KDDIは、グーグル・クラウド・ジャパンとAI分野における将来の可能性を共同で探求・開発することに合意し、4月9日付けで覚書を締結した。
覚書は、両社の強みと専門知識を結集し、Googleの生成AI「Gemini」を中心に、AI分野における変換を推進するコミットメントを示すという。
特に重要な取り組みとして、2025年度中に「Gemini」をKDDIの大阪堺データーセンターなどのインフラに組み込むことを検討している。
これにより、日本の顧客が求める特定の性能、データーの保管場所、法規制への対応などのニーズにこたえることを目指す。
10日、KDDIの新たな社長となった松田浩路氏は、就任会見で「AIの基盤となる大規模データセンターを作るべく、 2025 年度中の本格稼働に向けて大阪府堺市にて準備を進めている。
このデータセンターでは最新の GPU を導入する。そして、AIデータセンターにGoogleのGeminiを組み込み、お客様に共同で提供していくべく、この度 Google クラウドと合意に至った」と語っていた。