金曜日, 5月 23, 2025
ホームニュースPCニュース“NPU”も外付けの時代に?450TOPSを誇る推論特化の「Dell Pro Max Plus」

“NPU”も外付けの時代に?450TOPSを誇る推論特化の「Dell Pro Max Plus」


Qualcommが展示したDellの「Dell Pro Max Plus」

 QualcommはCOMPUTEX TAIPEI 2025で、推論向けボード「Qualcomm AI 100」を搭載した「Dell Pro Max Plus」の展示を行なった。この製品は5月19日の「Dell Technologies World」で発表されたもので、Qualcomm AI 100で450TOPS以上(INT8演算時)のAI推論性能を実現しているという。

450TOPSの「Qualcomm AI 100」を搭載しAI推論に特化した「Dell Pro Max Plus」

Dell Pro Max Plusに搭載されているQualcomm AI 100

 今回Qualcommが同社のデモ会場で展示したのは、Dellの「Dell Pro Max Plus」だ。「Dell AI Factory」というAIを実行するハードウェア群の新製品で、推論用の高速な処理を行なえるコンピュータと言える。Qualcommの外付けNPU(dNPU)となるQualcomm AI 100を内蔵していることが特徴となる。

Qualcomm AI 100のスペック

 Qualcomm AI 100は、1つのシリコンで16基のAIコアを備えている外付NPUを2つ搭載しており、1つのNPUに32GBで合計64GBのDRAM(270GB/sのメモリ帯域)が積まれている。これにより、INT8による演算時で450TOPS以上のAI推論性能を実現している。

 ただし、消費電力はボード全体で80Wに達しており、性能は高いが消費電力が外付GPU並みということになる。つまり、外付GPUを搭載してAIにも活用するという発想ではなくて、最初からAI推論に特化して外付NPUを採用した製品ということになる。

 ノートPCのスペックなどは発表されていないが、CPUはx86プロセッサとのことで、Snapdragon XシリーズのようなArmではないという。ワークステーション向けのプロ用ソフトウェアではArmネイティブ版がないものが多くを占めるからだろう。Dellによれば年内に提供開始予定とのことだ





続きを見る


🧠 編集部の感想:
「Dell Pro Max Plus」の登場は、外付けNPUの新たな可能性を示しています。450TOPSのAI推論性能は、特にデータセンターや研究開発において強力な武器になるでしょう。しかし、80Wの消費電力は課題であり、効率的な運用方法が求められます。

Views: 0

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

- Advertisment -

インモビ転職