火曜日, 5月 13, 2025
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MAN WITH A MISSION×WOWOW特集|マンウィズを愛する人々の熱と思いが詰まった結成15周年ツアー – 音楽ナタリー 特集・インタビュー



MAN WITH A MISSION×WOWOW特集|マンウィズを愛する人々の熱と思いが詰まった結成15周年ツアー - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

今年2月に結成15周年を迎えたMAN WITH A MISSIONの特集が、WOWOWにて5月から4カ月連続で展開される。

一連の特集ではWOWOWオリジナル番組、ミュージックビデオコレクション、ドキュメンタリー映画「MAN WITH A MISSION THE MOVIE -TRACE the HISTORY-」、オオカミたちの軌跡を捉えたライブ映像など、さまざまなプログラムを順次放送・配信。特集の一環で結成15周年記念アリーナツアー「MAN WITH A “15th” MISSION PLAY WHAT U WANT TOUR 2025」より、3月に行われた神奈川・Kアリーナ横浜公演の模様が6月15日にオンエアされる。

音楽ナタリーではアリーナツアー映像のオンエアに先駆けて、Jean-Ken Johnny(G, Vo, Raps)にインタビュー。ファン、スタッフ、メンバーによる投票をもとに作られたセットリストや、ライブの見どころについて語ってもらった。特集の最後には、Tokyo Tanaka(Vo)、Kamikaze Boy(B, Cho)、Spear Rib(Dr)、DJ Santa Monica(DJ, Sampling)のコメントも掲載している。

なおJean-Ken Johnnyの発言は編集部で翻訳している。


取材・文 / 田山雄士撮影 / 山崎玲士ライブ写真撮影 / 酒井ダイスケ


Jean-Ken Johnny(G, Vo, Raps) インタビュー

Jean-Ken Johnny(G, Vo, Raps)

Jean-Ken Johnny(G, Vo, Raps)

幸せな音楽人生を歩ませていただいています

──結成15周年、おめでとうございます。今の率直な心境を聞かせてください。

いやー、濃厚な15年でした。あっという間でもありながら、一場面一場面が忘れられないほど印象的で、本当に幸せな音楽人生を歩ませていただいていますね。もっとキャリアの長いバンドがいるのは承知のうえですけど、僕らのこの歴史はかけがえのないものだと胸を張っていいんじゃないかな。

──リスナーとしても、もう15周年なのかという驚きはあって。

早いといえば、早いですよね(笑)。ついこの前デビューしたような感覚もまだあったりしますから。バンド始動のきっかけになった2010年3月のshibuya eggmanでの初ライブの記憶だって、鮮明に残っていますよ。バンドが始まるときに抱いたあのワクワク感はずっと持ったまま活動を続けてこられたし、エネルギーが爆発する瞬間も何度も味わうことができた。しかも、わりとマイペースにいろんな経験をさせてもらえた気がするんです。手を抜いたとかじゃなく、体と心にムチ打って取り組んできたわけでもなく、活動にほぼ無理がなかったと思う。タイアップやコラボレーション、海外ツアーなど、すべてを等身大でピュアに楽しめている。

──めちゃくちゃ理想的な歩みに聞こえます。

そうかもしれない。この先どうなっていくかわからないですけど、現時点ではすごくいい状況だと思います。

MAN WITH A MISSION

MAN WITH A MISSION

──マンウィズは15周年記念のアリーナツアー「MAN WITH A “15th” MISSION PLAY WHAT U WANT TOUR 2025」を開催中ですが、ここまで振り返っていかがですか?(※取材は2025年3月下旬に実施)

今回、僕らの全ディスコグラフィからファンの方々に演奏曲を選んでいただく投票企画を行ったんです。その結果、定番どころもちゃんと並びつつ、各時代のアルバム曲を含む色とりどりのナンバーがバランスよくそろったセットリストになりまして。ファンの皆様が僕らと一緒に歩んできてくれていたことが生々しく垣間見えるツアーだなと感じています。うれしい限りですね。

──15周年にちなんでセットリストの15曲を投票で決める企画「CHOOSE WHAT U WANT ~ALL STAR MY BEST SONGS~」(参照:MAN WITH A “15th” MISSION PLAY WHAT U WANT TOUR 2025」特設サイト)に、メンバーやスタッフの皆さんも参加されているのがいいなと。

自分たちがどの曲に投票したかは忘れちゃいましたけど(笑)、いつもお世話になっているスタッフさんのリクエストが新鮮でよかったです。趣向を凝らしてくれたのか、ファンの方々と被らないレア曲をピックアップしてもらってね。意外とこの曲が聴きたかったりするんだなって思いましたよ。

──発見もあったんですね。

何かと面白かったです。「FLY AGAIN」(2011年6月発表のアルバム「MAN WITH A MISSION」収録曲)はやっぱり人気があると再確認できたり。一方で「STELLA」(2015年10月発表のシングル「Raise your flag」カップリング曲)とか「フォーカスライト」(2012年4月発表のシングル「distance」カップリング曲)みたいな、そこまで脚光を浴びてはいない曲が選ばれたことに無性にグッときたり。

──「FLY AGAIN」のような英語詞の曲と「STELLA」「フォーカスライト」のような日本語詞の曲が織り交ぜられたセットリストになっていて、そのバランスも素敵だと思いました。

見せ方が幅広いバンドなので、英語詞と日本語詞どちらの曲も受け入れられているのは非常にありがたいことです。アプローチこそ違えど、僕らはロックミュージックへの愛を変わらず楽曲に込めていますし、それがしっかり伝わっていた投票結果という感じがします。

世界最高峰のアリーナで鳴らした音

——Kアリーナ横浜公演の模様がWOWOWで放送・配信されます。Jean-Kenさんが思う見どころはどのあたりですか?

Kアリーナ横浜で演奏したのは、今回のツアーが初めてなんです。ちょっと前にGreen Dayのライブを同じ会場で観たんですけど、音がめちゃめちゃ素晴らしくて。世界最高峰の音響を誇るアリーナと謳われる空間にMAN WITH A MISSIONが立てている喜びを、映像でも感じてもらえたらと思います。

──会場全体の感触はいかがでしたか?

横にも上にも広くて。扇形に配された客席の作りにアリーナらしい壮大さを感じつつ、ライブハウスのような熱量も感じられるハコでした。

──15周年のビジュアルになっている、5匹のオオカミが掘り出された顔面岩のステージセットも秀逸でした。あれはDeep Purple「Deep Purple in Rock」(1970年発表のアルバム)のオマージュですよね?(参照:MAN WITH A MISSION結成15周年で顔面岩に

そうです(笑)。Tokyo Tanakaがいろいろと奔走しつつ、各所から力を借りてがんばってくれたことにより、ものすごく大掛かりでセンセーショナルなデザインになりました。視覚的にインパクト抜群だし、特殊な仕掛けもあるので、ぜひ楽しんでもらいたいですね。

ロックミュージックの普遍性を証明し続けたい

──Jean-Kenさんが演奏していて特に印象深かった曲は?

この中で挙げるとすれば、キャリアのスタートを飾った「DON’T LOSE YOURSELF」(2010年3月にYouTubeで発表)。初めて世に出した曲だから、演奏する側は並々ならぬ思いがあって、毎回どうしてもテンションが上がってしまうんですよ。ましてや15周年になると、もう……!

──「DON’T LOSE YOURSELF」をはじめ、初期の楽曲も多く披露されました。

さっき話した「FLY AGAIN」「フォーカスライト」、あとは「Emotions」(2013年2月発表のシングル「Emotions」表題曲)、「Take What U Want」(シングル「Emotions」カップリング曲)なんかも、自分たちの芯にあるメッセージがちりばめられていますよね。音楽への賛歌、ロックへの憧れ。若くて拙い感じもするけど、永遠の刹那性や青春性みたいなものが色濃く表れた曲なので、思い入れはかなり強いです。

──ライブを拝見していて、どの曲もまるで古く感じず、今もなおフレッシュに聴けるのが本当に痛快でした。

ああ、うれしい感想ですね。音楽を作っていくうえで、時代の流れを意識せざるをえない局面はもちろんあるけど、僕らが衝撃を受け、ともに育ってきたロックミュージックの普遍性を証明し続けたいんです。それもロックバンドが担うべき役割だと思っていて。15年間で芽生えた新たな使命として、自分たちに言い聞かせるように、結成した頃よりもそういったことを意識しています。

──今年3月にリリースされた最新EP「XV e.p.」からプレイされた2曲のうち、「REACHING FOR THE SKY」にはまさにその姿勢が表れていますよね。

「空に手を伸ばす」「何処へだって行けるのだから」という、実にMAN WITH A MISSIONらしい、ド真ん中のポジティブなメッセージが詰まった曲です。ラブソングだったり社会風刺だったり、どのアーティストにも主軸となるテーマってあると思うんですけど、僕らの場合はやっぱりロックミュージックとそれが及ぼす青春性で。

──結成10周年のときのインタビューでも、ロックミュージックに対する憧憬の話をされていたので、バンドのスタンスがまったくブレていないんだなと感じます(参照:MAN WITH A MISSION「MAN WITH A“BEST”MISSION」インタビュー)。

青臭いだけなのかもしれませんが、僕たちの中ではその衝撃が信じられないくらい大きくて。フィーチャーしようとしなくとも、歌詞ににじみ出てしまうんです。小説家に言葉があふれてくるテーマがあるように、僕たちが自叙伝を執筆するとしたら、最も影響を与えてくれた信念や思想として、ロックミュージックに対する思いを書くことになるんでしょうね。

──もう1つの新曲「Vertigo」は、今の世界を憂いているような楽曲です。

そうですね。現代社会の有り様をダイレクトにつづりました。とはいえ、正義感をベースにするわけじゃなく、客観的な視点でただただ書き連ねていった歌詞です。インターネットやメディア周辺で起こった出来事、それに反応している我々の縮図みたいなものを。僕にとっては国や政府よりも自分を含めた大衆のほうが興味深いテーマだから、シンプルに“気を付けなければならないこと”を示しておきたかったんだと思う。新曲がツアーで育ちつつある過程も、WOWOWさんの放送・配信でご覧になってください。



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