Metaが、Instagramを利用する未成年のアカウントをAIで検知するテストをアメリカで開始しました。未成年のアカウントにはいろいろと制限が課されており、それを回避するユーザーがいるため、Metaは監視を強化しています。

Working With Parents to Enroll Teens Into Teen Accounts | Meta
https://about.fb.com/news/2025/04/meta-parents-new-technology-enroll-teens-teen-accounts/

Working with Parents to Enroll More Teens into Teen Accounts | About Instagram
https://about.instagram.com/blog/announcements/meta-parents-new-technology-enroll-teens-teen-accounts

MetaのAI検知ツールは、たとえアカウントの年齢設定が成人となっていても、未成年であると疑われる場合に検知し、自動的にティーンアカウントとして設定するものとなっています。万が一誤りがあった場合に備えて設定を変更できるオプションも用意されています。

具体的に何をどう検知するのか、プレスリリースでは明かされていませんが、過去にBloombergがMetaの青少年および社会影響担当製品管理ディレクターを務めるアリソン・ハートネット氏から得た情報によると、ユーザーの「プロフィール」「フォロワーリスト」「やり取りするコンテンツ」「友達による『誕生日おめでとう』などの投稿」をAIで精査し、ユーザーを「18歳以上」か「18歳未満」に分類するそうです。

Instagramに「年齢詐称ユーザーをAIで検知する機能」が追加される予定 – GIGAZINE


Instagramのティーンアカウントには保護機能が組み込まれており、保護者の監視が付くため、成人アカウントほど自由な交流はできなくなります。16歳未満はさらに保護が強く、DMの「ぼかし」をオフにしたり、ライブ配信を実施したりするのに保護者の許可が必要になります。こうした制限を回避するため、意図的に成人として登録する未成年ユーザーが存在します。

Metaによると、2024年9月以降、世界中で少なくとも5400万のティーンアカウントが存在するとのこと。自動的にティーンアカウントに設定する新機能は、「保護者が忙しく、子どもの設定を確認する時間がない場合もあるため」とMetaは説明しています。


Metaは「オンライン上のユーザーの年齢を把握することは、業界全体の課題です」と語りました。実際、Googleも年齢確認を強化し、アクセスするサイトやYouTubeで視聴する動画から総合的に年齢を判断するAIツールのテストを始めています。

Googleが機械学習を使用してユーザーが18歳未満かどうかを探るテストを開始 – GIGAZINE

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