オリオラスジャパンは、シンガポール発のイヤフォンブランド「Forté Ears(フォルテ・イヤーズ)」の取り扱いを開始。第一弾製品として、11マルチドライバー構成のフラッグシップモデル「MACBETH」を16日より発売する。価格は629,200円。
独自音響技術「ARC」、独自回路「FCR」、専用超低域ドライバー「Diablo」を含む3種11基のドライバーを搭載。さらに、希少なヴィンテージ部品を融合し、音楽が持つドラマティックで感情豊かな響きを実現するというイヤフォン。
パッケージやデザイン、サウンドチューニングには、王座を巡る陰謀と運命のうねりが交錯するヴェルディ『マクベス』の劇的な舞台美と深い陰影を想起させる世界観を表現した。
BA×5、静電型(EST)×4、骨伝導(BC)×2という全11ドライバー構成。デュアル骨伝導をベースに、荘厳で調和のとれた没入感のあるステージングを目指した。
音響工学の原理を駆使した独自設計の音響共鳴技術「Acoustic Resonance Chamber(ARC)」を搭載。
コアドライバーがチャンバーと相互作用することで、音響ポテンシャルを引き出し、倍音振動のための空間を作り出すよう設計。これにより、没入感がありながらも音源に忠実なサウンドを実現。各ドライバーが生み出す振動を適切に共鳴させることで、音に豊かな倍音や自然な響きを付加し、音楽の表現力を飛躍的に向上させるという。
すべてのドライバーを高精度に制御する独自開発のクロスオーバー回路「Forte Circuitry Relay(FCR)」を搭載。各ドライバーの特性を最適化し、弱点を補い、長所を増幅することで、全周波数帯域にわたって調和のとれたサウンドプロファイルを生成。
また全体を統合するFCRは抵抗器やインダクタなどのコンポーネントを緻密に配置し、各ドライバーの動作を刺激、または抑制する回路を綿密に構成。このアプローチにより、当社のIEMに搭載されたすべてのドライバーが正確な目的を果たし、全体的なサウンドプロファイルに貢献。ヴィンテージ部品とコアドライバーを組み合わせることでも、中音域と音色の再現性において有機的でリアルな音像に寄与しているという。
Forté EarsとSonionが共同開発した、完全オリジナルのバランスド・アーマチュア型超低域再現ベース専用ドライバー「Diablo(ディアブロ)」を搭載していることも本機の特徴。
プロトタイプ開発段階で求められた「極めてリアルで深みのある超低域表現」を実現するために開発された特注ドライバーとなっており、10Hzまでの超低域再生能力を持ち、有機的かつ重厚なベースサウンドが可能。
さらに独自FCR回路との相乗効果により、にじみを防ぎ、全体のリアルさを向上させることで、まるでコンサートホールで鳴り響くパイプオルガンのような自然な広がりと迫力を再現しつつ、スピード感や俊敏さを提供すると謳う。
骨伝導ドライバーは、人間の耳が敏感な中音域から中高音域の領域に集中。骨伝導ドライバーでカバーされない領域には、最適化したBAドライバーとESTドライバーを配置することで、位相キャンセルや窮屈感のない完全なシステムを形成。シームレスかつ調和した動作するよう設計した。
再生周波数帯域は10Hz~45kHzで、感度は104.2dB@1kHz、インピーダンスは7.3Ω@1kHz。付属ケーブルは、タッチノイズ耐性と取り回しに優れるELETECH製OCC Copper Litzケーブル。
付属品は、オリジナルデザインが刻印されたレザーケースやオリジナルクロス、シリアル付きオリジナルオーナープレート、Eletech Baroqueイヤーチップなど。
🧠 編集部の感想:
Forté Earsの新しいフラッグシップモデル「MACBETH」は、11ドライバーの豪華な構成で驚愕の音質を実現しており、音楽体験の新境地を開く可能性を秘めています。独自の音響技術を駆使し、感情豊かなサウンドを追求した意欲が感じられます。価格は高めですが、その価値は十分にあると期待できます。
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