KTC MegPad 32型 4K UHD 移動式スマートモニター ( Android 13搭載 Google認証 10点タッチ Wi-Fi 6&Bluetooth 5.2 )(8GB RAM+128GB 大容量/リモコン付き/90w高速アダプター キャスター/デュアル6W*2/コードレス設計 //9500mAh内蔵バッテリー ) キッチン・リビング・寝室対応 A32Q7Pro
¥119,000 (2025年4月26日 13:07 GMT +09:00 時点 - 詳細はこちら価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で当該の Amazon サイトに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。)Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod (USB PD 充電器 USB-A & USB-C 3ポート)【独自技術Anker GaN II採用 / PD対応 / PPS規格対応 / PSE技術基準適合 / 折りたたみ式プラグ】MacBook PD対応Windows PC iPad iPhone Galaxy Android スマートフォン ノートPC 各種 その他機器対応(ブラック)
¥5,990 (2025年4月26日 13:09 GMT +09:00 時点 - 詳細はこちら価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で当該の Amazon サイトに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。)
Googleのクラウド事業部門Google Cloudの年次イベント「Google Cloud Next 2025」が、4月9日~4月11日(現地時間)の3日間にわたって、米国 ネバダ州ラスベガスのマンダレーベイ(Mandalay Bay)・コンベンションセンターにおいて開催されている。初日となる4月9日の午前には、Google CEO スンダー・ピチャイ氏、Google Cloud CEO トーマス・クリアン氏などのGoogle/Google Cloudの幹部が登壇して基調講演が行われた。
この中でGoogle Cloudは、AI向けの新しいハードウェア、AIモデル、AIソリューション、そしてAIエージェントなどに関して新しい製品やサービスなどを多数紹介し、顧客がこれまで以上に迅速にAIの開発できる環境の提供を約束した。
またKDDIは、東京で行われたKDDI株式会社 代表取締役CEO 松田浩路氏の会見の中で、同社が大阪府堺市に開設する予定のデータセンター上でGeminiを採用する開発意向表明を行った。
新しいTPUと新しいGPUのVMが発表され、電力効率重視か、性能重視かで選択できる環境を構築
引き続きクリアン氏が登壇し、そうしたピチャイ氏が紹介した新しいAIソリューションの具体的な内容などを説明した。最初に触れられたのは、同社が「AI Hypercomputer」と呼んでいるAIを演算するコンピューティング基盤で、それを実現するために、TPUやGPUなどに関しての説明が行われた。
TPUに関してはすでに、同日朝の報道発表で公開されている通りで、TPU v4/TPU v5p比でそれぞれ約16.78倍、約10倍という性能を発揮する。詳しくは以下の記事に詳しいのでご参照いただきたい。今回の基調講演の中でGoogleはその実物を公開した。
またGPUに関しては、3月に行われたNVIDIA GTCでA4X、A4 VMという2つのVMがプレビュー提供および近日提供開始がアナウンスされている。A4XはNVIDIA GB200 NVL72がベースで、A4はNVIDIA HGX B200が利用されており、前者はArmプロセッサと、後者はx86プロセッサとの組み合わせで利用できることになる。また、A4 VMに利用されるサーバーラックは、展示会場におけるGoogleとNVIDIAブースに展示されていた。
Google Cloudとしては、性能に優位性があるNVIDIAのBlackwellと、電力効率に優れているTPUを提供することで、顧客のニーズによってどちらかを選択してもらう戦略となる。
なお今回、Googleは、NVIDIAが次世代製品としてロードマップで紹介している「Vera Rubin」(次世代ArmプロセッサとなるVeraと、Blackwellの後継GPUとなるRubinの2つを1ボードに載せたもの、GB200シリーズの後継製品)に関しても、ほかのCSPに先駆けて投入を行うと説明した。
現時点ではロードマップ上にあるだけで、影も形もないVera Rubinの採用をいち早く表明するあたり、新しいGPUを他社に先駆けて導入することがCSPにとって重要になっていることをうかがわせている。
Gemini on Google Distributed Cloudを発表、KDDIは同社の堺データセンターでGeminiの採用意向を公表
またGoogle Cloudは、顧客企業のオンプレミスやエッジ環境に、Google Cloudのハードウェアを置く形でサービスを提供する「Google Distributed Cloud」の提供を数年前から行っているが、今回のイベントで、そのGoogle Distributed CloudでGeminiが使えるようになったと明らかにした(Gemini on Google Distributed Cloud)。
その紹介時には、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOがビデオで登場し、NVIDIAのGPUでサポートされているConfidential Computingの機能などが利用できるようになるとアピールした。
なお、この基調講演後に行われた、KDDIの新社長(KDDI株式会社 代表取締役CEO 松田浩路氏)の日本における会見では、KDDIが大阪府堺市に新たに開設するデータセンターにおいて、KDDIとGoogle Cloudが協業し、両社が協力してGeminiが稼働させるという開発意向表明が行われた。
現時点ではGoogleからの正式なアナウンスはされていないが、Google Cloudの基調講演の中でソブリンクラウド事業の顧客リストにKDDIのロゴがあることが確認されており、ソブリン要件を満たすためには、サーバーなどを日本国内かつ顧客のデータセンターなどに置く必要があると考えられるため、Gemini on Google Distributed Cloudなどの仕組みを活用しているのだと予想できる。
松田社長は、Google Cloud Nextの中で何らかの発表があると説明しており、追って両社から何らかのアナウンスがあるだろう。
Geminiなどのファウンデーションモデルの拡充や、AIエージェントの開発ツールなどが発表される
AIモデルに関しては、Gemini 2.5とImagen 3/Veo 2/Chirp 3/Lyriaという、Googleが自社サービス向けに提供しているファウンデーションモデルのアップデートが紹介された。
Geminiは他社のLLMよりも高性能なLLMとしてリリースされたもので、このGoogle Cloud Nextの前に、最新バージョンとなるGemini 2.5が発表されており、Gemini 2.5 Proという最初の製品がすでに発表済みだ。
今回のNextでは、Gemini 2.5 Flashというコストパフォーマンス重視版の提供が明らかにされた。また、Geminiと対話で会話が行えるLiveのAPI版となる「Live API」、あらかじめ設定しておいたコストなどのパラメーターから自動で最適なモデルを選択できる「Model Optimizer」なども合わせて発表されている。
画像生成のImagen、動画生成のVeo、音声認識Chirpなどはバージョンアップ版の提供が開始されたことが明らかにされ、今回新たに楽曲をプロンプトから生成するLyriaの提供が開始された。なおLyriaに関しては、プロンプトは英語ののみ対応とはなるが、国内からも本日より利用可能になるとGoogleは説明した。
また、サードパーティのモデルへのラインアップ拡充も引き続き行われており、今回の基調講演内で、MetaのLlama 4に対応したことも明らかにされている。
Vertex AIおよびAIエージェントに関しては、同社が昨年の12月に発表した「Google Agentspace」に関する新しい発表が多数行われた。Google Agentspaceは、顧客企業が自社向けのAIエージェントを構築する際に利用できるツールで、ファウンデーションモデルなどを顧客が選択して、サードパーティのSaaSのデータなども参照しながら会話型AI(いわゆるチャットボットなどのこと)を構築することが可能になる。
今回発表されたのはオープンソースのAIエージェント構築ツールとなる「Agent Development Kit」、エージェント同士がやりとりする時に業界標準となるような「Agent2Agent プロトコル」などで、いずれもオープンなツールや規格として提案されており、Google Cloudだけでなく、他社のサービスなどに対しても活用できるソリューションとなる。
こうしたさまざまな発表やデモなどが行われた後、最後に登壇したクリアン氏は「Google Cloudでは、最高のインフラストラクチャ、主要なモデル、ツール、エージェントを備えた主要なエンタープライズ対応AIを実現するのに最適なプラットフォームを提供しており、オープンなマルチクラウドプラットフォームを標榜している。そして、相互運用性を構築してAI投資から価値を得るまでの時間を短縮することで、顧客のイノベーションを支援することを約束する」とまとめ、講演を終えた。