サムスンは、AIを活用した独自UI「One UI 7」のグローバル展開を一時停止した。一部のスマートフォンでロックを解除できなくなるバグが発生したためとみられる。この停止については、サムスン関連のリーク情報で知られるIce Universe氏がいち早く指摘しており、韓国でアップデートを受け取ったサムスン「Galaxy S24」に影響したとされる。One UI 7(Android 15ベース)に更新したユーザーらは、たびたびロック解除ができなくなる問題を報告している。

 サムスンは、全Galaxyモデルと全地域を対象にアップデートを撤回した。これは予防措置とみられる。同社は米CNETに対し、ソフトウェアの「新しいタイミングと提供については近いうちに発表する」と述べた。

 「できる限り優れた体験を提供するために、One UI 7の提供スケジュールを更新している」(同社)

 サムスンは4月7日から、Galaxy S24シリーズ、「Galaxy Z Fold6」、「Galaxy Z Flip6」を皮切りに、Galaxyスマートフォンやタブレット向けにOne UI 7アップデートを配信していた。他のデバイスにも近く展開が見込まれていた。

 One UI 7はAIを軸に再設計されたインターフェイスで、よりパーソナライズされた操作や設定が可能だ。AIを活用して動画編集やメッセージ作成を支援するほか、ディナーの場所を提案することもできる。

 現在、IT企業はより多くのAI機能をモバイル機器に取り入れ、日常のタスクを支援する賢いパーソナルアシスタントに進化させようと競っている。

 市場調査会社Creative InsightsのアナリストであるCarolina Milanesi氏は、多くの消費者はまだAIを試している段階であり、その可能性だけでデバイスを購入しているわけではないと指摘する。

 「サムスンはバグを防げたはずだとは思うが、これによって『Galaxy AI』の利用や消費者のサムスンへの関心が長期的に揺らぐことはないだろう」とMilanesi氏は米CNETに語った。「十分な体験を提供できずにユーザーを落胆させるより、アップデートを取り下げる方がいい」(同氏)

この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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