17歳の起業家カンプラードの挑戦
IKEAの創業者、イングヴァル・カンプラードは、なんと5歳の頃から魚を売って生活費を稼いでいました。その後も農家向けに種を売ったり、クリスマスカードを販売したりと、小さなビジネスを重ねながら成長していきます。そして17歳のとき、両親からの少額の援助金を元手に設立したのが、IKEA(Ingvar Kamprad Elmtaryd Agunnaryd)。最初に売っていたのは家具ではなく、マッチ、文房具、クリスマスオーナメントなど、生活雑貨全般でした。徐々に評判を呼び、地元の家具を取り扱うようになったことが、現在の”家具屋IKEA”への転機となりました。
\結果、今や世界最大級の家具ブランドに!/
IKEAが世界最大級ブランドになるまでの歩み
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1951年:初の家具カタログ発行
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1956年:組み立て式家具のコンセプト確立
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1960年代:海外進出(ノルウェー、デンマーク)
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1970年代:ドイツ、オーストリアなどヨーロッパ各国へ拡大
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1985年:アメリカ市場進出
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現在:世界60カ国以上、400店舗超のグローバルブランドへ
この驚異的な成長の背景にあるのが、ピボットと発想の転換だったんです✨
ピボットとは?
ピボットとは、事業や戦略の方向性を柔軟に変えることを指します。元のアイデアに固執せず、市場やニーズに合わせて進化させる手法です。
IKEAのように、販売商品を大きくシフトした例は、まさに理想的なピボットといえます。
ピボット成功例をもっと深掘り!
IKEAだけではありません。
他にも驚くべきピボット成功例がたくさんあります。
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任天堂:1889年、京都で花札を製造する会社として創業。その後、玩具事業、ゲーム機へと進化し、世界的なゲームブランドに成長。
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トヨタ自動車:最初は自動織機メーカー(豊田自動織機)としてスタート。自動車事業へピボットし、世界最大の自動車メーカーに。
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Instagram:元々は”Burbn”というチェックインアプリだったが、ユーザーが写真投稿機能に惹かれていると気づき、写真共有アプリに特化。
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Slack:元々はオンラインゲーム”Glitch”の社内チャットツールだったが、ゲームの失敗を受け、チャットツールにピボットし大成功。
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Netflix:ビデオレンタル事業からストリーミング、そしてオリジナルコンテンツ制作へと大胆に転換。
このように、ピボットは”失敗のリカバリー策”ではなく、次の成長への道なのです!!
IKEAのコスト革命
IKEAが大きく飛躍したもう一つの要因は、コスト革命でした。1950年代、スウェーデンでは家具は高級品でした。しかしカンプラードは、「もっと手頃にできないか?」と考え、こう発想しました。
『家具の脚を外して、箱に詰めて運ぼう!』
これにより、
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輸送コストを削減
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倉庫スペースを節約
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自分で組み立てる”DIY”文化を生み出す
という3つのメリットを同時に手に入れました。
そしてこのDIYスタイルは、
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自分で組み立てる楽しさ
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コスト意識の高さ
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カスタマイズ文化の拡大
にもつながり、IKEAブランドの世界観を形成していったのです。
【裏技】IKEA好き必見のお得情報!
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組み立て中に部品破損しても、無料で部品交換可能
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店舗によっては、**返品・交換品が50%オフで購入可能な”アウトレットコーナー”**もあるらしい
世界は”ピボット”と”発想”で変えられる
IKEAの成長ストーリーは、”今のやり方がベストとは限らない”という大切なメッセージを教えてくれます。
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現状にとらわれない勇気
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柔軟に方向転換する知恵
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常識を疑う発想力
これらを武器にすれば、個人でもビジネスでも、未来を切り開いていけるはずです。
明日も、世の中の面白いマーケティングの話をゆるっとお届けしていきます。ぜひフォローして一緒に学んでいきましょう!✨
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