月曜日, 5月 5, 2025
ホームニューステックニュースMicrosoft FY25 第3四半期 決算説明会 全貌

Microsoft FY25 第3四半期 決算説明会 全貌



Microsoft の決算説明会の各種内容を興味ある部分を中心に読み進めてみました。
そして、興味のある順にまとめています。

https://www.microsoft.com/en-us/investor/earnings/fy-2025-q3/press-release-webcast

Microsoft FY25 第3四半期 決算説明会の中で言及された主なデータポイントをカテゴリごとにみてみました。

📊 全社業績・財務指標

指標 備考
売上高 $70.1B 前年比 +13%(定額通貨ベース +15%)
営業利益 N/A +16%(定額通貨ベース +19%)
EPS(1株あたり利益) $3.46 +18%(定額通貨ベース +19%)
営業キャッシュフロー $37B +16%
フリーキャッシュフロー $20.3B
CapEx(資本的支出) $21.4B 若干低調、AI/クラウド中心
RPO(残存パフォーマンス義務) $315B +34%、うち40%は12ヶ月以内に収益化
配当+自社株買い $9.7B 前年比 +15%
Microsoft Cloud 売上 $42.4B 前年比 +20%、定額通貨ベース +22%
Microsoft Cloud 粗利率 69% -3pt(AIインフラ拡大影響)

☁️ クラウド・インフラ・AI

指標 備考
DC新規開設国数 10か国・4大陸 今四半期のみ
GPU調達リードタイム短縮 -20% 供給改善
AI性能向上(同電力比) +30% blended fleet
トークン処理単価 50%以上削減
処理トークン数(四半期) 100兆トークン YoY 5倍
Foundry導入企業数 70,000社以上 AIアプリ工場
FoundryのPhiダウンロード数 38M回以上 モデルシリーズ
Agent Service利用組織数 10,000以上 初の4ヶ月で

📦 データ & 分析

指標 備考
PostgreSQL on Azure 導入 Fortune 500の約60% BMW、BNY Mellonなども使用
Cosmos DB 成長 YoY加速 CarMax, DocuSign など導入
Microsoft Fabric 有料顧客数 21,000社以上 YoY +80%
Fabricでリアルタイム分析利用 顧客の40% GAから5ヶ月で
OneLakeデータ量成長 +6倍以上(過去1年で) Microsoft Fabric基盤

👨‍💻 開発者・Copilot関連

指標 備考
GitHub Copilot ユーザー数 15M以上 YoY +4倍
Power Platform MAU 56M YoY +27%
コードレビュー済PR数 800万件以上 Code Review Agentによる
Visual Studio & VS Code MAU 50M以上 世界で最も人気の開発環境

👔 Microsoft 365 & Copilot

指標 備考
M365 商用シート数 430M以上 YoY +7%
M365 Consumer サブスクリプション 87.7M YoY +9%
Copilot 導入顧客数 数十万社 YoY +3倍
Copilot Studio 導入組織数 230,000以上 Fortune 500の90%が使用
SharePoint/Copilot Studioで作成されたエージェント 100万以上 前四半期比 +130%

🧭 Dynamics・業界別導入

項目 備考
Dynamics 365 売上成長 YoY +16%(定額通貨ベース +18%)
Dragon Copilot文書化件数(医療) 9.5M QoQ +50%

💻 Windows・検索・ゲーム

指標 備考
Windows 11 商用導入成長 YoY +75% Win10 EOSを控え
Bing/Edge 検索広告 ex-TAC 成長 YoY +21%(定額通貨 +23%)
ゲームMAU(全デバイス合計) 500M超
PC Game Pass 売上成長 YoY +45%
クラウドゲーミング総プレイ時間 150M時間以上 初めて突破
Minecraft Movie 公開後の週次アクティブユーザー +75%以上YoY増 映画公開効果

🔐 セキュリティ & ID管理

指標 備考
セキュリティ顧客数 1.4M社以上 90万社が4+ワークロード使用
Entra(月間アクティブユーザー) 900M+ IDプラットフォーム
脅威シグナル数(1日) 84兆 Security Copilotの学習データ

💼 LinkedIn・広告関連

指標 備考
LinkedIn 総ユーザー数 1B人以上 二桁成長を継続
LinkedIn Premium Pages 成長 QoQ +75%以上 SMB向け
動画視聴時間 YoY +36%
コメント数 YoY +32%
AIコーチング機能使用ユーザー数 QoQ 2倍以上 スキル習得支援
広告売上(Bing, Edgeなど含む) 過去12ヶ月で$20B超

やはり面白いのは、このQ&Aではないでしょうか?
Microsoft決算発表会におけるQ&Aの内容もまとめてみました。

質問 1: Morgan Stanley (データセンター戦略 / GPU 供給リスク)

KEITH WEISS

素晴らしい決算ですね。厳しい環境が続く中で、これほどの結果を残すのは本当に印象的です。
最近、メディアや報道で「マイクロソフトがデータセンターへのコミットメントを見直している」といった話が出ています。しかし、AI 需要は非常に強く、供給が需要に追いつかないともおっしゃっています。
データセンター戦略でどのような変化があったのでしょうか?
また、サティアが「将来的には GPU の供給過剰リスクがあるかもしれない」 と言及していましたが、その点についてもう少し詳しく伺えますか?現在のデータセンター戦略にどの程度織り込んでいるのでしょうか?

回答: Satya Nadella

まずありがとう、Keith。私たちは過去 10~15 年にわたり、データセンターの建設かリースか、どのペースで進めるか、といった調整を継続的に行ってきました。
ただ、最近は四半期単位で私たちの動向が注目されるようになっているだけです。

将来のワークロード需要を見据えて、建設やリースの形態を柔軟に最適化していく必要があります。需要の形状だけでなく、立地の問題や、前処理や推論(推論時の計算量) が増すなど、AI ならではの負荷特性も考慮が必要です。

さらに、ムーアの法則だけでなく、ソフトウェア、モデル アーキテクチャ、アプリケーション効率といった複数の要素が複合的に進化することで、全体の S 字カーブ が形作られています。

今期に関しては、私たちが求めるペースでリースなり建設なりを行うために、特定の地域では「必要な電力(パワー)が不足しそう」な状態です。ただし、世界的に一律で不足しているわけではありません。そうした形で計画を実行しています。

回答: Amy Hood

サティアの説明を補足しますと、データセンター関連の意思決定はリードタイムが非常に長いです。土地を取得して建設に入るまで 5~7 年、あるいは 2~3 年かかるケースもあるので、その間も需要カーブを見ながらバランスを取っています。

「電力が足りない」というのは 「データセンター用のスペースが足りない」 と表現しているようなものですね。今期は需要が伸びた影響もあり、完全に供給が需要に追いつくのは当初の想定より遅れそうです。
しかし、これは需要が堅調である証左でもありますし、チームも前倒しで追加スペースを準備するなど、効率化に力を入れています。

質問 2: Jefferies (クラウド移行加速)

BRENT THILL

サティア、「クラウド移行の需要が加速している」 とのことですが、もう少し詳しく教えていただけますか?

回答: Satya Nadella

ありがとう、Brent。クラウドには大きく 3 つの動きがあります。しかも同時進行かつ相互に関連しています。

  1. クラシックな移行

    • いわゆる SQL や Windows Server の移行。クラウドの効率性も相まって、再度データセンター移行の波が来ていると感じます。
  2. データの成長

    • PostgreSQL や Cosmos DB、Microsoft Fabric などの利用拡大。Databricks や Snowflake のような外部サービスも Azure 上で成長しています。
  3. クラウドネイティブの成長

    • AI 以前の段階でも、クラウドネイティブなプレイヤーのコンピュート消費は引き続き健全に伸びています。
      そして AI ワークロード が加わる。ChatGPT のような AI アプリケーションも裏では Cosmos DB やストレージ、ネットワークといった非 AI リソースを大量に使います。

一歩引いて見ると、Azure という私たちの最大のインフラ事業が、次の大きなプラットフォームシフト(AI)を支えている構図です。以前のように「プラットフォームが一新されてすべて作り直し」というわけではありません。

このように、Azure が引き続き成長し、その上で AI による新たな需要を取り込むという、好循環に入っていると思います。

質問 3: Bernstein (リセッション時の安定性)

MARK MOERDLER

マイクロソフトは以前のリセッション期とはまったく異なるビジネス構造をしています。
万が一リセッションが起きた場合、マイクロソフトの売上や安定性への影響はどう考えますか?早い段階で影響が出るのか、それとも遅れて出るのか?影響の大きさはどうでしょうか?

回答: Satya Nadella

まず私たちが注力するのは、お客様が不確実性の中でも「より少ないコストでより多くのことを実現する」手助けをすることです。
クラウドの効率性やソフトウェアは、インフレや成長鈍化といった状況でも大きな武器になります。

もしリセッションの兆しがあれば、そういった効率性を提供しながら、市場シェアの拡大も狙っていくことになるでしょう。

質問 4: UBS (Azure AI 16ポイント加速の要因)

KARL KEIRSTEAD

Azure の成長率に AI が 16 ポイント上乗せされている ことが非常に印象的です。
供給が計画より早くオンラインになったようですが、需要は主にどこから来ているのでしょう? ChatGPT の推論ニーズ?エンタープライズ AI? それとも別の要素ですか?
また、エイミー、次の四半期はこの 16 ポイントがさらに拡大する可能性はありますか?

回答: Amy Hood

まず明確にしたいのは、今期の Azure 上振れの大半は「非 AI ビジネス」 から来ていることです。
AI ビジネスについては、以前から「Q3 は供給と需要がほぼ同等になる」とお伝えしていましたが、結果的に一部の顧客に早めに供給できたことで、若干の上乗せはありました。

しかしながら、全体としては 「非 AI ビジネス」 の好調が上振れの主因です。

質問 5: Goldman Sachs (資本効率 / CapEx)

KASH RANGAN

エイミー、以前から「クラウド(と AI)ビジネスは成長を続けながら資本効率を高められる」とお話ししていました。実際のところ、どのように進捗しているのでしょう?
サティアもご意見をお願いします。

回答: Amy Hood

キャッシュ、ありがとう。サティアがよく 「S 字カーブが積み重なる」 と表現しますが、ソフトウェアやハードウェアの効率性、モデル多様性など、複数の要素が相乗効果を生み、投資効率が加速しています。
過去にサーバーからクラウドへの移行でも同様のプロセスがありました。最初に急激なデータセンター拡張があり、その後、CPU やソフトウェアの最適化で効率を高めていくサイクルです。

AI では、この効率化のペースが非常に速いのが特徴です。モデル多様性(小型化や推論最適化など)も加わり、さらなる効率化が進んでいます。

そして、サーバーからクラウドへ移った初期段階と比べると、AI のマージンは現時点でもより良い数字になっています。

回答: Satya Nadella

付け加えると、ホスティングビジネスとハイパースケールビジネスの違いは「ソフトウェアによる最適化」にあると思います。
資本集約型の事業ではありますが、システム全体をソフトウェアで最適化することで効率が高まる。それこそがハイパースケールの魅力であり、私たちはそこを重点的に追求していきたいですね。


質問 6: JP Morgan (DeepSeek / ソフトウェア効率)

MARK MURPHY

サティア、「DeepSeek は大きなインパクトを持つ」 という趣旨の発言がありました。また「ソフトウェア効率の進歩でクラスター(クラウド)の耐用年数が延びる」可能性についてもお話しされましたが、そうした進歩は市場の AI 実験や採用をどのように加速しているのでしょうか?
エイミー、GPU の耐用年数(償却期間)が延びる可能性を検討する段階でしょうか? それともまだ早いですか?

回答: Satya Nadella

OpenAI のモデル最適化に加え、DeepSeek やその他企業が推論やトレーニングの効率化を進めていることで、ムーアの法則以上の速度で最適化が進んでいます。

例えば、ハードウェア性能が 1 倍上がるとき、ソフトウェアの進化で 10 倍の効率改善が得られるようなケースが出てきています。データ効率やモデル アーキテクチャなど、さまざまな要素が複合的に作用しているのです。

その結果として、クラウドインフラ全体をソフトウェア面から最適化し、最新の効率化の恩恵を最大限活かす、というアプローチをとっています。サーバー仮想化→クラウド→AI という過程でも、常にソフトウェアが効率化を牽引してきました。

回答: Amy Hood

GPU の償却期間を再検討するには、実際の使用実績データを十分に集める必要があります。もちろん、資産を長く活用することは目指していますが、サティアが言うように、ソフトウェア面の進化が大きく影響すると思います。

質問 7: Evercore ISI (非 AI 需要の回復)

KIRK MATERNE

エイミー、Azure の上振れは「非 AI ビジネス」が主因だったとのことですが、数年前には「最適化」が響いて成長率がやや鈍化した時期もありました。今回と当時の違いは何でしょう?製品ポートフォリオの広さなど、もう少し教えてください。

回答: Amy Hood

ありがとう、Kirk。今期は全体的に予想を上回りましたが、特にエンタープライズ(大企業)セグメントでの加速が目立ちました。
第 2 四半期に課題のあった「スケール モーション」でも、少し改善が見られています。

地域的には大きな差はなく、移行案件やデータ ワークロードで着実に成果が出ました。これはセールスやパートナーがしっかり仕事をしてくれたおかげです。

まだ改善の余地はありますが、今期は「実行力の向上」が上振れの主因だと考えています。

質問 8(最終): Wolfe Research (AI & 非 AI の相乗効果)

ALEX ZUKIN

驚異的な Azure の数字ですね。主に非 AI が要因とおっしゃっていましたが、将来的には AI の需要増が非 AI のワークロードも同じクラウドに引き込む形で、さらなる成長を生む可能性はありますか?

特に「テスト時のコンピューティング需要(推論時の計算)」が、従来の想定を上回る伸びを見せると、成長カーブはどう変わるのでしょうか?

回答: Amy Hood

アレックス、これまでもお伝えしていますが、AI と非 AI ワークロードを完全に切り離して考えるのは難しくなっています。

私たちは「AI 由来の売上」を透明性を持ってお伝えしてきましたが、実際には GPU、CPU、ストレージ、ネットワークなど同じリソースを使います。デジタルネイティブ企業なども、AI も非 AI も単一のクラウドで動かす場合が多いです。

つまり、AI ワークロードの増加が非 AI ワークロードを同じクラウドに引き込むケースは十分ありえます。

今期について言えば、Azure 全体の実行力が高まったことで需要を取り込み、顧客に価値を提供できたことが大きな要因です。今後もこの流れが続くと見ています。

Microsoft CEOであるサティア・ナデラ氏の発言内容をまとめたものです。

冒頭あいさつ

まずはジョナサン、ありがとう。

今四半期は記録的な決算となった。Microsoft Cloud が引き続き好調で、収益は 420 億ドルを超え、為替一定ベースで 22% の成長を遂げた。

クラウドと AI は、あらゆる企業が成果を拡大し、コストを削減し、成長を加速するために不可欠な要素だ。

以下にいくつかの事例を示していく。まずはインフラストラクチャから始めよう。


インフラストラクチャ

  • データセンター(DC)容量を引き続き拡張している。今四半期だけでも、4 大陸 10 カ国に新たに DC を開設した。
  • モデルの性能は、複数のスケーリング則が複合的に作用することで、6 か月ごとに倍増している。
  • データセンターの設計からハードウェアやシリコン、システムソフトウェア、モデルの最適化まで、あらゆる層で最適化と効率化を推進し、コストを下げつつ性能を向上させている。
  • 具体的には、サプライチェーンにおいて新規 GPU の調達リードタイムを約 20% 短縮。
  • 混在構成のクラウド全体では、消費電力(ISO パワー)を据え置きながら AI 性能を約 30% 向上。
  • トークンあたりのコストは半分以下に削減している。

クラウド移行の需要拡大

  • Abercrombie & Fitch Co.、Coca-Cola、ServiceNow など、業界を問わず多数の顧客が Azure の利用範囲を拡大。
  • ミッションクリティカルな VMWare、SAP、Oracle ワークロードにおいても、ほかのハイパースケーラーよりも多くのリージョンをカバーしていることから、Azure が引き続き「クラウドの第一選択肢」となっている。

量子クラウドの次なるフロンティア

  • パートナー各社の量子マシンに自社の量子スタックを導入しているほか、ユーティリティスケールの量子コンピュータ実現に向けた大きな進歩として「Majorana-1」を紹介。

データと分析

  • AI プラットフォームとデータスタックを深く統合。
  • PostgreSQL の利用は 3 四半期連続で加速し、Fortune 500 の約 60%(BMW や BNY Mellon など)が利用。
  • Cosmos DB の収益成長も再び加速。CarMax、DocuSign、NTT Data、OpenAI など、業界問わずグローバルに分散した NoSQL ワークロードの第一選択肢となっている。
  • 今四半期はアナリティクスの消費も加速。

Microsoft Fabric

  • 有償顧客数は 21,000 社を超え、前年比で 80% 増。
  • Fabric はデータウェアハウジング、データサイエンス、リアルタイム分析、Power BI などを単一のエンドツーエンドソリューションとして統合。
  • リアルタイム分析は Fabric 上で最も急成長しているワークロードで、一般提供開始から 5 か月で 40% の顧客が利用。
  • 統合的に見ると、Amore Pacific、ルイジアナ州政府、Petrobras など、50% を超える Fabric 顧客が 3 つ以上のワークロードを利用。
  • 複数クラウドにわたるデータレイク「OneLake」のデータ量は、過去 1 年で 6 倍以上に増加。

AI プラットフォームとツール

Foundry(エージェントおよび AI アプリの開発基盤)

  • すでに 70,000 社を超えるエンタープライズやデジタルネイティブ企業(Atomicwork、Epic、Fujitsu、Gainsight、H&R Block、LG Electronics など)が Foundry を活用して AI アプリやエージェントを設計・カスタマイズ・管理。
  • 今四半期だけで 100 兆トークンを処理し、前年比 5 倍に増加。先月だけで 50 兆トークンという記録を達成。
  • 4 か月で 10,000 社以上が新しい Agent Service を利用し、エージェントを構築・デプロイ・スケールしている。
  • 信頼性の高い新たなファインチューニングツールを提供開始。
  • OpenAI の最新モデルや Cohere、DeepSeek、Meta、Mistral、Stability の新モデルを Foundry に追加。
  • マルチモーダルモデルや小型モデルを揃えた SLM(大規模言語モデル)ファミリー「Phi」を拡充。ダウンロード数は累計 3,800 万回。
  • 研究チームは CPU だけで動作可能な、10 億パラメータ規模の LLM「BitNet b1.58」を Foundry に提供予定。

開発者ツール

GitHub Copilot の進化

  • GitHub Copilot をペアプログラマーから「ピア(対等)プログラマー」へと発展。
  • VS Code のエージェントモードにより、Copilot はコードをイテレーションし、エラーを認識し、自動修正できるようになった。
  • Autofix(脆弱性の修正を支援)や Code Review Agent(これまでに 800 万件以上のプルリクをレビュー)などのエージェントも提供。
  • 非同期で開発者タスクを実行できる初の「SWE エージェント」をプレビュー中。
  • GitHub Copilot のユーザー数は 1,500 万人を超え、前年比 4 倍以上の成長。
  • Twilio や Cisco、HPE、SkyScanner、Target といった企業からデジタルネイティブ企業まで、幅広い顧客が開発ライフサイクル全般で AI を活用するために GitHub Copilot を選択。

Visual Studio / VS Code

  • 毎月 5,000 万人以上が利用し、世界で最も人気のあるエディタとなっている。

Power Platform

  • 毎月 5,600 万人が利用し(前年比 27% 増)、AI 機能を使ってアプリ構築や自動化を行うユーザーが増加し続けている。

未来の仕事(Microsoft 365 Copilot など)

Microsoft 365 Copilot

  • Copilot は人とエージェントの協働を促進するように設計。
  • 地域・業種を問わず数十万社が利用し、前年比で 3 倍以上に拡大。
  • 全体的な契約規模も拡大しており、今四半期はリピート購入で席数を追加する顧客数が過去最高を記録。

新機能とアップデート

  • 先週の大きなアップデートでは、エージェント、ノートブック、検索、クリエイト機能を結集した、新しい「ワークの足場(scaffolding)」を発表。
  • 新たに導入された Researcher と Analyst は高度な推論を行うエージェントで、Web や社内データを分析し、Copilot 内で高度な専門知識を提供。

専用エージェントの拡張

  • 営業担当向け「Sales Agent」は連絡先を有力なリードに変換し、Sales Chat で営業担当が新規アカウントに素早く対応。
  • カスタマーサービス向け「Customer Service Agent」は問い合わせを自動処理し、サポート担当の解決を迅速化。
  • Copilot Studio では、コード不要/ローコードで Copilot を拡張し、独自のエージェントが構築可能。
  • Fortune 500 の 90% を含む 23 万社以上が Copilot Studio を利用済み。
  • Deep Reasoning やエージェントフローを活用し、文書処理や財務承認など、より複雑かつ決定論的なシナリオにも対応可能。
  • 「コンピューター使用」エージェントにより、デスクトップや Web アプリの UI 上で操作を自動化。
  • SharePoint のサイトはワンクリックでエージェント化可能。
  • 今四半期だけで、SharePoint や Copilot Studio 上で 100 万件以上のカスタムエージェントが作成(前四半期比 130% 増)。

ビジネスアプリケーション

Dynamics 365

  • Avaya、Brunswick、SoftCat などがレガシーから切り替えを行うなど、シェアを再び拡大。
  • Verizon は Dynamics 365 Sales を選択し、営業の効率化を図っている。

ヘルスケア

  • Dragon Copilot が好調。
  • 前四半期だけで、City of Hope、オタワ病院、Tufts Medicine、WellStar などで約 950 万件の医師-患者インタラクションをドキュメント化(前四半期比 50% 超の増加)。

製造

  • ハノーバーメッセで Factory Operations と Safety Agents を発表。
  • Autodesk、PTC、Siemens といった主要パートナーが、自社の産業用 AI ソリューションを Microsoft のスタック上で構築。

小売

  • Bath & Body Works などで、よりパーソナライズされたショッピング体験や店舗オペレーション改善を支援するエージェントを導入。

Windows

  • Copilot+ 搭載 PC は同カテゴリの他デバイスより高速かつバッテリー寿命が長い。
  • Adobe、Canva、Zoom など、パートナー各社の AI アプリが増加。
  • 先週、Copilot+ PC 向けに Recall、Click to Do、Windows Search などの AI 機能を提供開始。
  • Windows 10 のサポート終了が近づく中、法人向け Windows 11 への移行が引き続き進んでおり、商用展開は前年比約 75% 増。

セキュリティ

  • 最優先事項はセキュリティ。1 年半前に打ち出した「Secure Future Initiative」のエンジニアリング目標に対し大きく進展。
  • その知見を生かし、プラットフォーム全体でイノベーションを加速。
  • 先月、新たな「Security Copilot」エージェントを発表。日々 84 兆件の脅威情報をもとに、高ボリュームのセキュリティ・IT タスクを自律的に処理。
  • Defender、Entra、Purview に新機能を追加し、企業の AI 導入をセキュアかつ適切にガバナンスできるよう支援。
  • セキュリティ顧客数は合計 140 万社に達し、うち 90 万社以上が Defender、Entra、Purview など 4 つ以上のワークロードを利用(前年比 21% 増)。
  • ID 管理の Entra は月間アクティブユーザーが 9 億人を超えた。

コンシューマービジネス

LinkedIn

  • 10 億人以上が LinkedIn を利用して、人脈形成、学習、採用、営業を行っており、会員数は二桁成長を維持。
  • 動画視聴時間は前年比 36% 増、コメント数は 32% 増。
  • AI を活用して新しいスキルや仕事を見つける動きも加速し、AI コーチングを利用した学習者数は前四半期比 2 倍に増。
  • 採用分野では依然として市場をリードし、Equinix や Verizon のような顧客が LinkedIn Hiring Assistant を使ってより迅速に適切な候補を発見。
  • LinkedIn Premium の中でも「Premium Pages」は中小企業向けに四半期比 75% 超の加入増。
  • LinkedIn Marketing Solutions は B2B の意思決定者へのリーチに優れ、2 四半期連続で収益成長が加速。

広告・検索

  • 人々が検索や閲覧、コンテンツ発見、そしてパーソナルアシスタントとして AI を活用する方法を変革中。
  • Bing の Copilot Search は AI がキュレーションしたオーバービューや会話型機能を検索結果に統合。
  • Edge の Copilot Vision はユーザーが見ている画面をリアルタイムで解析し、回答を提供。
  • Copilot Discover により、ユーザーの操作や嗜好に応じた MSN 体験をパーソナライズ化。
  • 新しい Copilot アプリでは会話、検索、ショッピング、旅行計画など、多様なモダリティに対応し、日常的なエンゲージメントを高める。
  • Bing と Edge 全体のシェアを再び伸ばすことに成功。
  • 過去 12 か月で広告事業全体の収益が 200 億ドルを超えた。

ゲーム

  • デバイスをまたいで 5 億人以上の月間アクティブユーザーにゲームを提供し、ビジネスを変革しつつマージン拡大を目指している。
  • Xbox と PlayStation Store 両方において、予約注文数やプレインストール数でトップのパブリッシャーとなった。
  • PC Game Pass の収益は前年比 45% 超増。
  • Xbox Play Anywhere により、1,000 本以上のゲームがコンソールと PC の両方でプレイ可能。
  • 先週、LG 製 TV 向けにもクラウドゲーミングを提供開始。
  • クラウドゲーミングは今四半期に初めて 1.5 億時間を突破し、新記録を達成。

Xbox と AI

  • 新しい「Copilot for Gaming」は、パーソナライズされたゲーム内アシスタンスや専門的なコーチングを提供。
  • 世界初の Muse モデルはリアルタイムでゲームプレイを生成可能。

Minecraft Movie の成功

  • Minecraft Movie は今年最も興行収入が高い映画となった。
  • 知的財産(IP)の新たな収益化に加え、映画公開後は Minecraft の週次アクティブユーザー数が前年比で 75% 以上増加。

まとめ

  • コンシューマーと商用の両ビジネスで、機会を拡大すべく急速にイノベーションを進めている。
  • 数週間後に開催される Build カンファレンスでは、開発者向けに最強の AI プラットフォームをどのように構築しているか詳細を共有予定。ぜひ注目してほしい。

このあと、CFO のエイミーに引き継ぐ。

以下は、Microsoft CFO であるエイミー・フッド氏の発言内容をまとめたものです。


冒頭あいさつ

サティア、ありがとう。そして皆さん、こんにちは。
今四半期の売上高は 701 億ドルで、前年比 13% 増(為替一定ベースで 15% 増)となった。
粗利益額は前年比 11% 増(為替一定ベースで 13% 増)、営業利益は前年比 16% 増(為替一定ベースで 19% 増)。1 株当たり利益は 3.46 ドルで、前年比 18% 増(為替一定ベースで 19% 増)だ。

販売チームとパートナー チームのフォーカスした実行により、予想を上回る結果となった。
クラウドおよび AI ソリューションに対する強い需要が続いており、生産性向上や効率化、ビジネスの成長を支援している。今四半期も AI ビジネスの売上は予想を上回った。


コマーシャルブッキング(企業顧客向け契約)動向

  • コマーシャルブッキングは 18% 増(為替一定ベースで 17% 増)と、再び大幅に予想を上回った。これは OpenAI からの Azure コミットメントが大きく貢献したもの。
  • 基幹アニュイティ(定期契約)の営業活動も安定しており、プラットフォームへの長期コミットメントが続いている。
  • Commercial remaining performance obligation(今後の契約に基づく将来の売上見込み)は 3,150 億ドルに達し、前年比 34% 増(為替一定ベースで 33% 増)。そのうち約 40% は今後 12 か月以内に売上に計上予定(前年比 17% 増)、残りはそれ以降に認識される。
  • 今四半期のアニュイティ比率は 98%。

為替(FX)の影響

  • 為替は、会社全体の売上・セグメント別売上・営業費用の伸びにおいて、ほぼ想定どおり。
  • COGS(売上原価)の伸びは為替により 1 ポイント低下し、想定比では 1 ポイント不利に働いた。

Microsoft Cloud

  • Microsoft Cloud の売上高は 424 億ドルで、予想を上回り、前年比 20% 増(為替一定ベースで 22% 増)。
  • Microsoft Cloud の粗利益率は 69% で、予想どおり。AI インフラ拡張の影響で前年比 3 ポイント低下。
  • 会社全体の粗利益率も 69% となり、AI インフラ拡張の影響で前年比 1 ポイント低下。

営業費用と営業利益

  • 営業費用は前年比 2% 増(為替一定ベースで 3% 増)。コスト効率化に注力したことと、投資の一部が第 4 四半期へシフトしたことにより、想定より低く抑えられた。
  • 営業利益率は前年比 1 ポイント上昇し 46% に。引き続き高パフォーマンスチームの構築や、管理層を減らすことでアジリティを高めている。
  • 会社全体で見ると、3 月末時点の従業員数は前年比 2% 増だが、前四半期と比較するとやや減少。

セグメント別業績

Productivity and Business Processes

  • 売上高: 299 億ドル(前年比 10% 増、為替一定ベースで 13% 増)、LinkedIn、Microsoft 365 商用製品、Microsoft 365 コンシューマーが牽引し予想を上回った。
  • M365 商用クラウドの売上高は前年比 12% 増(為替一定ベースで 15% 増)で、ARPU の伸びには E5 および M365 Copilot が寄与。Copilot はあらゆる顧客セグメントと地域で成長中。
  • M365 商用有償シート数は前年比 7% 増の 4 億 3,000 万席超。SMB やフロントラインワーカー向けオファリングが主な成長要因。
  • M365 商用製品の売上高は前年比 5% 増(為替一定ベースで 8% 増)で、Office のオンプレ取引が想定より好調。
  • M365 コンシューマークラウドの売上高は前年比 10% 増(為替一定ベースで 12% 増)で、1 月の価格改定後のサブスクリプション増が貢献。M365 コンシューマーサブスクは 9% 増の 8,770 万件。
  • LinkedIn の売上高は前年比 7% 増(為替一定ベースで 8% 増)で、全ビジネスが想定を上回った。ただし、採用市場の弱さによるタレントソリューション事業への影響は続く。
  • Dynamics 365 の売上高は前年比 16% 増(為替一定ベースで 18% 増)で、全ワークロードでの継続的な成長。
  • セグメント粗利益額は前年比 10% 増(為替一定ベースで 13% 増)。AI インフラ拡張の影響はあるものの、粗利益率はほぼ横ばい。
  • 営業費用は前年比 1% 増(為替一定ベースで 2% 増)、営業利益は前年比 15% 増(為替一定ベースで 18% 増)。

Intelligent Cloud

  • 売上高: 268 億ドル(前年比 21% 増、為替一定ベースで 22% 増)、主に Azure が牽引。
  • Azure およびその他クラウドサービスの売上高は前年比 33% 増(為替一定ベースで 35% 増)で、このうち 16 ポイントが AI サービスによるもの。
    • 非 AI サービスもエンタープライズ分野での成長加速とスケールモーションの改善により好調。
    • Azure AI サービスにおいては、想定より早く容量をオンライン化。
  • オンプレミスサーバー事業の売上高は前年比 6% 減(為替一定ベースで 4% 減)とやや予想を下回る。契約ミックスの影響で期間内の売上認識が減少。
  • エンタープライズ & パートナー サービスの売上高は前年比 5% 増(為替一定ベースで 6% 増)で、エンタープライズサポートが予想以上に好調。
  • セグメント粗利益額は前年比 13% 増(為替一定ベースで 14% 増)。AI インフラ拡張の影響で粗利益率は前年比 4 ポイント低下。
  • 営業費用は前年比 6% 増(為替一定ベースで 7% 増)、営業利益は前年比 17% 増(為替一定ベースで 18% 増)。

More Personal Computing

  • 売上高: 134 億ドル(前年比 6% 増、為替一定ベースで 7% 増)、すべての事業が想定を上回った。
  • Windows OEM とデバイスの売上高は前年比 3% 増。四半期を通じた関税リスクの不透明感により在庫レベルが高止まりし、それが想定外の上振れをもたらした。
  • 検索 & ニュース広告(TAC 除外)は前年比 21% 増(為替一定ベースで 23% 増)。サードパーティ提携によるトラフィック増や、Edge と Bing の利用増による単価・ボリューム成長が予想を大きく上回る。
  • ゲーミングは前年比 5% 増(為替一定ベースで 6% 増)。Xbox コンテンツ & サービスは前年比 8% 増(為替一定ベースで 9% 増)で、サードパーティとファーストパーティのコンテンツが好調。
  • セグメント粗利益額は前年比 9% 増(為替一定ベースで 11% 増)。検索とゲーミングのマージン改善により、粗利益率は前年比 2 ポイント上昇。
  • 営業費用は前年比 1% 増、営業利益は前年比 21% 増(為替一定ベースで 23% 増)で、より高いマージンを生み出す分野を優先したことが貢献。

会社全体のその他指標

  • 設備投資(ファイナンスリース含む)は 214 億ドルと、データセンターリースの納期のタイミングによる通常の変動で、やや想定を下回った。
  • うち P, P, and E(Property, Plant and Equipment)に対する現金支出は 167 億ドル。
    • クラウド・AI 関連支出の約半分は、今後 15 年以上の収益化を支える長期資産に向けられている。
    • 残りは主に CPU や GPU のサーバー投資。需要シグナルと、3,150 億ドルの顧客契約受注残に対応。
  • 営業キャッシュフローは 370 億ドル(前年比 16% 増)。クラウドの請求と回収が好調だったが、税金支払いの増加が一部相殺。フリーキャッシュフローは 203 億ドル。
  • その他収益・費用はマイナス 6.23 億ドル。デリバティブや投資によるネット利益が想定より大きかったことが要因。
  • 有価証券法に基づき評価される投資での損失は想定よりやや大きかった。
  • 法人税率はおよそ 18%。
  • 株主還元額(配当+自社株買い)は 97 億ドルで、前年比 15% 増。

第 4 四半期(Q4)見通し

※ 特に明記がない限り、すべて米ドルベース。

  1. 需要動向

    • 4 月の時点では、コマーシャルビジネス、LinkedIn、ゲーミング、検索における需要シグナルは一貫。これらの傾向が Q4 も続くと想定。
    • Windows OEM は Q3 の在庫高止まりが Q4 で解消されると想定。More Personal Computing セグメントのガイダンス範囲は、このばらつきを織り込むため広めに設定。
  2. 為替(FX)

    • 4 月に米ドルが下落したため、Q4 の売上成長は為替により 1 ポイント上乗せされると想定。
    • セグメント別には、Productivity and Business Processes が +1 ポイント、Intelligent Cloud と More Personal Computing は +1 ポイント未満。
    • COGS と営業費用の伸びも 1 ポイント未満増加すると見込む。
  3. コマーシャルブッキング

    • 大型比較対象かつ満期を迎える契約ベースが増えていく中でも、コアアニュイティの営業努力とプラットフォームへの長期コミットにより、堅実な成長を予想。
    • 大型の長期 Azure 契約は四半期ごとの変動を大きくする可能性がある点に留意。
  4. Microsoft Cloud 粗利益率

    • 約 67% を見込み、AI インフラ拡張の影響により前年比で低下すると予想。
  5. 設備投資(CapEx)

    • Q4 は連続ベースで増加。H2 通期の CapEx 予想は 1 月時点のガイダンスから変わらず。四半期ごとの変動は、クラウドインフラ構築やファイナンスリース受け取りのタイミングによって左右される。

セグメント別ガイダンス

Productivity and Business Processes

  • 売上高: 320.5~323.5 億ドル(前年比 11~12% 増を為替一定ベースで見込み)
  • M365 商用クラウド

    • 成長率は為替一定ベースで約 14% を想定。前四半期比でほぼ安定。
    • E5 と M365 Copilot による ARPU 向上と、インストールベース拡大の鈍化を見込む。
  • M365 商用製品

    • 成長率は一桁台半ばを想定。M365 スイートに含まれる Windows Commercial オンプレや Office トランザクションなど、期間内売上認識が変動しやすい要素が影響。
  • M365 コンシューマークラウド

    • 1 月の価格改定効果により、成長率は一桁台後半を想定。
  • LinkedIn

    • 売上高は一桁台後半の成長を見込む。
  • Dynamics 365

    • 全ワークロードで継続的成長を見込み、一桁台後半から十数% 台後半の成長。

Intelligent Cloud

  • 売上高: 287.5~290.5 億ドル(前年比 20~22% 増を為替一定ベースで見込み)
  • Azure

    • 四半期ごとの変動は契約ミックスによる期間内売上認識の影響を受けやすい。
    • 成長率は為替一定ベースで 34~35% を想定。ポートフォリオ全体への需要が依然強く、非 AI サービスも健康的な伸びを維持。
    • AI サービスは需要が想定以上に伸びており、6 月以降も一部で容量制約が続く見込み。
  • オンプレミスサーバー

    • クラウドへの移行が進むため、前年比で一桁台半ば程度の減少。
  • エンタープライズ & パートナー サービス

    • 一桁台半ばから後半の成長を見込む。エンタープライズサポートがけん引。

More Personal Computing

  • 売上高: 123.5~128.5 億ドル。
  • Windows OEM & デバイス

    • Windows OEM とデバイスは中~高一桁台の減少を想定。
    • Windows OEM は一桁台前半~半ばの減少を予想。Q3 の在庫高が Q4 で解消すると見込んでいるが、予想範囲には幅をもたせている。
    • デバイスは一桁台後半の減少を想定。
  • 検索 & ニュース広告(TAC 除外)

    • 前年比較で一桁台後半の成長を予想。前年は強い比較対象だが、Edge と Bing でシェア増を見込み、検索ボリュームや 1 検索あたりの収益が伸びる見通し。
    • TAC 含む全体では一桁台半ばの成長。
  • ゲーミング

    • 一桁台半ばの成長を想定。Xbox コンテンツ & サービスは一桁台後半の成長を見込む(自社ファーストパーティタイトルが後押し)。

会社全体のガイダンス

  • COGS: 236~238 億ドル(前年比 19~20% 増を為替一定ベースで想定)
  • 営業費用: 180~181 億ドル(前年比約 5% 増を為替一定ベースで想定)
  • 引き続き AI への投資拡大を行うが、FY25(2025 会計年度)通年の営業利益率は前年比でわずかに上回ると想定。
  • その他収益・費用: 約マイナス 12 億ドル。エクイティメソッドで評価される投資関連が主因。
    • これらの投資については、時価評価損益を計上しない。
  • Q4 の実効税率はおよそ 19% を想定。

次期会計年度への見通し

  • 需要シグナルが強いサービスには引き続き投資していく。
  • 以前述べた FY26(2026 会計年度)の設備投資に関するコメントに変更はない。
  • CapEx は増加を続けるが、FY25 より低い成長率になる見込みで、収益とより直接的に連動する短期資産(サーバーなど)の比率が高まる。
  • これらの投資と、顧客に近い将来価値をもたらすフォーカスした実行により、クラウドと AI における先導的ポジションを維持し続ける。

フラッグシティパートナーズ海外不動産投資セミナー 【DMM FX】入金

Source link

Views: 0

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

- Advertisment -

Most Popular

Recent Comments