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4月10日に発売される新作SFアドベンチャーゲーム『スター・オーバードライブ』ニンテンドースイッチ版のレビューをお届けします。
本作は未知の惑星に閉じ込められてしまった恋人を救うために、惑星を駆け巡るオープンワールドゲーム。ホバーボードとギターを駆使して、原生生物を倒したり、謎解きをクリアしていきます。

どこまでも広がる空と大地を駆け抜けていく気持ちよさや、ほどよく捻りのある謎解きはグッドでしたが、繰り返し感の強いゲームプレイや、時折画面が止まるなど、見過ごせない問題点もある作品でした。
なお、本稿の執筆にあたっては3gooよりコードの提供を受けています。
突き抜ける青空の下、ホバーボードに乗り、ギターを掻き鳴らせ!ハイスピードな探索型アドベンチャー
ある日、宇宙を旅していた青年バイオスは、恋人からの救難信号を受け取ります。どうやら彼女はとある惑星に閉じ込められてしまったようで、バイオスは彼女の信号が放たれた星へと急ぎます。
惑星に建てられた起動エレベーターの最上階にいることがわかった彼は、タワーに動力を供給したり、地下坑道に叩き落されたりしながら、冒険を繰り広げていきます(道中で彼女の写真が拾えますが、恋人同士でしか撮れないカットが収められており、なかなかエモいです)。

本作は非常にオーソドックスなオープンワールドゲームですが、要素はかなり絞られており、ソリッドな印象がありました。
主人公の武器となるのは、移動用のアイテムであるホバーボードと、攻撃に用いるギターの「キーター」。ホバーボードは見ての通りの性能で、惑星のあらゆる坂という坂でジャンプをして、その直後にトリックを決めることで、着地時のスピードアップが図れます。

本作はファストトラベルが非常に限られているため、最初から最後までずーっとホバーボードを爆走させることになります。本作自体がこのホバーボードでの遊びを楽しめるかどうかに依存していると言っても過言ではないでしょう。
もちろん、その疾走感は折り紙付きであり、ひたすらに気持ちが良いのは間違いないです。カラッとした空に舞い上がりたい人はきっと楽しめることでしょう。

また、このホバーボードは各地で得た素材によって改造することができ、スピードやコントロール、重力制御などについて細かくいじることができます。プレイヤーの成長の代わりに、ホバーボードの性能が上がっていくというゲーム性は、オープンワールドとしてはなかなか珍しいかもしれません。
序盤はそこまでスピードが出せませんが、ゲームの進行に連れてどんどんホバーボードは強化されていくうえに、プレイヤーの熟練度も上がっていくので、最終的に凄まじいスピードを維持しながらマップ中を行き来することができるようになります。

「採掘地点」を巡るのが楽しい 優等生なパズルと、面倒な通常戦闘
ホバーボードで各地を巡って色々なアクティビティをクリアしていくわけですが、もっともコクがあったのは「採掘地点」という謎解き要素でした。
有体に言ってしまえば、こちらは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』における祠に相当するもので、地下に用意された独立した3Dパズルプラットフォーマーをひとつずつ解いていく遊びです(というか、本作はとにかく随所に『ブレス オブ ザ ワイルド』と『ティアーズ オブ ザ キングダム』の影響が見られます)。

バイオスは最大6つの能力を入手でき、ゲーム中はこれらの能力を駆使して採掘地点を攻略していくことになります。どこかにくっつけるとトランポリンとして機能するビームや、物を捕まえて運んだり投げたりするグラブ、モンスターなどを魅了して特定地点まで誘導させるチャームなど、これまた『ブレス オブ ザ ワイルド』の影響下にあるようなメカニクスをしています。
発想自体は二番煎じではあるものの、謎解きの面白さは本家に肉薄するものでした。自分で踏むだけでは足りないスイッチや、塔の大きさを変えて上手い具合にトランポリンで頂上まで行かないといけない仕掛けなど、頭を捻らないと解けないものが多かった印象で、どれもかなり楽しむことができました。

一方、世界各地には当然ながらザコ敵がいるわけですが、なかなかこいつらがストレスであり、評価を下げざるを得ない要因でした。
積極的にギターを強化しないと大きなダメージを与えられない作りなのはまだしも(といっても素材は大体ホバーボードに入れたくなるんですが)こちらを捕縛して一定時間動けなくさせるものや、自爆突進のような攻撃をしてくるものなど、面と向かって対峙して鎬を削るデザインではなく、単にお邪魔をするだけの敵が目立ちました。

また、各地には狩り場という中ボスを討伐するアクティビティもあります。こちらはホバーボードに乗って「デューン・ジャンパー」というサンドワームのような敵を追いかけて倒すゲームなのですが、いかんせんこれも倒し方がワンパターンであり、そこまで深みのあるものではありませんでした。
なお、ストーリー上のボスに関しては、明確に弱点や対処法があり、正しく戦えば問題なく倒せる難易度で、アクションゲームのボスらしい王道な戦いが楽しめました。
その他気になる点:画面が止まる問題や、起伏のないゲームループとストーリー
本作でもっとも気になる点は、やはり最適化の問題でした。
ホバーボードで爆走しているときや、敵の集団に囲まれたときに高確率でコマ落ちし、体感で0.2秒ほど画面が止まるのが非常に気になります。ニンテンドースイッチの性能の問題もあるかもしれませんが、PC版よりも早く出しておきながらこれは、ちょっと首を傾げてしまいます。ホバーボードでの移動がメインのフィーチャーである以上、どうにか最適化も行ってほしかったところです。

また、ゲームの要素自体が少なく、どうしても繰り返し感が付きまとうという点も気になりました。ひとつひとつの遊びは決して悪くないのですが、ホバーボードで新しい土地に行き、塔に登ってマップを開き、ストーリーが語られるカットシーンを観て、採掘地点に潜ったりタイムトライアルをしたりボスと戦ったりする……これ以上のものはありません。
それでもストーリーに魅力があればよかったのですが、終始オフビートで進むうえにキャラクターもほとんど登場しないので、起伏に乏しいものになってしまっています。独特の旅情感が出ていると言えなくもないですが、やはりもう少し動機付けを強くしてほしかったところです(そもそもミッションの内容からして、独自の固有名詞が多すぎてまるで頭に入ってきません)。

また、サウンドについても、ギターが武器として出てくる割にはかなり残念です。戦闘に突入すると専用のギターロックが流れるのですが、これが非常にシンプルで、まるでフリー素材のようにつまらない楽曲ばかりです。曲としてもメリハリがないだけでなく、戦闘時のエフェクトもショボいので、なんだか開発途中のゲームのバトルを見ているような気分になります。

Game*Spark レビュー『スター・オーバードライブ』 ニンテンドースイッチ/PC(Steam)2025年4月10日リリース(PC版は未定)
ホバーボードは気持ちよくパズルの出来も良いが、ゲーム全体を通して単調で、ストーリーとサウンドも退屈
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GOOD
- 開けた砂漠でホバーボードを乗り回す体験
- 採掘地点という各地に点在するパズルステージ
BAD
- いちいち発生するプチフリーズ
- 面倒臭いだけの通常戦闘
- 味気ないストーリーとBGM