バンド「Mrs. GREEN APPLE」が7月26、27日に横浜の山下ふ頭で行った10周年記念の野外ライブが、騒音問題を引き起こしたとして話題になっている。会場から直線距離で約20キロメートル離れている蒲田などでも聞こえたというから相当である。(フリーライター 武藤弘樹)
バンドとイベントの両運営から謝罪
ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」(以下、ミセス)の2日間の野外ライブが終わった翌日の7月28日に、所属事務所のユニバーサルミュージック公式サイトにて騒音に関するお詫びが、さらに翌日の29日にはイベント会社のSOGO TOKYO公式サイトでも同文のお詫びが掲載された。
要約すると、うるさくて申し訳なかった、法令等の音量基準には準拠したし、客席の配置なども騒音を起こしにくいように工夫したが、当日想定以上に風が強くて音が広がってしまったようで、再発防止に努めます、といった内容である。
違うサイトなのにまったく同じ文章というのはコピペにも見え、少し自分の言葉を使った方が誠意を演出できるのにと思えたが、とにかくバンド運営側とイベント運営側の2方向からお詫びはあったわけである。
この件がまだくすぶっているのは、SNSでユーザー間でのバチバチしたやり取りがあるのと、「運営は1日目の苦情を受けたのに2日目も対策を講じずにやったのか」というところに批判できる隙があるからである。
ただ、「またミセスが…」と言われるほどミセス自体に非があるとは個人的にはあまり思えていない。
🧠 編集部の感想:
「Mrs. GREEN APPLE」の野外ライブでの騒音問題は、運営の準備不足が浮き彫りになった事例ですね。ファンの楽しみを優先するあまり、周辺住民への配慮が欠けていたのは残念です。運営側の誠意ある謝罪は評価しますが、再発防止策にはさらなる工夫が必要でしょう。
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