水曜日, 5月 14, 2025
ホームニューステックニュースGoogleの兄弟会社Waymoはアメリカでの完全自動運転車の製造工場を拡充、2026年までにロボタクシーの運用台数は2倍超に - GIGAZINE

Googleの兄弟会社Waymoはアメリカでの完全自動運転車の製造工場を拡充、2026年までにロボタクシーの運用台数は2倍超に – GIGAZINE



Googleの兄弟会社Waymoはアメリカでの完全自動運転車の製造工場を拡充、2026年までにロボタクシーの運用台数は2倍超に - GIGAZINE


タクシー会社の日本交通やタクシーアプリのGOと提携し、日本で自動運転車のテストを実施しているWaymoが、アメリカでの自動運転車製造拠点を拡充しています。

Scaling our fleet through U.S. manufacturing
https://waymo.com/blog/2025/05/scaling-our-fleet-through-us-manufacturing


Waymo to double robotaxi production at Arizona plant by end of 2026
https://www.cnbc.com/2025/05/05/waymo-to-double-robotaxi-production-at-arizona-plant-by-end-of-2026.html

Waymo ramps up robotaxi production at new Arizona factory | TechCrunch
https://techcrunch.com/2025/05/05/waymo-ramps-up-robotaxi-production-at-new-arizona-factory/

Waymo says it will add 2,000 more robotaxis into 2026 | The Verge
https://www.theverge.com/news/661025/waymo-fleet-size-factory-arizona-jaguar-robotaxi-zeekr

Waymo partners with Magna for new vehicle factory in Arizona | Reuters
https://www.reuters.com/business/autos-transportation/waymo-partners-with-magna-new-vehicle-factory-arizona-2025-05-06/

WaymoはGoogleの兄弟会社で、自動運転タクシーの「Waymo One」を展開しています。アメリカではフェニックス、サンフランシスコ、ロサンゼルス、オースティンでWaymo Oneを通じて毎週25万回以上の有料乗車を提供しており、2026年にはアトランタ、マイアミ、ワシントンD.C.でもWaymo Oneを提供する予定です。

Waymo Oneの規模を拡大し、増加する乗客の需要に応えるには、汎用性の高い完全自動運転システム「Waymo Driver」を搭載した車両の拡充が必要です。アメリカでWaymo Oneの利用者増加に対応するため、Waymoはマグナと提携してアリゾナ州メサに新しいWaymo Driver統合工場を建設しました。

23万9000平方フィート(約73平方km)のWaymo Driver統合工場は、数百万ドル(数億円)規模の投資であり、同地域において数百人規模の雇用を創出しています。この新工場では、ジャガーI-PACEにWaymo Driverを統合するための施工が行われます。


メサに開設されたWaymo Driver統合工場について、アリゾナ州のケイティ・ホッブズ知事は「メサに建設されたWaymoとマグナの新しい製造工場は、アリゾナ州がテクノロジーの革新と成長の新たな拠点となることを示す最新の事例です。自動運転車が毎日私たちの街を走り、人々が安全に目的地に到着できるよう支援していることを誇りに思います。この新しい製造工場は、こうした存在感をさらに高め、地元で創出される雇用は、アリ​​ゾナ州のテクノロジー経済が世界舞台で成長し続けることに貢献するでしょう」と語りました。

Waymo Oneは過去数年で大きく成長しており、利用者の増加に伴い、運用車両も徐々に拡大しています。サンフランシスコ、ロサンゼルス、フェニックス、オースティンではすでに1500台以上の車両が運用されていますが、2026年にはさらに2000台以上の「Waymo Driver搭載ジャガーI-PACE」が追加される予定です。

Waymoのオペレーション担当ヴァイスプレジデントであるライアン・マクナマラ氏は、「メサに新設されたWaymo Driver統合工場は、当社の将来の成長計画の中心に据えられます。マグナとのパートナーシップにより、コスト効率・柔軟性・生産能力を向上させ、当社の車両群を新たなレベルに引き上げてくれる製造拠点です」と語りました。

Waymo Driver統合工場の柔軟な設計により、2025年からは同工場で中国の自動車メーカーであるZeekr製の電気自動車「RT」をはじめとする車両にも、Waymo Driverを統合することが可能となります。複数のプラットフォームを同時かつ大量に生産する必要があることから、Waymo Driver統合工場では自動化組立ラインなどの効率化策を段階的に導入していく予定で、これにより工場がフル稼働する際には、年間数万台の完全自動運転車を製造できるようになるとのことです。


なお、メサに新設されたWaymo Driver統合工場で製造された完全自動運転車は、工場から出庫してすぐに運行開始可能。工場を出発して30分以内に乗客を乗せることができるとアピールされています。

メサのWaymo Driver統合工場が開設されたのは2024年10月のことで、Forbesは独占取材に成功しています。報道によると、メサのWaymo Driver統合工場ではWaymoが独自に設計したコンピューター、カメラ、レーダー、LiDARなどを搭載したジャガーI-PACEが1日数台生産されているそうです。

年間数十万台の車両を生産する通常の自動車工場と比べると生産規模は非常に小さいですが、Waymoが保有するロボタクシー(1500台)は、週に25万回以上も有料乗客を運んでいるため、1日換算だと1台24回も有料乗客を運んでいる計算になります。これは、1日に数回しか運転しない自家用車やトラックよりもはるかに多い利用実績です。そのため、WaymoがWaymo One向けに1万台のロボタクシーを運用できるようになる頃には、同社の年間売上高は20億ドル(約2960億円)に到達している可能性もあるとForbesは指摘しています。

WaymoはジャガーI-PACEの他に、ZeekrのRTやヒョンデのIONIQ 5にWaymo Driverを統合することが計画されています。どちらの車両もジャガーI-PACEよりも大幅に安価ですが、ドナルド・トランプ大統領が導入した相互関税(トランプ関税)の影響で、RTの輸入に支障をきたしているとForbesは報じています。

なお、Waymoの自動運転システムはテスラのものよりも高度で高価なセンサーを搭載しており、イーロン・マスク氏はテスラ車と競合他社の自動運転車を比較して、「(テスラ車より)はるかに高価」と批判しています。実際、Waymoの自動運転車はレーダーセンサー、LiDAR、カメラ、ソナーなどを搭載していますが、テスラの自動運転システムは主にカメラのみで周囲の環境を検出しています。

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