木曜日, 5月 15, 2025
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ISSからの絶景、NASAの宇宙飛行士が撮った春の満月「フラワームーン」 – CNET Japan


 北半球では春が本格化し、米国時間5月12日には満月「フラワームーン」が季節のお祭りに加わった。地上から空を見上げた人々は光り輝く円盤のような満月を楽しんだが、米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士Nichole Ayers氏は別の場所からこれを眺めた。その場所とは、はるか上空の国際宇宙ステーション(ISS)だ。

 Ayers氏は、月が最も明るくなった瞬間を捉えた3枚の写真を公開した。

 「世界とその先の景色には今でも畏敬の念を抱く」とAyers氏は「X」への投稿で述べた。「今日はフラワームーンで、期待を裏切らなかった!」

 最初の写真には、雲が点在する青い地球が写り、隅には月が浮かぶ。月面では暗い衝突盆地が影のように伸びている。地球と唯一の自然衛星である月の密接な関係を表す、詩的な写真だ。

 次の写真は趣が異なる。雲に覆われた逆さまの地球の下に、月が小さな点として写り、下にはISSの構造物が見える。ISSでは上下の概念がほとんど意味を持たず、軌道上の視点次第で地球は上にも下にも現れる。

 最後の写真は距離を想起させる。月は平均して地球から約23万9000マイル離れて公転しており、写真でもその遠さが感じ取れる。水と雲に覆われた巨大な地球のそばで、満月は遠くの灯台のように輝いている。

 Ayers氏は「SpaceX Crew-10」ミッションの一員として3月にISSへ到着し、「足止め」されていた宇宙飛行士のSunita “Suni” Williams氏およびBarry “Butch” Wilmore氏と交代した。Ayers氏にとって今回が初めてのISS滞在だ。

 同氏は、「視点を変えるために複数の異なるレンズで撮影した。雲や月面の質感が見えるところが気に入っている」という。

 5月の満月は「フラワームーン」として知られている。

 「多くの文化では、春が本格化して花が咲き乱れることから、5月の満月をフラワームーンと呼ぶ」とロイヤル・ミュージアムズ・グリニッジは説明している。「他にはヘアー(hare:野うさぎ)ムーン、コーンプランティングムーン、ミルクムーンなどの呼び名もある」

 Ayers氏による満月の写真は、宇宙飛行士ならではの視点で私たちに天体ショーを届けてくれる。地上にいても軌道上にいても、その美しさは変わらない。

Nichole Ayers氏の投稿
ロイヤル・ミュージアムズ・グリニッジ

この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。





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