AIを使わないと実質、プログラミングができないのですが(注:AIを使わないでプログラミングしているものは過去にもあります。念のため)、昨年末から、ChatGPTを試験的に使いました。部分的に使ったり、コードのデバッグなどで使っていましたが、主体的ではありませんでした。そのため出来ることも、自分の能力プラスαくらいで劇的とはいえませんでした。とはいえ、有料プランに切り替えると、だいぶまともになり、一人で資料を見ながらコーディングしているときに比べて大分効率が高くなりました。
しかし2月に登場した、ChatGPT o3-mini-highは劇的でした。こちらが日本語で指示した内容でほぼコーディングしてくれるし、修正指示も的確でした。おかげで、2月から3月にかけて機能実装がトントン拍子でいったのはこのためです。しかし、忘れっぽくサボり癖があるChatGPTの特性に慣れるのに時間がかかりました。まだまだ複雑な業務コードを書くには力不足です。400行を超えるあたりから怪しくなりました。
4月にはChatGPT o4-mini-highが登場し、o3-mini-highが急に無くなりました。このような進化が速い業界では仕方がないのですが、せっかく慣れた環境が前触れもなくなくなるのは悲しかったです。慣れるのに時間がかかりますし。若干の性能向上があったと感じました他が、o3-mini-highの延長上にあると感じられました。
しかし、画面上の使いにくさを感じた上、他にも良い物がないかな?と思っていた矢先、Gemini 2.5 Proの評判を聞き、無料版で試しました。o4-mini-highが霞む性能でした(あくまで私の用途での話です)。省略が少なく、解説も丁寧。時間がかかる作業は多いですが、ChatGPT的なやっつけ仕事感が減りました。しかし若干暴走して扱いにくい部分があります。また無料版で使える回数が非常に少なく、現在の開発速度を維持出来ないと判断しました。
そこで、私の制作物(壁量電卓)が、ほぼ完成したこともあり、ここからは大規模コードの融合をしなければならないこともあり、ChatGPTからGeminiに有料プランを切り替えました。大規模コードを扱うにはo4-mini-highでは厳しいです。その点Geminiでは比較的問題なく扱ってくれます。ちょうど良いタイミングだったのかもしれません。
もっともChatGPTのほうが良い部分もたくさんあるので、しばらくしたら戻ってくるかも知れません(笑)。何しろ抜きつ抜かれつ進化が激しい分野です。私のような使い方をする人は少ないですが、確実に恩恵を受けることができます。
というわけで6月公開版の壁量電卓は、Geminiを主体として開発したものが公開できるはずです。お楽しみに!
Views: 1