🧠 概要:
概要:
この記事では、ISRC(国際標準レコーディングコード)について詳しく説明しています。ISRCは音楽トラックを識別するコードで、音楽配信やランキングにおいて非常に重要な役割を果たしています。また、ISRCの取得方法や、その重要性、よくある問題についても言及されています。
要約の箇条書き:
-
ISRCの定義: 国際標準レコーディングコードの略で、音楽トラックを識別するための唯一のコード。
-
レコーディングの定義: 確認が必要で、音楽トラックの異なるアレンジやリリースによって、新たなISRCが必要となる。
-
ISRCの重要性: 音楽配信サービスでの楽曲の集計やランキングに利用され、正確な再生数をカウント可能にする。
-
問題点: ISRCの自動付番機能を利用した際、同一楽曲に複数のISRCが付番されることがある。一度付番された番号は変更できない。
- 取得方法: 自分でISRCを取得する必要がある場合、その方法についてのリンクが提供されている。
ISRCとは「International Standard Recording Code」の略称で、日本語で「国際標準レコーディングコード」といいます。例えるなら、あらゆる製品に付けられる品番・型番のような物で、「レコーディングを識別する」唯一のコードです。
「レコーディング」の定義とISRCの基本原則
「レコーディング」の定義
ここでまず、よくよく耳にする「レコーディング」について正しい定義を確認しておきましょう。
( 引用:一般社団法人日本レコード協会 https://www.isrc.ne.jp/about/ )
ISRCの基本原則
次に、ISRCの基本原則は次の8つが記されています。
( 引用:一般社団法人日本レコード協会 https://www.isrc.ne.jp/about/ )
以上の事からISRCについて噛み砕いて説明をすると、同じ楽曲でもアレンジが違ったり、歌い手が変わったり、REMIX ver.であったり、リレコーディングされたような場合にはまた新たなISRCを取得します。逆に、過去にリリースされた楽曲が全く同じ状態でベストアルバムやオムニバスに収録された場合には共通のISRCを登録する必要があります。
ISRCイメージ
ISRCはなぜ重要なのか?
さて、ISRCがなんなのか?が大まかにわかったところで、ISRCはなぜ重要なのでしょうか?そもそも、どんな事に利用されているのでしょうか?一番わかりやすい例は世界中で流行の指標となる【ランキング】の集計にはこのISRCが利用されています。
Apple MusicやiTunes、Spotifyなどグローバルに展開している音楽サービスはもちろんのこと、それぞれの国で利用されている音楽配信サービスは膨大な数存在していますが、どのサービスでも統一されたISRCを使用することで楽曲の総再生数は正しくカウントされるのです。
ISRCで陥りやすい問題
TuneCoreなどの主要な音楽配信代行サービスでは、ISRCの入力がなかった場合に自動で付番してくれる大変便利な機能が採用されています。初心者にとってはとてもありがたい親切なシステムなのですが、ここで起こりうる大きな問題が、「既存の楽曲を登録する際にISRCの入力を忘れてしまった場合に同一の楽曲に複数のISRCが付番されてしまう」という点です。さらに、「一回付番された番号は変更することができない」という点も頭に入れておきましょう。
尚、自身で取得する必要がある場合には下記URLより登録が可能です。https://www.isrc.ne.jp/prj_registers/add/1/2
Views: 0