木曜日, 5月 8, 2025
No menu items!
[wordads]
ホームニュースカルチャーニュースGW明け、気分が上がらない“五月病”の対処法

GW明け、気分が上がらない“五月病”の対処法


ゴールデンウィークわり、そろそろ日常ペース取りっている多いしょう。

けれど、朝起きつらい、やる気ない、なんとなく憂うつ――そんな感じでなかなかやる気が出ず悩んでしまう人も同様に多いはずです。

これらはよく「五月」と呼ばれます。

4生活スタートばかりたちにとって、GW一息つけるタイミングです。

しかし、その安堵後にっている現実たく感じれ、心身不調きたすケースがなくないのです

実はこの五月病、日本特有社会構造結びついおり、海外ではほとんどない現象です。そのため学術的にはあまり関心を持たれていません。

とはいえ、既存の心理学の知見は、この気の重い時期を安定して乗り越えるための方法をきちんと示してくれています。

今回は、五月か、どう対処すべかをわかりやすく解説ます。

目次

  • 五月病はなぜ起きるのか?
  • 五月病の対処法

五月なぜ起きるか?

五月病」は、医学正式病名ではありません。

多く場合、「適応障害」や「軽度うつ状態」など診断該当ますが、一般に年度スタートから1カ月ほど5月頃に、心身調子崩す状態総称このようにんでます。

症状は、倦怠感、無気力、不眠、食欲低下、イライラ、不安感、そして「会社行きたくない」「やる気ない」といった感情揺らぎです。

特に社会大学新入生多くますが、異動したばかり中堅社員など、環境変化経験したあらゆる年代りえます。

背景は、「環境急激変化」と「その後休息」あります。

4日本年度始まり。就職、進学、転勤など、生活大きく変わる時期です。

新しい環境適応しよう無理重ねがちで、その緊張感1カ月乗り直後に、GWというまっ休みってます。

この休暇一旦心身弛緩すると、5ってから「尽き感」や「現実反発」押し寄せ、疲労うつ状態くるです。

五月は4月から新生活を始めた人の「がんばり反動」あり、心理学的は「緊張切れた」状態ともいえるのです

なので、4月に環境の変化を経験しなかった人には、あまりピンとこない症状でもあります。

そのため日本では社会いる五月ですが、意外ことに学術的にはあまり関心を持たれておらず研究もあまり行われていません

理由ひとつは、最初に述べた通り「五月病」あくまで俗称あり、正式精神疾患としてわれていないこと。もうひとつは、この現象日本社会構造依存おり、国際通用する概念として扱いにくいからです。

海外では、年度始まり9月(欧米)3月(韓国)などによってなり、GWよう生活直後まっ長期休暇訪れるという社会リズムほとんど存在しません。

したがって、「新しい環境無理て、GWて、五月調子崩す」という日本サイクルは、世界かなり特異なのです。

カレンダー健康これほど密接連動した「五月病」は、世界でもまれな現象といえるでしょう

そのため、五月病自体に対する学術的な報告というのはあまりないのですが、五月病の特徴となる症状には、すべて有効な対処法が存在します。

この時期、気分が沈んでなかなかやる気になれない、つらい、という人は、この対処法を意識すると苦しい時期を比較的安定して乗り切れるかもしれません。

五月病の対処法

では、この「五月病」どう向きよいのでしょうか?

「五月病」は4月から続いた緊張の連続に対して、連休心理緊張一気に緩むことで起こるで起きています。

これが休み明けの目標喪失感」や「現実抵抗感」を高め、仕事学業遂行能力影響するだけなく、意思決定対人関係回避傾向誘発やすい状態連鎖ています。

この状態を解消するには、次のようなことを意識すると良いでしょう。

Credit:canva

1. 「今日は何をするか」を具体的に決めておく

連休明けは、「からつけいいからない」「どこから始めて重い」という状態なりがちです。

これは、たくさん判断一度に求めれ、疲れしまうこと原因です。

これを軽減するためには、業務や行動の「構造化」が有効です。おすすめは、「やることあらかじめ3だけおく」ことです。

優先順位順番おくと、余計迷いり、動き出しすくなります。

少数のやるべきこととその順番をあらかじめ決めておく、という行動単純が、意思決定の疲れぎ行動しやすくしてくれます

2. 大きな目標より「すぐできる小さなこと」重ねる

もっとちゃんとしなゃ」「理想通りやらゃ」思うほど、動きなります。

この時期は、「さくも、できた」という感覚積み重ねることずっと大事です。

そのため、対処戦略として有効は、目標タイムスパンくし、成果視覚すること」です。

たとえば、「3以内仕上げる簡単作業」「午後ひとつだけ処理する課題」明確し、それカレンダーアプリ記録する。

こうた“確実終わること”毎日ひとつこなすだけで、徐々にエンジンかってます。

GWも明けて、ここからが本格始動だという気持ちで、長期的目標や理想像に向けて動き出そうとすると、エネルギーが枯渇しやすくなります。

やる気を出して頑張って動くではなく、「少しずついているうちに、自然とやる気が出てくる」という流れ意識すると、行動することがだいぶ楽になるでしょう

 3. 最初一歩だけ決めおく

1の提案と似ていますが、こちらはそもそもまず動き出せないという問題に対処する方法です。

始めるとき、やるべきことを全部頭に浮かべていると、スタートってしまます。

そこで大切は、「最初行動決めおく」ことです。

たとえば、「朝、パソコン開いたら、まず最初1だけメールに返答するなど、始まりスイッチ”っておくと、自然行動っていきます。

これは、習慣研究でも有効いるテクニックです。

4. 情報減らし、自分作業集中する

五月病などの落ち込みやすい時期は、「他人比較自分っている」という思考まりすくなります。

そんなときSNSネットニュースいると、どんどん気持ち落ちんでいきます。

なので取得する情報一時減らして、自分を「ってみる」時間増やすこと大切です。

たとえば、文章みる、家事ひとつ終わらせる、整理する――そんな小さな「自発的な行動」が、自分ペース取り戻すきっかけなります。

5. 自分ひとりしない「仕組み」つくる

やらないことあっも、「別に今日じゃなくいい」「ないし」っているとどんどんなくなることあります。

こういうときは、あえて約束」をするなど外部からやる理由を与えてもらうこと有効です。

たとえば、同僚に「今日ここまでます」伝えおく、図書館作業する予定入れおく、会う約束入れるなど、自分ひとりではなく、ちょっとしたの“きっかけ”用意するだけで、行動後押しなります。


以上5方法は、「気持ち切り替える」ためテクニックではありません。

むしろ、ない時期に“どうって動けるよう状況自分作るか”という、現実工夫です。

気分ようするではなく、動き少しだけえてみることが、気分変化つながります

その順番こそが、五月から抜け出すためカギです。

全ての画像を見る

参考文献

働き方に不満を感じている人の半数以上が 5 月病を経験 自宅でのリフレッシュのすすめ

Click to access 20230420r.pdf
https://www.sekisuihouse.co.jp/company/research/library/2023/20230420/20230420r.pdf

元論文

Breaking habits with implementation intentions: A test of underlying processes
https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/0146167211399102

ライター

相川 葵: 工学出身のライター。歴史やSF作品と絡めた科学の話が好き。イメージしやすい科学の解説をしていくことを目指す。

編集者

ナゾロジー 編集部

フラッグシティパートナーズ海外不動産投資セミナー 【DMM FX】入金

Source link

Views: 2

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

- Advertisment -

Most Popular