Macで使うメモアプリと言えば、Appleの「メモ」を無視するわけにはいきません

機能が満載で、頼れる実力派アプリであることは証明済みです。

Windowsの「メモ帳」のような手軽さがほしい

けれども、仕事をしていると、ときどき、MacにもWindowsの「メモ帳」みたいなのがあればいいのに、と思ってしまうんです。

サッと「メモ帳」を使って、記事の大筋を考えたり、ストーリーのアイデアになりそうな事柄を書き留めたり、シンプルなタスクのToDoリストを作成したりするのが私は好きなんです。

そういった作業をするには、macOSに標準搭載されている「スティッキーズ」がありますが、デザインは時代遅れだし、複数のメモを扱うには理想的とは言えませんよね。

そんな中、私が最近見つけたのがAntinote」という一時メモ専用の超軽量Macアプリです。

デザイン性も良く、付箋アプリに必要な機能がすべて備わっているだけでなく、ポモドーロタイマーの設定もできるので、作業効率を上げたいユーザーには魅力的なアプリのはず。

Antinoteは、7日間の無料トライアルがあり、5ドル(約720円)払えば購入できますよ。

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Antinoteを使いこなす基本設定

Antinoteの計算機能
Image: Pranay Parab

Antinoteをダウンロードしたら、まずはアプリを起動するためのショートカットキーを確認しなくちゃいけませんね。

デフォルトではOption+A。私は、キーボードショートカットをカスタマイズで設定し、必要なときにAntinoteを立ち上げられるようにしています。

キーボードショートカットをカスタマイズするときは、Settings>Shortcuts>Global Hotkeyと進んで設定しましょう。

画面への常時表示が便利

実は、私はほとんどこのキーボードショートカットを使っていません。その代わりに、フローティングウィンドウとして画面に表示しているんです。

こうしておくと、ほかのアプリをMacのフルスクリーンモードで使うとAntinoteは非表示になりますが、デスクトップ画面に戻ればAntinoteが戻ってきてくれます。

必要なときにだけ出てきてくれる助け舟という感じですね。

それこそ、Antinoteは少しだけ時間をかけて、自分好みに設定するのがいいと思います。

まずは、Settings>Visualsと進んでください。

ここでは、Dockやメニューバーに常時表示するか、どちらにも表示しないかを選ぶことができます。

私は最近、メニューバー管理アプリを「Barbee」に変更しました

Barbeeは、メニューバーのアプリがたくさん開いているときに煩雑にならないように、うまく取り仕切ってくれます。

というわけで、私はAntinoteをメニューバー用アプリとして使うほうが好きなんです。

もちろん、Antinoteをピン留めせず「ヘッドレス」にすることもあります。

つまり、キーボードショートカットで起動した場合のみ表示されるわけです。やはり、キーボードショートカットは記憶しておくべきですね。

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キーワードを使う

Antinoteのキーワード設定
Image: Pranay Parab

Antinoteは開いているメモを問わず、キーワードを使って機能をオンにできます。

たとえば、メモの上部に「timer 5」と入力すると、5分間のタイマーが設定され、「timer pomo」と入力するとポモドーロタイマーがオンになり、作業25分間・休憩5分間というパターンが設定される、といった具合です。

これ、超便利ですよね!

もちろん、使えるキーワードはこれだけではありません。

「math」と入力すれば計算機が起動し、「paste」と入力すれば、あなたのクリップボード履歴が保存されます。「list」と入力すれば、チェックリストが立ち上がるんです。

こうしたキーワードを記憶させたり、カスタマイズしたいときは、アプリの設定を開いて、Keywordsタブに進めば自由に設定できちゃいますよ!

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