日曜日, 6月 8, 2025
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Nao’ymt「End of the World」を語るSho Orihira

🧠 概要:

概要

Nao’ymtの楽曲「End of the World」について、Sho Orihiraがその世界観、メッセージ、情景描写などを深掘りしながら解説している記事です。この楽曲は強いエフェクトと力強い歌声で始まり、終末的なテーマと人間の葛藤を描いています。

要約

  • 壮大なエフェクト: 力強い歌声で始まり、終末感を漂わせる。
  • 世界の正しさを問い: 英語詞での葛藤がメインテーマ。人々の不満と疑問が表現されている。
  • 情景描写: 孤独感を伴う景色が描かれ、主人公の心境が反映されている。
  • 新たな始まり: 終わりから新たなスタートへとシフトするメッセージが込められている。
  • 総括: 終わりは始まりの第一歩であり、リスナーに聴いてほしい情熱が感じられる。

Nao'ymt「End of the World」を語るSho Orihira

1.壮大なエフェクトが繰り出す世界観

「End of the world」は、いきなり強いエフェクトのかかった、力強い歌声で楽曲がスタートします。

黒ずんだ太陽
ノイズまみれの細胞
清きを守れぬ恥を
捕食するパラサイト

どこか終末にワープしたかのような、没入感に駆られます。

この部分はリリース前(年末くらい)からNaoさんのInstagramでちょい出しされていて、元旦からすごいパワーのある楽曲が来る!とワクワクしていました。

2.世界の正しさを問うフレーズ

次のVerseでは、英語詞での葛藤が綴られます。
個人的にはここのパートが「End of the world」の代表的なフレーズだと感じています。

Is this truly the world we’ ve always dreamed of?
In this broken system can you still feel love?
Is this the dawn we’ve been waiting for all night?
Caught in the rapids, we gave up the fight

これは、本当に私たちが夢見てきた世界なのだろうか?
この壊れたシステムの渦中で、あなたはまだ愛を感じられるか?
これは、私たちが一晩中待ち望んでいた夜明けなのだろうか?
激流に巻き込まれ、私達は戦いを諦めた。

、、、

世の中に対する不満、これは本当に望んだ世界なのか?
この楽曲が描いているのは終末だと思いますが、どこか今の世の中で、人々が世界に対して抱いている疑問に共感させる歌詞であるようにも感じます。

Naoさんが三浦大知さんに提供した「球体」というアルバムの「飛行船」という楽曲の

「未だに消えない疑問点が 
裾つかむ これは必要なことなのか」

というフレーズを思い出しました。
楽曲のテーマは違えど、多少リンクしている点もあるかもしれませんね。

3.「しっしっ」

力強いメッセージの後は、情景描写のフレーズが続きます。

夜を告げるカンパネラ
無防備で雨風
救いの戸を叩けば
しっしっ
追い返され
開いた手のひらに残る爪痕
残る爪痕
崩れれば
瓦礫の中
心が見つかる
泥をまとう
白い鳥が
種を運ぶ

カンパネラはイタリア語で「鐘」を意味します🔔
個人的には「しっしっ」がめちゃめちゃ好きですね。聴いてて気持ちいいです。

このリリックからはどこか孤独感が感じられ、雨に打たれ、泥だらけで1人で彷徨う主人公の姿が浮かんできます。
ここで再度、英語詞が登場します。

From the ashes where we lie
Beginnings start to rise
Seek the light we knew inside
At the end of the world
End of the world
End of the world


灰の中から
始まりが甦る
内なる光を求めて
世界の終わりに
世界の終わり
世界の終わり

先程の孤独感から、何かが生まれる方向にシフトし始めた感じがします。世界の「終わり」から「始まる」何か。

4.さあここから「始めよう」

最後のVerse。ドラムのペースも上がり、ハイペースに歌い上げるフレーズに変わっていきます。

さあここから始めよう
振り回す正義を
吸い込んではむせる人たちよさようなら
さあここから始めよう
取り払うバリケード
In the deep and darkened depths of water
We grow even stronger
In the deep and darkened depths of water
We grow even stronger

終わりを迎えた世界を捨て、新たな世界を始めよう、というイメージでしょうか。
主人公が世界を作るために立ち上がる姿が想像できます。
1月1日という、2025年の始まりに、力を感じるこのフレーズ。。。かっこいいですね。

おわりに:「終わりは始まり」

以上、Nao’ymtさんの1月の曲、End of the worldを語りました。終わりは始まりへの第一歩でもあるのだな、と感じられる一曲でした!

まだ聴いたことのない方は、ぜひ聴いてみてください🎧

Nao’ymt25周年プロジェクトの楽曲たち

今回のシリーズ、アートワークもすごく素敵ですね。

それでは!