株式会社NTTデータと株式会社Quollio Technologiesは11日、ソリューションパートナー契約を締結し、国産データカタログ製品「Quollio Data Intelligence Cloud」の提供および活用・定着支援を4月に開始すると発表した。

 Quollioは、日本発のデータカタログソリューションベンダーで、日本特有の業務特性や企業カルチャー・AI活用を前提としたUI/UXや、独自機能を有したSaaS製品を開発・提供している。日本語対応やサポート面も充実しており、顧客のニーズに柔軟に対応できる。

 顧客ごとにカスタマイズ可能なプロパティ設計により、ビジネスメタデータも含めた企業全体の多種多様なメタデータを統合し、アクティブメタデータ管理・ワークフローなどの利用を活性化しつつも、現場の負担を軽減できる機能により、無理なく持続可能なメタデータの運用を実現する。

 データカタログ単体での導入が可能な独立型製品であるとともに、初期導入費用が抑えられており、スモールスタートが可能。これにより、データカタログの導入障壁を下げ、データ活用によるビジネス効果を早期に実感できる。

データドリブン経営実現におけるデータカタログの必要性

 今回のパートナー契約により、NTTデータの持つデータ活用・マネジメントの知見と、Quollioの持つデータカタログ製品を組み合わせ、顧客企業に対して実践的なデータ管理・活用と運用の定着化を支援する。また、NTTデータは、これまで部門横断プロジェクトを上流から下流まで一貫して支援してきた経験を生かし、ビジネスメタデータを活用したデータ活用の構想策定から、導入・定着までを伴走型で支援する。

 顧客の現状を踏まえつつ、あるべき姿や重点事業を見据えた段階的なメタデータの拡張を図り、データ活用による持続的な価値創出と高度化を支援する。

 データカタログの導入によりメタデータ整備が進むことは、AIエージェントを活用した業務実行の速度と質の向上につながると説明。各部門における業務知見やコンテキスト情報といったメタデータを一元的に整備・活用することで、AIエージェントが特定の専門業務のタスクをより精度高く自律的に実行でき、また、AIエージェントの出力精度向上に向けたビジネスメタデータの整備・活用高度化も支援するとしている。

データカタログとAIエージェントの関係性

 両社は今後、AIエージェントの出力精度向上に向けたビジネスメタデータの整備や活用高度化にも積極的に取り組み、データの新たな活用可能性を切り開いていくと説明。また、NTTデータは生成AI活用コンセプト「SmartAgent」の実現に向けて、データカタログ活用を推進していくとしている。



フラッグシティパートナーズ海外不動産投資セミナー 【DMM FX】入金

Source link