New Relic Now Live Tokyoが2025年5月13日に虎ノ門ヒルズにて開催され、大盛況のうちに幕を下ろしました!イベントの模様をお届けします。
New Relic Now Liveとは、New Relicの戦略やビジョン、大型の機能アップデートをお届けするNew Relic主催のイベントです。お客様の最新の活用事例紹介やブレイクアウトセッション、展示/デモなども同時に行われ最新の情報をキャッチアップできるイベントとなっています。
2025年は虎ノ門ヒルズフォーラムで開催され、定員を大幅に超える300名近くのユーザー様にご参加いただき大変な盛り上がりを見せました。
今回のNew Relic Now Liveでは盛りだくさんのコンテンツが提供されました。ここではそのうちいくつかをピックアップして簡単にご紹介します。
基調講演
New Relic CTO松本が、Observability 1.0から2.0へ、さらにAIを軸とした3.0への変革とビジョンについて講演しました。また、そのビジョンの実現に向け、新たにリリースされた20近くの新機能を紹介しました。
お客様登壇
New Relicをご利用いただいているAbemaTV様、朝日新聞社様より講演いただきました。
AbemaTV様からは大規模配信を見据えて行われた負荷対策とSLI/SLOの実践についてお話しいただきました。モニタリングや障害対応に関して抱えられていた問題への取り組みが非常に参考になります。
朝日新聞社様からは、モバイルアプリのリニューアルに伴う内製化やマイクロサービス化の取り組みと、オブザーバビリティによる改善サイクル高速化の事例が紹介されました。マイクロサービス化されたアプリケーションの品質をどう上げていくかのヒントが多く含まれていました。
二社ともにSLI/SLOを実践し、ユーザーファーストでサービスの品質を観測・改善されていたというところが共通していました。デジタルがビジネスの中核になっている昨今ユーザー体験の重要さを物語っています。
ブレイクアウトセッション
New Relic社員より、3つのテーマで新機能を絡めながら講演を行いました。
ユーザのデジタル体験を先回りして改善
New Relic 上席エヴァンジェリスト 清水より、ビジネスにおいて重要性を増すデジタル体験を先回りして改善するための4ステップと、その実現を加速する新機能をご紹介しました。
AIを活用してユーザー体験の問題点を把握し改善することを可能にするEngagement Intelligenceや、チームをまたがって構成されるアプリケーションとその健全性を効率的に把握・改善するためのService Architecture Intelligenceなど、より良いユーザー体験を実現する新機能が多く発表されています。
ビジネスの成長を支えるモダンインフラの実現
New Relic 技術統括コンサルティング部 担当部長 会澤より、オブザーバビリティの向上を企業で促進するために必要となる組織的なアプローチのポイント、およびそれを実現する新機能を紹介しました。
大規模なシステムになるほど大変になる計装やエージェントの管理を効率化するPipeline Control/Fleet Control、クラウドコストの適正化に寄与するCloud Cost Intelligenceなど、組織全体での導入ハードルを下げる新機能が発表されています。
また、ダッシュボードの公開機能であるPublic Dashboardをライブで来場者と試すエクサイティングな試みも行われました。
AIがもたらす次世代の開発・運用
New Relic 技術統括 コンサルティング部 部長の瀬戸島より、AIのトレンドの変遷と最新動向や顧客課題と、それに対するNew Relicの取り組みを解説しました。
従前、生成AIを活用した運用監視の効率化を行うNew Relic AI、生成AIを組み込んだアプリケーションのオブザーバビリティを向上するAI Monitoringをリリースしてきましたが、今まさにホットな話題はAgentic AIで。ServiceNowやGithubのAIエージェントとNew RelicのAIエージェントが連携することで、各種ツールやサービスからNew RelicのデータとAIを活用したタスクの遂行を可能にするAgentic Inegrationや、企業が持つデータソースをRAGとして活用することでインシデントの対応を効率化することもできるResponse Intelligenceなどの新機能を発表しています。
デモ/展示ブースではNew Relicのコンサルタントやテクニカルサポートが、来場者へ新機能のデモを実演したり、ざっくばらんにご相談をいただきました。
講演が並行して行われていたもののブースへの足も途絶えることなく、新機能への注目度の高さが伺えました。また、活用に関してお悩みのことは引き続きサポートしていきます!
新機能に関しては、クラウドコストの最適化に寄与するCloud Cost Intelligenceや、セキュリティ脆弱性の管理機能であるSecurity RX、ダッシュボード公開機能であるPublic Dashboardなどへの質問が多くあり、関心の高さが伺えました。
Reli-Birdは、鳥が障害物の間を通り抜け続けるシンプルなゲームである「Flappy Bird」のNew Relicバージョンです。来場者にスコアを競っていただき、スコア上位者は豪華?賞品がもらえるプレゼント企画です。
当日13:00-20:00の7時間だけで2100回以上もプレーされたようです。スゴイ!
ちなみに、Reli-Birdのシステム自体もNew Relicで監視していています。どこかでお披露目できれば。
もはやNew Relic主催イベントの定番となっていると言っても過言ではない、プロカメラマンによる写真撮影コーナーです。プロフィールの写真や登壇時の自己紹介スライドにも使えるので人気があります。
今回も受付後真っ先に「写真取ります!」という人がいて面白かったです。
会の最後は歓談タイムです。ドリンク&軽食を摂取しながらお客様同士、お客様とNew Relic社員が和気藹々と会話されていました。ひとえに日頃から良い関係性を構築させていただいているからだと思います。改めてありがとうございます。
今回のNew Relic Now Live Tokyoでは、2月の弊社イベントNew Relic Now+で発表されたビジョンや新機能を中心に共有しました。お忙しい中でご参加いただきありがとうございました。少しでもお持ち帰りいただけるものがあったのであれば幸いです。
次回の開催は未定ですが、もし開催されるようであればぜひご参加ください!
なお、今回のイベントご紹介した新機能のうち、以下の新機能については既にGAされています。
また、以下の機能については現在Public Preview中ですが、画面から有効化することが可能なので是非お試しください!
New Relicでは、新しい機能やその活用方法について、QiitaやXで発信しています!
無料でアカウント作成も可能なのでぜひお試しください!
New Relic株式会社のX(旧Twitter) や Qiita Organizationでは、
新機能を含む活用方法を公開していますので、ぜひフォローをお願いします。
Views: 0