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概要
この記事は、著者がAndroidスマートフォンからiPhoneに乗り換えた経緯を詳述した内容です。著者は長年Android信者であったが、USB-Cの普及やAndroid端末の魅力の低下、Appleの新製品での改革が影響し、最終的にiPhone 16 Proを選択するに至った経緯や感想を語っています。
要約(箇条書き)
- 著者は以前「みんながみんなiPhoneだと思うなよ」という記事を書いた。
- スマートフォンはAndroidをメインに使用してきた。
- HuaweiのMate7から始まり、ZTEのAxon7が特に気に入っていた。
- iPhoneはサブ端末として触ったことはあるが、満足できなかった。
- Android信者として、USB-Cの普及や異なる充電ケーブルのストレスが増大。
- iPhoneがLightning端子からUSB-Cに移行したことで、初めてiPhoneを検討。
- 最近のAndroid機種が画一的で魅力を感じなくなり、コスト高騰も影響した。
- 結果としてiPhone 16 Proを購入し、使用感やUXの良さに驚き。
- Apple製品とのシームレスな連携や、サポートの質の向上に感動。
- 最終的にiPhoneに乗り換えたことで、快適なインターネットライフを送っていると述べている。
過激派すぎるタイトルだが、某芸人の口から飛び出したセリフであり、僕が大好きな言葉だ。
僕はスマートフォンを持ち始めてからというもの、Android以外をメイン機に据えたことはなかった。
高校に進学し、いよいよスマホが必要だろうということで購入したスマートフォン、はじめはHuaweiのMate7かなんかだったと思う。
当時はベゼルも厚く、性能もぼちぼち、というスペックだったような気がするが、僕はこれをとても気に入って使っていた。
初めてのスマホを与えられ、やがて僕はガジェットというものの魅力にどんどん取り憑かれていくようになった。
その後、いろいろなスマホを買い、時には海外から輸入したりもしていた。ExpansysやEtorenといったサイトが懐かしい。
25年生きてきたなかで唯一、Fedexが荷物を届けてくれたのは、Expansysで注文したスマホが配送されてきた時だったな。
多種多様なスマホに触れたが、中でも一番気に入っていたのはZTEのAxon7というスマホだった。
これはオーディオに力を入れたスマホで、当時としては飛び抜けて内蔵スピーカーの音が良いことに加え、DACを内蔵しているためにイヤホンの音質も洗練されていた。まだ今ほどワイヤレスイヤホンが台頭している時代ではなかったので、イヤホンジャックが存在するスマホがほとんどだった。
そういった時代背景、テクニカルなデザインも相まってとても気に入ったものだった。
iPhoneに話を戻すと、僕は決して1回も使ったことがないという訳ではなかった。高校生の頃はサブ端末としてiPhone6SやiPhoneSEに手を出したこともあったし、大学に進学してからは本当に一瞬だけiPhone XRに触れたこともあった。
けれど、それらで得たUXは、僕をiPhoneに乗り換えさせるだけのものではなかった。
iPhone6Sは、当時スペック厨だった僕には魅力がなかった。iPhoneSEは、小さすぎた。iPhoneXRは、やたら図体がデカくて重い割に性能は不満だったし、機能的な面のデザイン(ベゼルの太さとか)が好みではなかった。
おまけにコロナ禍初期だったのでマスク着用必須であったが、その頃のFaceIDはマスクをつけた瞬間、認証を諦めてパスコードを要求する仕様だったので、これに関しては本当に不満だった。
それぞれ自分が持ちたい期間だけ持ったが、XRは本当に3日とかで手元から旅立たせた。見てくれだけは可愛かったのがなんとも悲しい。
当時は総務省の介入がなく、キャリア乗り換えをするだけで端末なんてタダ同然で手に入ったし、いい時代だったなぁと思う。
今では考えられないね・・・。
大学時代はPixelを愛用していて、実際に何の不満もなかった。だからこそiPhoneに乗り換える理由がなかったのだ。
ちょっと僕の中で風向きが変わった
僕がAndroid信者になってから、USB-Cが世を席巻し始めた。
僕にとって、種類の違うケーブルで形成されたモンブランを1本1本解すのは、耐え難いストレスだった。
身の回りのデバイスを全てUSB-Cのデバイスに変え、家ではどのケーブルを取ってもUSB-Cを選ぶことができる環境を作り上げた。
それは大学生の頃だったけれども、当時のiPhoneは、頑なにLightning端子を手放さなかった。
モンブラン形成を阻止したい僕にとっては、iPhoneに変えるということで発生するデメリットしか感じられていなかった。
けれど、iPhone15で、Appleは英断を下した。
ついにLightningが消えたのだ。
その前からもiPad ProにUSB-Cが採用されたりしていて、徐々に「脱 Lightning」の風を感じていたが、まさかここで来るとは。
Lightningというだけで候補にも上がらないiPhoneだったが、このタイミングで初めて、iPhoneの足音が近づいてくることになった。
そしてもう一つは、最近のAndroid機が、押し並べて画一化され、どれも凡庸になっているように感じてならなかったことだった。
GalaxyやXperiaなど、Androidの主力機種を全て所有したことがあったからこそなのか、とも感じたが、今改めて、またXperiaやGalaxyに戻るほどの魅力が感じられなかった。
Pixelは気に入って2代継いだものの、Galaxyに関してはUXが悪い、Xperiaは爆熱で落ちるというイメージが強すぎたために、それぞれ所有していた時に思っていたことは、次買うときはまた別のAndroidにしようと心に決めていたということだった。
当時の記憶だけで端末を語るわけにもいかないため、当然今の現行機種も触ってみるも、なんだかしっくり手に馴染むものがない。
なぜか、僕の周りの環境が、iPhoneを使えと示唆してきているように感じた。
また、iPhoneにするとどめの一撃だったのが、端末代金の高騰だ。爆騰と言ってもいいかもしれない。
古のAndroid端末は、iPhoneよりも安く手に入れることができ、スペックが良いというのが一つの強みだったと思う。
しかし、今の主力製品を眺めてみると、とてもそう思うことはできない。
各メーカーのフラッグシップモデルは、もうそれぞれ20万円を超えるものも珍しくなくなっているではないか。
S25 Ultraにしろ、Xperia 1 Ⅶにしろ、到底気軽に購入することができる値段ではない。
しかもUXがそこまで良くなかった製品において、だ。
Pixelシリーズは唯一なかなかに気に入っていたものの、Google Tensorを内製しだしてから、Antutuのスコアを見るにパフォーマンスが低下しており、ミドルレンジぐらいの性能になってしまっていた。
けれども一丁前に値段だけは上がり、Pixel9Proだってかなりいい値段だ。
もうAndroidには、僕が使いたいと感じるようなスマートフォンは、どこを探しても見当たらない。昔のワクワクがない。楽しそうなスマホには技適がない。(もう大人なので)気軽に端末を購入していじるようなこともできない。
高いのに、各社が共通OSとして開発しているせいで動作も少し不安定だし、サポートだってどこに頼めばいいのかもわからない。
いつの間にか、僕はiPhoneを選ばざるを得なくなっていた。
実際にiPhone16 proに機種変した
結局買ったのは16proだった。
一回カメラ性能をじっくり試してみたいというのもあったし、チタニウムボディというのも、男の子としては心をくすぐられるワードだ。
使ってみた感想は、値段はやっぱり高いと思うし、いまだにタピオカレンズはちょっとキモい。大きさは手頃なのに、お腹に夢がいっぱい詰まっているのか、本体重量はずしりとくる重さがある。
ノッチも今時こんなに大きいの?ってぐらい大きいし、いい加減FaceIDじゃなくて画面内指紋認証も欲しい。
けれど、順当に進化し続けていると感じた。
それだけで十分だったのかもしれない。
別にスマホなんて折り畳めなくて結構だし、無駄に喋るAIもお引き取り願いたい。iPhoneは、Siriさえオフにしてしまえば、従順に飼い主の言うことを聞いてくれる。カメラもびっくりするぐらい綺麗になっているし、UI,UXで今の所不満に思っていることは一度もない。
特に、UXで全く困らないというのは、数々のAndroid端末で不便を強いられていた僕からすると、驚きが隠せなかった。
そうか、不満がない状態が普通なのかもしれない。と気づくことになった。おまけに、iPhoneユーザーというステータスがつく。
前々職と前職において、部署内のAndroidユーザーは僕だけ。現職の部署は僕ともう一人だけ。
他はみんな当然の如くiPhoneだったので、大変肩身が狭いような思いだった。
エアドロで資料共有されない悲しみが分かるか?
Apple watchみたいな優秀なスマートウォッチ出ないかなぁってずっと思ってたんだけど、ずっと出ない気持ちがわかるか?
iPhoneは、周りに存在するデバイス周辺が全て優秀なのも、一つポイントであると感じている。
Apple Watchに始まりiPad Pro、Mac、EarPods(だっけ?)など、それらとシームレスに繋がることができるのが当たり前になっていて、それがちょっと驚きだった。
Android時代は当然ながら各メーカー好きなものを好きなように発売しているので、専用アプリを導入した上でゴニョゴニョやるのが普通だったけれど、Apple製品はそうじゃないんだなぁ〜〜と、しみじみとUXのレベルの高さを実感する毎日だ。
また、サポートの手厚さにも感動した。今、僕はSuicaの移行でトラブルが発生したためにサポートのお世話になっている。
ただ情報連携が速やかだし、丁寧だし的確。昔のAppleのサポートってもっと適当だったような印象があったが、かなりクオリティの高いカスタマーサポートだと感じている。
定期券が移行できないために、毎日通勤費1000円をゴリゴリと掠め取られているという、結構僕としては重大な問題なのだが、それを向こうも察してくれているのか大変スムーズにことが運ぶ。
2日でシステム調査を終わらせ、回答が来るそうだ。なんてスピード感なのか、と舌を巻かざるを得ない。
結果として、iPhoneに機種変してからというものすごく快適にインターネットライフを送っているので、大満足である。
まだ使いこなせていないような気もするが、特にiOSの知見がなくとも全く抵抗なく乗り換えることができた。
いいプロダクトが順当に進化して、順当に世間に認められているのだなぁということを改めて認識した次第だ。
めっちゃいいので、みんなも買おう。
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