第1部長の関雄太氏は、「当社では昨年9月末に、長年稼働していた自社決済サービス基盤の相互利用を目指して、新たなプラットフォームサービスを開始し、このプライベートクラウド基盤として『Nutanix Cloud Platform』を採用した。現在、『Nutanix Cloud Platform』上では、クレジットカードの決済管理、会員管理、ポイント管理などの金融基幹システムを中心に稼働している。今回、Nutanixに移行したことで、維持・運用費の大幅な削減と同時に、最大で4倍のアプリケーション性能向上をバッチ処理で実現し、安定稼働している」と、「Nutanix Cloud Platform」を採用した経緯や導入成果について説明した。
今後の展望としては、さらなるNutanixソフトウェアスタックの拡充やAWSへのシームレスなリソース移動の実現に向けた「Nutanix Cloud Clusters(NC2)」によるBCP対策、レジリエンス強化などを検討しているという。