🧠 概要:
概要
moilaの新曲「thunder」は、明るい別れをテーマにした楽曲で、自己解放を促す深いメッセージが込められています。感情の「保留」というスタートから、決断の音としての雷鳴が象徴的に描かれています。
要約(箇条書き)
- 楽曲のテーマ: 明るい別れと自己解放。
- 歌詞の一部: 歌では、雨を待つ気持ちとともに「嵐を待っていた」と表現される。
- サビのメッセージ: 責任を引き受けることで物語を終わらせる覚悟が示され、「私が悪かった」という後悔ではない。
- 愛の終わり: 愛を一つの季節として捉え、悲劇ではなく自然な流れとして表現。
- 雷鳴の象徴性: 終盤の雷鳴は、孤独ではなく、新たな始まりの音として響く。
- エモーショナルな核心: 二人でいた時から自分の心に雷鳴を迎える決断へと変化する。
- 音楽の特徴: 繊細で冷たい音色の中に、内面的な揺らぎや痛みが響く。
- 全体の印象: moilaの情緒の振れ幅を強く感じる作品として、特に印象に残る楽曲。
moilaプロデューサーkengoとは、事前に話していなくてもなんとなく曲のイメージがいつもマッチしていることが多いです。
今回も、二人が想像していたのは「明るい別れ」。
“And we were in the rain hoping it will pass”
「ぼくらはまた雨の中 過ぎ去るのをただ待っていた」
「thunder」moila
この曲の始まりは、感情の「保留」から始まります。きっと雨はすぐに止んで晴れる、という希望を語っているようで。
でも本当に待っていたものは、
“All I want was thunder”
「ただ嵐を待っていた」
「thunder」moila
全てを変えるような衝撃であり、決断の音。
🌧 “Blame it all on me”=自己犠牲ではなく、解放
“Blame it all on me / cause nothing’s really left for us to see”
「全部背負うよ / もう二人がみるものは何もないから」
サビで歌われるのは、責任を引き受けることで、物語を終わらせる覚悟。
「ごめんね」とか「私が悪かった」という気持ちではないのがある意味前向きな歌詞になったのかな。
“It was one kind of a love / and one kind of a season”
「確かに一つの愛で、一つの季節が過ぎ去っただけさ」
悲劇ではなく、一つの季節としての愛の終わり。だからこそ後悔はなくて、そこに残るのはただ雷鳴だけ。
そんな表現にしてみました。
✨ 最後の“thunder”は、孤独じゃない音
終盤でリフレインされる雨と雷鳴の描写。
でもそれが終わりではなく、始まりの音として響いています。
“There’s nothing left for us to hear / There’s only thunder”
「二人では見ることも聴くこともない / ずっと待ち望んでたんだ / 今はただそこに響く 雷鳴」
雨が止むのを待っていた二人から、
雷鳴を自ら迎える「わたし」へ。
それが、この曲のエモーショナルな核心。
🎧 “静かな決断”を、雷鳴として描いた曲。
誰かの傘でい続けるのをやめて、
自分の心の空に、雷鳴を鳴らす。
「私が私でいることを選ぶ」ための音。
音は一貫して繊細で、どこか冷たい。
でもその中には、確かに熱があって、言葉では言い表しきれない揺らぎや痛みのようなものが、
滲むように響いてくる。
“thunder”は、外ではなく内側で鳴る雷。耳で聴くというより、心の中で響く曲。moilaの中でも特に“情緒の振れ幅”を感じる作品として、
強く印象に残る一曲なのではないでしょうか。
▶︎「thunder」歌詞&和訳◀︎
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▶︎ ミラ初EP「No Way Out」◀︎
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