Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル Anker絡まないケーブル 100W 結束バンド付き USB PD対応 シリコン素材採用 iPhone 16 / 15 / Galaxy iPad Pro MacBook Pro/Air 各種対応 (1.8m ミッドナイトブラック)
¥1,890 (2025年4月25日 13:07 GMT +09:00 時点 - 詳細はこちら価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で当該の Amazon サイトに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。)
Googleが、AIチャットボットのGeminiをSamsung製スマートフォンにプリインストールさせるために、金額は不明ながらSamsungに多額の支払いと広告収益の供与をしていることが、Googleの独占禁止法違反を巡る裁判により判明しました。
Google Trial: Company Paid Samsung ‘Enormous Sums’ for Gemini AI App Installs – Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2025-04-21/google-paid-samsung-enormous-sums-for-gemini-ai-app-installs
Google is paying Samsung an ‘enormous sum’ to preinstall Gemini | The Verge
https://www.theverge.com/news/652746/google-samsung-gemini-default-placement-antitrust-trial
Googleが、自社製AIを有利にするためにSamsungに巨額の支払いをしていることが明らかになった発端は、アメリカ司法省がGoogleを独占禁止法違反で訴えた2020年の裁判です。Googleが、自社の検索エンジンや音声アシスタントをデフォルトにするためにSamsungに80億ドル(当時のレートで約1兆2000億円)を支払っていたことなどが明るみに出たこの訴訟で、コロンビア特別区連邦地方裁判所のアミット・メータ判事はGoogleの独占禁止法違反を認める判決を下しています。
Google PlayをデフォルトにしてもらうためGoogleはSamsungに4年間で1兆2000億円を支払っていたとEpic Gamesが指摘 – GIGAZINE
Googleへの制裁内容を審理する今回の裁判では、証人としてGoogleのプラットフォームおよびデバイスパートナーシップ担当バイスプレジデントであるピーター・フィッツジェラルド氏が召喚されました。
そして、2025年4月22日に開かれた法廷でフィッツジェラルド氏は、Googleの親会社であるAlphabetが、Geminiをプリインストールすることを条件としてSamsungに毎月金銭を支払っていると証言しました。
証言によると、Geminiに関するSamsungとの契約期間は2年で、契約には毎月の固定支払いのみならず、Geminiアプリからの広告収益の一部をSamsungに分配することも盛り込まれているとのこと。
Samsungが2025年1月に発表したGalaxy S25シリーズでは、電源ボタンの長押しで起動するデフォルトのAIアシスタントがSamsung製AIアシスタントのBixbyからGeminiに変更されており、Samsungへ毎月の支払いが始まったのもちょうど2025年1月からだということが、フィッツジェラルド氏の証言で判明しています。
GoogleからSamsungへの具体的な支払額は不明ですが、司法省の弁護士であるデビッド・ダールキスト氏は冒頭陳述で、毎月の支払額は「莫大な金額」だと述べました。
Samsung製デバイスでGeminiを有利にする契約を結んでいたことを明かす一方で、フィッツジェラルド氏はSamsungがMicrosoftやMeta、OpenAIなどのAI企業からもAIアプリを組み込むよう「競争的な提案」を受けていたことを指摘した上で、GoogleによるSamsungへの提案は「競合他社が提示しているものを考慮したものです」と述べて、契約は競争的なものだったことを強調しました。
フィッツジェラルド氏はまた、反対尋問の中で「Samsungは他の生成AIサービスを提供することができます」と述べて、2025年4月の契約改定で「Googleの検索エンジンとAIアシスタントだけをプリインストールする」という条件が削除されたことを証言しました。
この裁判では、Googleの反競争的行為の是正措置も争点になっており、もしGoogleにChromeの売却命令が下された場合はOpenAIが買収先として名乗りを上げる予定だということが報じられています。
OpenAIがGoogleからChromeを買収する意向を示す、過去にGoogleに検索技術の提供を求めたものの断られたことも判明 – GIGAZINE
この記事のタイトルとURLをコピーする