

2025年4月18日の記事を再編集のうえ、再掲しています。
アプリや機器の性能向上でデジタル絵画の表現力もどんどん向上しています。これからAIも加わると進化もさらに進むでしょう。
ただその一方、iPadや液タブで絵を描く場合は硬いペン型が主流。水彩や油絵系の表現にはやっぱり筆が使いたいという人も多いのでは?
そんな課題に応えてくれるのが「タッチ筆ペン」です。見た目は普通の絵筆ですがしっかりタッチパネルに反応するのが特長。
様々な描画アプリで使えますが、水彩画であればAdobe Frescoとの相性が良さそうでしたので試してみたレポートをお届けします。
アナログ感覚が一歩前進

こちらが今回試した「タッチ筆ペン」。見た目は普通の絵筆や化粧筆っぽいですが、iPadなどのタブレットに反応できるブラシ型スタイラスです。

毛の一本一本に通電コーティングを施すことでタッチパネルに反応する仕組み。筆圧をかけた感じは筆そのものなので、絵画アプリの設定を煮詰めればよりリアル絵画に近い感覚が味わえそうです。
必要十分な描画性能

さっそく筆者が使っているアプリ(Procreate)の水彩系ブラシで描き心地をチェック。ペン先の追尾性は十分でしたし、描画の遅延も無いのでストレスなく使えました。

試しにApple Pencil Proで同じブラシを使ってみましたが、「タッチ筆ペン」の方が払いの表現がしやすかったです。

一方で筆圧感知性能はApple Pencilなどの方が上なので、使うブラシ設定や表現したい内容によっては不向きな場面も。「タッチ筆ペン」は広い面を塗り重ねるような使い方に向いているので、状況に応じて使い分けるのがいいですね。

アプリにもよりますがブラシ設定を調整できる場合はいろいろ試してみるのがオススメ。「タッチ筆ペン」に適した設定が見つかれば、筆を使ったデジタル絵画がより楽しめるでしょう。
Adobe Frescoとの相性は抜群!

水彩画の方が「タッチ筆ペン」と相性が良さそうなので、Adobe Frescoで試してみました。
水彩ライブブラシを使えば、水彩画特有の滲みを表現することが可能に。筆の質感と相まってリアルに近づいた描画体験ができました!

絵の具の混ざり具合で色も変化するので、重ね塗りをすることでさらに複雑な表現ができそう。水彩や油絵をデジタルでやる場合には絵画感が増して楽しいですね。
充電も無線接続も不要

描画性能は高価なスタイラスに劣るものの、「タッチ筆ペン」は充電もBluetooth接続も不要な手軽さがメリット。

タッチ操作ができるディスプレイにはほぼ使えるので、充電を気にせず使いたい時にサッと使えるのが手軽でした。

収納時には短くコンパクトになるので、ペンケースやガジェットポーチでも邪魔にならないのもポイント。
価格も手頃なので、タブレットで筆の質感を試したい人はぜひチェックしてみてください!
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執筆時点で一般販売予定価格から4%OFFの4,100円(税・送料込み)からオーダー可能でした。
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>> タッチペンに筆の感覚を!イラストや水彩画に最適。筆の雰囲気がタッチパネルで再現
Photo: Haruki Matsumoto
Image: flukeforest
Source: machi-ya
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