Notion Mailがついに一般公開され、Gmailアカウントを持っている人なら誰でも使えるようになりました。そして、それはまさに「Notionらしさ」が詰まったサービス。
Notion Mailは、標準のNotionアプリのようにミニマルなメールアプリです。
何か革命的なことをしようとしているわけではありません。AIによる要約もなければ、Superhumanのような複雑な分割ビューもありません。ただ、あなたの好みに合わせて整理されたメールを表示してくれます。
とはいえ、すぐにNotion Mailに乗り換えられるかはどうかは別の話として、「Notionの哲学」をメールに応用するとはどういうことなのでしょうか? そして、それは乗り換えようと思えるほど魅力的なものなのでしょうか?
現在、Notion Mailはウェブ版とMac版でしか利用できず、対応しているのはOutlookや企業用メールを除き、Gmailアカウントのみ。
Notion MailのiOSアプリは現在開発中で、Androidアプリも2025年にリリース予定。しかし、Windows用のアプリは計画されている様子はありません。
Notionユーザーならすぐに慣れるはず

まず、Notion Mailの見た目と使い方について説明します。
Notion Mailは、Notionでおなじみの控えめな黒と白のデザイン。ボタンは灰色で、最近のAIアプリによく見られるパステルカラーやレインボーのグラデーションは一切使われていません。
言い換えれば、「15年前のGmailのような感じ」を現代的に進化させたようなデザインです。
ビューを一覧できるサイドバーがあり、その横にはメールのリストが表示されている程度のデザインで、非常にシンプル。
しかし、Notionらしく便利なコマンドパレット(Command+K)も備わっており、キーボード操作だけでメールを作成したり、さまざまな操作ができます。

キーボードショートカットにも対応しており、マークダウンにも対応するため、長文メールの書式設定がとても簡単(これはGmailやほかの主要なメールアプリにはない特徴です)。
Notion AIは文章作成ボックスにも統合されており、テキストを強調表示して文章を改善したり、プロンプトを使ってメールを作成したりすることができます。
連携機能として、メールに返信するのを忘れないようにリマインダーを設定することも可能。また、Notionカレンダーを統合することで、簡単に自分の空いている時間を表示することができます。
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