火曜日, 4月 29, 2025
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Nintendo Switch 2の実機に触ってきた!グラフィック、Joy-Conの新機能、本体の仕上がりなどのファーストインプレッション


数年にわたる憶測、数カ月にわたるリーク、そして正式発表からの数週間を経て、Nintendo Switch 2の価格と発売日がついに発表された。IGNではさっそく、実機を手にとってプレイした。Switch 2の仕上がり、画面、マウス操作など、我々が受けた第一印象をぜひチェックしてほしい。IGN USのブライアンとローガンがSwitch 2に触れる機会に恵まれたので、対談形式で2人の感想をお届けしたい。

ディスプレイは現行の有機ELモデルと比較してどうなのか

ブライアン:まず、Switch 2のディスプレイから話を始めよう。なんといってもいちばん見る機会が多い部分だからね。現行のSwitchと違って、Switch 2は、少なくとも発売時には有機ELモデルの選択肢がない(ちょっと残念ではあるよね!)。ただ、これは任天堂が発売時のコストを抑えて、数年後に有機ELのSwitch 2にアップグレードさせることを狙っているんじゃないかとも思うし、今のところはまだ納得できる。Switch 2は携帯モードでも1080pの画面を備えていて、初代Switchの720p・非有機ELの画面よりもはるかによく見える。色も鮮やかで生き生きとしている。僕たちがプレイしたゲームのほとんどは携帯モードでもスムーズに動作し、フレームレートも安定していたから、まずまず大丈夫といったところだろう。

さらに、Switch 2はドックを使ってディスプレイに接続すると、最大4Kでの映像出力が可能だ。一部のゲームでは最大120fpsに対応する(ただし両者を同時に実現することはできない)ので、どちらにしてもより美しいグラフィックでゲームをプレイできるし、現行のSwitch向けソフトには、グラフィックのアップグレードに対応するものもある。有機ELの画面がほしくなるだろうなと思ってプレビューに参加したが、結果的にはSwitch 2の液晶画面に大満足で会場を後にすることができた。ここは安心してほしいところ。

ローガン:もっと素晴らしいことに、ドックに接続してプレイしたゲームは、テレビでも素晴らしい画質だった。これは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』、「ティアーズ オブ ザ キングダム」、『メトロイドプライム4 ビヨンド』といったSwitch向けタイトルの「Nintendo Switch 2 Edition」についても同様だ。「ブレス オブ ザ ワイルド」でリンクがあらゆるものに火を放ったときなど、初代Switchでは本体まで火を吹きそうなほど負荷がかかるような場面でも、動作の遅延はまったく感じられなかった。「ブレス オブ ザ ワイルド」を発売当時にこの状態でプレイしたかった、と思ったほどだ。

Switch 2のドックにはファンが内蔵されているので、TVモードでも本体を冷却し、パフォーマンスを保つことができるはず。『マリオカート ワールド』『ドンキーコング バナンザ』のようなSwitch 2専用ゲームもきれいで、どちらのタイトルも、任天堂のタイムレスなアートディレクションが新しいハードウェアで素晴らしく動作することを見せつけていると感じた。公称のバッテリー持続時間(2〜6.5時間)については少し心配もあるが、携帯モードでのパフォーマンスがこれほど優れていることを考えれば、この数字にも納得といったところだろう。

とはいえ、実際に製品版のゲームを長時間プレイしてみないと、確信を持って言いづらいところではある。一方で、Switch 2の発売日までにまず変わらないと思われるのは、本体のデザインだ。それについて話をしよう。

ブライアン:僕が初代Switchでいちばん気になっていたのは、その作りだった。Joy-Conのドリフトは別にしても、本体そのものがたまにぐらぐらする感じがあった。本体にJoy-Conなどを取り付けてもどこかゆるい感じがして、スタンドは頼りなく、ドックで画面に傷がついたこともある。でも今のところ、Switch 2ではこれらがすべて大きく改善したように思える。全体的により頑丈になっていて、初代Switchにあった「高価なおもちゃ」みたいな感じが薄れた。人間工学に基づいたデザインも洗練されているし、Joy-Conがぐらつくこともない。ほどよい重さがありながら、Steam Deckと比べると(これは実際にやってみた)、より軽く、かさばらないといった印象だ。

スティック、トリガー、ボタンの感触も素晴らしい。素早い横スクロールゲームやクラシックな格闘ゲームといった2Dタイトルをプレイする機会はなかったけれど、Switch 2の方向キーはそうしたゲームにも向いているんじゃないかと思った。ボタンは初代Switchと同じように心地よいクリック感があるが、若干やわらかく、少し大きくなっている。これは間違いなく、現行機よりも高い年齢層をターゲットにしたゲーム機だ。値段が高いからというだけではない。Switch 2には、任天堂がいつも用意しているような子供向けの楽しいカラーバリエーションもなく、Joy-Con 2の内側に落ち着いた差し色が施されているくらいだ。

ローガン:Joy-Con 2について言えば、スティックはスムーズで心地よい操作感だけれど、任天堂はこれがいわゆる「ホール効果ジョイスティック」なのかどうかをまだ明かしていない。これに関してはNintendo Directでも説明がなかったのでちょっと不満だった。おそらく、今回はJoy-Conのドリフトを防ぐためにあらゆる手が尽くされていると思うけど、プレイヤーが実際にSwitch 2を使い込んでコントローラーが摩耗するまでは、マリオが少しずつ左に向かって歩き出さないとも限らない。

ただ全体として、Joy-Con 2は見た目も使い心地もより良くなっているし、着脱感も素晴らしく、とても満足度が高い。ブライアンと僕は交代で、Joy-ConをSwitch 2本体に何十回も付けたり外したりしてみた。たぶんちょっとやばい奴らだと思われただろう。でも、これは本当に目に見える改善だと感じられた。「Joy-Conを磁石で取り付ける」と最初に聞いたときはかなり頼りなく思えたけれど、実際に触ってみた印象はその正反対だ。

また、特定のゲームはマウス操作に対応していて、これも驚くほどうまく機能している。特に、L/Rボタンをマウスのように「クリック」したときのハプティックフィードバックは素晴らしい。一部のゲームでは、横向きにしたJoy-Conを平らな面でドラッグすると、まるでPCのマウスのように操作することができる。これは「奇妙で、革新的で、とても楽しい」という、いかにも任天堂らしいデザインだ。「メトロイドプライム4」で照準を合わせたり、「マリオパーティ」で友達とエアホッケーをしたり、奇妙な新作ゲーム『Nintendo Switch 2 のひみつ展』でミニゲームをやってみたりと、いろんな方法でこの操作を試したけど、コントローラーの反応も問題なかった。「メトロイドプライム4」では設定画面を開くことなく、Joy-Conの操作方法をシームレスに切り替えることができ、本作ではマウス操作がかなり人気になるだろうと思った。

ときどき扱いづらく感じる場面もあって、マウスとして使ったときに幅がもう少しあればいいのにと思ったり、親指や人差し指を変な角度にしないとボタンが押しづらいと感じたりすることもあった。ただ、照準の精度が上がったのでこうした点は妥協できる。さらに、Joy-Con 2のストラップには、マウス操作の際に滑りを良くするパーツまで付いている。PCのマウスでいうところの「マウスフィート」にあたる部品だ。正直、この用語も今日初めて知ったんだけど。

Nintendo Switch 2 Joy-Con Mouse Theory Is Looking Pretty Good Right About Now

スタンド、Cボタン、内蔵マイク、アクセサリー

ブライアン:PC用語の話はともかく、Switch 2には、ひと目では気がつかないような新機能もいくつかある。これらはいろいろな場面で活躍することになりそうだ。まず、新しい背面スタンドは、2017年に発売されたSwitchのものより大幅に改善されたと感じる。可動域が広く、ほとんど平らに置くこともできて、すぐに折れてしまいそうな感じもない。個人的には、初代Switchの有機ELモデルに付いていたパネル型のスタンドのほうがやや好みだけど、時間が経てば印象も変わるかもしれない。Joy-Con 2のホームボタン下に追加された「Cボタン」については、今回これを使って何かを起動する機会はなかったけど、「ゲームチャット」などに使える便利な新要素だ。

一方で今回は、5980円(税込)で別売になる「Nintendo Switch 2 カメラ」を使って、「マリオパーティ」のミニゲームをいくつかプレイしてみた。すると画面には僕らの姿が映って、ワープ土管に入れられた。背景はまるでZoomの通話画面みたいにトリミングされるけど、Zoomで上司に怒られる代わりに、クッパが火を吹いてきた。ちなみに、ゲーム機本体やソフトに加えて新しいカメラまで買いたくないという人のために言っておくと、Switch 2ではサードパーティー製のUSBカメラもサポートされるらしい。

ローガン:でもブライアンはカメラも買うでしょ? それから、Switch 2の内蔵マイクは今回、「マリオパーティ」で誰がいちばんでかい声を出せるかというゲームでしか試す機会がなかった。だけど本来なら、ソファに座って友達とカジュアルにボイスチャットを楽しむとか、もっと普通のことに使うのが理想的だ。また、Nintendo Switch 2 Proコントローラーに新しく追加されたヘッドホンジャックを通じて会話を聞くこともできる。これは、新しいProコントローラーで強化されたと感じる機能のひとつだ。さらに、ほかのゲーム機では一般的になっている機能だけど、背面のGL/GRボタンには好きなボタンを割り当てることが可能だ。今回のプレビューで割り当て機能を使うことはなかったけど、ボタンの押し心地は良かった。

また、Switch 2はamiiboにも対応していて、すでに「ゼルダの伝説」と「ストリートファイター」の新しいamiiboが発表されている。コレクターの人は、amiibo用に3世代目のゲーム機を手に入れる準備をしておこう。

Switch 2に乗り換えたほうがいいの?

ブライアン:Switch 2が全世界で先代の販売台数を超えるかどうかは、なんとも言えないところだ。だいたい3万円という価格設定や、ローンチタイトルにオープンワールドの「ゼルダ」があったこと、ほとんどの人にとって初めて触れるWii Uタイトルの移植版が大量にあったこと、世界的なパンデミックで久々にゲームをするようになった人が多くいたことなど、初代Switchにはたくさんの好条件があった。結果的に、据え置き機としては史上2番目のセールスになったわけだから、これを超えるのは並大抵のことじゃない。最終的には、ソフトのラインアップが安定供給されることがゲーム機の成功につながるけど、報道のような要素も売り上げを大きく左右することになる。それに、自分や子供たちのために新しいゲーム機を衝動買いしたい層や、初代Switchで十分満足している人にとっては、約5万円という価格はちょっと高く感じられるかもしれない。

それでも技術的な面では、Switch 2は先代が抱えていた多くの問題を解決しているといえる。既存のSwitchタイトルのグラフィックが向上するうえ、Switch 2専用のとても楽しい「マリオカート」新作も発売になる。今回本体に触ってみて、今すぐ持ち帰りたい気分になった。僕は長年の任天堂ファンだから、どのみち初日に買うことになるだろうけど、この先何年もSwitch 2でゲームをプレイして、一緒に旅をしたいと思えた。

ローガン:価格設定にも表れているとおり、Switch 2は初代より高級になったといえる。また、素晴らしいものをさらに改良した製品でありながら、マウス操作など、クールな新機能も多く搭載している。僕らはもちろん初日にSwitch 2を買うつもりだけど、今回実際に触ってみてすごく気に入った。ただ正直に言うと、任天堂のゲーム機が450ドルで「マリオカート」が80ドルというのが受け入れられるかどうかについては、若干の心配もある(訳注:なお、日本語・国内専用のNintendo Switch 2の希望小売価格は税込4万9980円、『マリオカート ワールド』の日本国内における希望小売価格はパッケージ版が税込9980円、ダウンロード版が税込8980円)。昔からファミリー層や子供たちをターゲットにしてきた企業にとって、これは大きな要求だし、コスト面で敷居が高くなることは、Switch 2が先代のような成功を収めることを阻むのではないかと思える。

とはいえ、思い切って買おうと決めた人は、初代Switchを大きく改善し、さらに楽しい機能もいろいろ追加した素晴らしいゲーム機を手にすることになるだろう。Nintendo Switch 2は2025年6月5日に発売される。IGNでは、『マリオカート ワールド』『ドンキーコング バナンザ』のプレビューなど、Switch 2の情報を続々とお届けしていくので忘れずにチェックしてほしい。ここまで読んでくれてありがとう!

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