

Firefox 138がついに世界中で公開!
今回のバージョンでは、タブグループやプロファイル管理機能、天気をすばやく確認できる機能など、多くの新機能が追加されています。
これらのアップデートにより、Firefoxはほかのブラウザと同等の機能を備え、ChromeからFirefoxへの乗り換えを検討する人が増えるかも。
以下、Firefox 138に搭載される新機能の概要です。
1. タブグループ機能で分類や管理がカンタンに!
Mozillaは、Firefox 137でタブグループのロールアウトを開始しましたが、今回のリリース(Firefox 138)で世界中のほぼすべてのユーザーがこの機能にアクセスできると発表しています。
タブグループを使えば、似たようなタブをひとまとめに整理できるので、多数のタブを開いていてもスッキリと管理。
しかもタブグループの作成は簡単で、1つのタブを別のタブにドラッグ&ドロップするだけでグループ化できますよ。
グループに名前や色を付ければ、たくさんのタブの中からも素早く見つけられます。追加でタブをグループ化したい場合も、ドラッグ&ドロップで同じ手順を行うだけでOK。
2. プロファイル管理に対応
プロファイル管理機能を利用すれば、1台のデバイスで「仕事用」と「プライベート用」のブラウジング環境を切り替えられます。
SafariやChromeなど、ほかのブラウザでもすでに導入されていたプロファイル管理ですが、今回Firefoxも対応しました。
複数のプロファイルを作成すれば、ユーザーごと、または用途ごとにブックマークやタブ、閲覧履歴などを完全に分けて運用できます。
なお、この機能は段階的に公開されるとのことなので、Firefox 138にアップデートしても、すぐに利用できない場合があります。
3. アドレスバーから天気をチェック
アメリカに住むFirefoxユーザーは、ブラウザのアドレスバーから直接天気を確認できるようになります。
アドレスバーに “weather” と入力すれば、現在地の気温が候補として表示されるようになる予定。
この機能も現在段階的にロールアウト中とのことで、数週間のうちにアメリカのすべてのFirefoxユーザーに行き渡る見込みです。
そのほかの改善点
macOSとLinuxでのリンクコピーが簡単に
バックグラウンド(非アクティブ)タブのリンクも、タブを右クリックするだけでコンテキストメニューから直接コピーできるようになりました。
Windows 11のポップアップウィンドウへのAcrylicスタイル適用
Mozillaによると、Windows 11ではシステムの外観に合わせるため、ポップアップウィンドウにアクリルスタイルのメニューが適用されるようになったとのことです。
ただし、残念ながらこの新機能は現状うまく機能していない様子。代わりに、非公式の拡張機能を試すことはできますよ。
セキュリティ修正
Firefox 138では複数のセキュリティ上の修正も行われています。安全にブラウジングを行うためにも、早めのアップデートをおすすめします。
新機能や改善点が盛りだくさんのFirefox 138。Chromeなどほかのブラウザからの乗り換えを検討する良いきっかけになるかもしれません。アップデートをお忘れなく。
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