

Googleは、GeminiにAI画像編集機能を導入しました。
これにより、Geminiアプリやウェブサイト上でテキストベースのプロンプトを使用して既存の画像を編集できるようになります。
この機能は以前からGoogle AI Studioで利用可能でしたが、今回、45の言語に対応してすべてのGeminiユーザーに提供が開始されました。
GeminiのAI画像編集でできること
この機能の最大の魅力は、写真編集のハードルを下げてくれる点です。
GeminiのAIチャットボットと会話しながら画像を生成したり、自分の写真をチャット画面にアップロードして編集を依頼したりできます。
これは、Google Pixelの「Reimagine」機能(実際の写真に仮想オブジェクトを追加できる)に似ています。
Geminiの写真編集ツールを使えば、写真の特定のオブジェクトを置き換えたり、背景を変更したり、まったく新しい要素を追加したりすることが可能です。
新機能を発表したブログ記事の中でGoogleは、自分の写真をアップロードして「髪の色を変えてみて」とリクエストすることで、染髪後の見た目をシミュレーションできる例を紹介しています。
倫理的な懸念とは?
また、AIは以前のリクエストを記憶しており、複数のメッセージにわたって画像に異なる変更を加えることもできます。さらにGoogleは、この機能を使って物語とそれに合う画像を生成することも可能だと述べています。
このような機能には倫理的な懸念もあります。最も明白な問題は、偽の画像を作成して人や企業に実害を与える可能性があるという点です。
これを防ぐために、GoogleはすべてのAI生成画像に不可視の透かし(ウォーターマーク)を埋め込むとしています。また、視認可能な透かしの使用も検討中で、AI編集画像の識別がより容易になる可能性があります。
本機能は本日から提供開始となったばかりのため、実際に使用できるようになるまでには時間がかかる場合があります。また、この機能はGoogle Workspaceおよび教育向けアカウントでは利用できません。
Source: Google AI Studio
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