🔸 ざっくり内容:
現在の重工業株と投資のチャンス
こんにちは、加藤大です。最近、同僚との会話でIHI(7013)の株価が急上昇していることが話題になりました。年初からの上昇率は52.8%で、三菱重工業(7011)も51.8%と重工業株全体が注目されています。しかし、この上昇が「乗り遅れた」のか、それとも「まだ間に合う」大チャンスなのか疑問が残ります。
なぜ今、重工業株が注目されているのか
重工業は難しいと感じるかもしれませんが、現在、歴史的な転換点を迎えています。
1. 防衛費の大幅増額
政府は2027年度までに防衛費をGDP比2%に引き上げ、年間約11兆円となります。これは現在の約5.4兆円からの増額です。
2. 航空需要の完全回復
コロナで打撃を受けた航空業界が回復段階に入っています。特に航空エンジンのメンテナンス事業は安定した利益を生みます。
どちらを選ぶべきか?
IHIと三菱重工業は異なる特性を持ちます。最近のパフォーマンスを比較すると、IHIの営業利益は劇的に改善し、マイナス701億円からプラス1,435億円へと転換しました。これは単なる回復ではなく、事業構造の変革を意味します。
投資のリスクと戦略
投資初心者は「上がりすぎていでは?」と考えるかもしれませんが、数字を見れば、IHIは実は割安です。例えば、IHIのPERは20.3倍で、三菱重工の44.6倍に比べて魅力的です。
投資戦略
- 投資金額: 資金の10-20%
- 投資期間: 1年以内
- 目標利益: 20-30%
エントリータイミング: 現在価格(15,000円前後)から段階的に購入し、14,500円まで下がったら追加購入。
利益確定のライン: 第1目標は18,000円(+20%)、第2目標は20,000円(+33%)。
リスクマネジメント
リスクとしては、航空エンジン問題の再発や為替変動、景気後退による需要減少が考慮すべきポイントです。分散投資が重要です。
投資を始めるステップ
- 証券口座の開設: 低手数料のネット証券をおすすめ。
- 投資資金の確保: 生活費を除いた余裕資金で。
- 少額から始める: 初めは10万円程度から。
結論
投資は自己責任ですが、何もしないことが最もリスクです。適切な知識と準備を持てば、投資は資産を守り、増やすための重要なスキルです。
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🧠 編集部の見解:
この記事では、IHIと三菱重工業という重工業株の現状について深掘りされていますね。やっぱり、重工業というと難しそうなイメージがありますが、実は今注目されている理由がしっかりあります。
### 感想
特に防衛費の大幅増額は、政府がしっかりとした経済政策を打ち出している印象を受けます。ここに投資が集中することで、重工業に新しいチャンスが生まれるというのは投資家にとっては朗報ですね。
### 関連事例
過去に日本の重工業がバブル期に大きな成長を遂げた事例もありますが、その後の経済低迷や企業の経営難で多数の企業が苦境に立たされました。しかし、今またその流れが変わりつつあるのかもしれません。
### 社会的影響
防衛費の増加は、国防の強化だけでなく、雇用の増加や地域経済への貢献にもつながります。一方で、国民の安全保障をどう捉えるかについても議論が必要です。特に、軍事産業が経済に占める影響が大きくなることは、平和的な外交政策とどうバランスを取るかが課題ですね。
### 豆知識
ちなみに、IHIはもともと「石川島播磨重工業」として設立された企業で、長い歴史があります。航空エンジンなどの技術革新も進めており、未来の航空産業を牽引する存在として期待されています。
こうした市場の変化を敏感にキャッチすることで、投資においても良い判断ができるようになりますね!
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キーワード: 重工業株
このキーワードは、記事での主要テーマであり、IHIや三菱重工業の株価の上昇やその背景、投資の魅力についての議論に絡んでいます。重工業株が注目されている理由や投資の戦略が詳細に述べられています。
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