英国ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに所属する研究者は、仕事中におけるスマートフォンの配置が作業の中断や集中力にどのような影響を与えるかを検証した研究報告を発表した。
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QOOKKA GAMESの幻想RPG『オリエント・アルカディア』が2025年4月1日にリリース3周年を迎える。対応プラットフォームはPC/iOS/Android。
『オリエント・アルカディア(以下、オリアカ)』は、「三国志」をベースにしたファンタジーRPGだ。プレイヤーは、異世界からやってきた主人公として中国後漢時代の多数の武将らと協力しながら、世界を平和へと導くため戦いに身を投じていく。
本作は、2022年4月にリリースされ、これまでにグローバルで総計2500万ダウンロードを突破、iOS向けのApp Storeではダウンロードランキングの1位を獲得するなど、日本を含む世界の5つの地域で好評を博している。グラフィックやサウンドなどの制作スタッフには日本のアニメやゲームで確かな実績を持つクリエイターやプロデューサーを迎え、豪華声優がキャラクターに命を吹き込むなど、「名匠集結の高品質ゲーム」だという。サウンドプロデューサーに椎名豪氏や柴田徹也氏が参加。また、出演声優陣として主人公(男)を島崎信長氏、主人公(女)を佐倉綾音氏、張星辰を鬼頭明里氏、曹操を速水奨氏が担当するなど、豪華な布陣となっている。
本作では、1周年と2周年の際にも記念イベントを配信。リリース1周年の際には、日本の戦国時代の武将とのコラボ企画を実現し、日本地域限定で戦国英雄が2名追加となった。また2周年のタイミングでも、キャラクター追加イベントを開催したり、2025年の旧正月バージョンでは日本・香港・台湾・韓国のプレイヤーが同一サーバーで対戦できるようになるなど、「終わりなき冒険」をコンセプトにアップデートとイベント配信を続けてきた。今回は、3周年記念イベントを一部先行プレイさせてもらう機会をいただいたので、「オリアカ」の魅力と、期待高まる周年記念イベントの詳細に迫ってみた。「三国志」にはまったく疎い筆者だが、かねてより興味は持っていた。本作は、そんな筆者も受け入れてくれるだろうか。
リリース3周年を記念して4月1日にオープンされた専用サーバーでは、数々の期間限定イベントが開催されている。特に注目したいのはやはり新規スペシャルキャラクターである「珺瑶大喬(くんようだいきょう)」だ。大喬は孫策の妻として有名な美女で、今回のイベントでは彼女のストーリーを楽しみつつ、無料で彼女をパーティに迎え入れることができる。
「オリアカ」のパーティ編成においては、「三国志」でゆかりのある人物同士を組ませると絆が発動し、バトルで有利になるさまざまな恩恵が得られるというシステムが存在する。「珺瑶大喬」の場合は、W絆システムにより女性メインのパーティや火攻め陣容の両方で幅広く活躍できるそうだ。スペシャルキャラクターは、その豪華な出で立ちのスキンも見どころである。男女いずれにも魅力的なキャラクターが多い本作。「珺瑶大喬」を組み込んだ強力なパーティ編成を考えるのはとても楽しい。
今回のイベント「臥龍百将録」ではゲーム内キャラクター図鑑に収録のSSRキャラ64人、そしてSP英雄16人のすべてを手に入れることのできるログインボーナスミッションが登場する。これに加えて、イベント任務報酬のガチャチケットなどをうまく使うことで、「珺瑶大喬」を核としたパーティ編成の自由度もどんどん高まる。ほかにも、冒険をサポートしてくれる特典が盛りだくさんなので、始めたての人でも最初からお気に入りの強い編成を組むことが可能となる。プレイ開始には今がベストタイミングと言えよう。
筆者は活字中毒で、本作のように史実にファンタジーなどのフィクション要素が織り交ぜられているものを読むのも好きだ。メインストーリーをある程度進めつつ、スタミナ切れのタイミングなどで「珺瑶大喬」のエピソードを楽しく読み進めた。「オリアカ」は、面白い読み物コンテンツが多いことも魅力のひとつだと思った。
ディレクター「村人Y」氏の特別インタビュー
本作では、どんなキャラクターでも最終的にはURランクまで育成できるため、好きなキャラだけれど弱いのでバトルで活躍させにくいという事態が避けられる。せっかく、誰でも「推し」を見つけられるゲームで、見つけた推しが活躍させられないと悲しい。このゲームでは、そんな心配は無用だ。
育成は、メインストーリー進行や、武将たちの休む家園での交流による好感度上昇、また放置中にも進行する「修行」機能で素材を集め、強化/進化をタップするだけのシンプル操作だ。キャラクターというよりスロットを強化するイメージで、パーティスロットに施した育成は他のキャラに入れ替えた後にも引き継がれる。後から入手したキャラクターをレベル1から育て直して、装備品を誂えて……という手間が省けるから、入手したばかりでも即戦力になるのだ。
パーティを強くしていく上でも、個人的な好みの上でも無視できないと感じたのは「家園」での好感度管理システムだ。入手した武将に話しかけ、贈り物をしたりミニゲームを楽しんだりすることで、好感度が上がっていく。好感度が上がれば士気が上昇するためか、全員のステータスに上方補正がかかる。また好感度レベルが上がるごとに、「伝記」や「思い出」、「音声」などのコンテンツがアンロックされていき、キャラクターそれぞれのサイドストーリーを読めるインセンティブもある。好きな「三国志」武将がいる場合は見逃せないシステムだろう。
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家園ではほかにも、武将と一緒に食事と温泉の入浴をすることもでき、とにかくパーティの強化とキャラクターとの交流を同時に楽しめる一石二鳥機能となっている。まだまだ「三国志」に疎い筆者であるが、どのキャラクターもそれぞれもっと知りたい、交流してみたいと感じた。嬉しいことにSSRの曹操が早々に来てくれたので、集中的に好感度を上げてみることにしたのだった。
最後に、本作の魅力を改めてまとめると、どんなバックグラウンドを持つプレイヤーであろうと、そこにほんの少しの「三国志」に対する興味さえあれば、気軽に始めて「推し」武将を多数見つけられるところにあると思う。筆者の場合は、「三国志」に関する予備知識が限りなくゼロに近い状態でのスタートだったが、歴史ファンタジーの作品としてとても楽しんでいる。仲良くなりたい、もっと話したい、または応援したいと思うようなキャラクターが男性女性のどちらにも多数存在していて、みんなと絆を深めていけるところも嬉しくてやりこみ甲斐がある。そして、それらの人物についての史実を調べる楽しみもある。
仮に筆者が「三国志」に関する知識をある程度持っている状態でスタートしていたとしても、史実をベースにした部分とアレンジとのブレンドを味わいながらストーリーを読み、好きな武将でドリームチームを組むことでやはり楽しんでいたのではないかと思った。筆者同様に「三国志」に関する知識が乏しいためにどこから入ればいいか迷っている人がいたら、「オリアカ」を最初に触ってみるのはどうだろうと薦めたいし、「三国志」にすでに詳しい人にも本作で武将たちとの絆を育んでみてほしいと思う。
また、本作には多様なPvP/PvE/GvGコンテンツが用意されている。筆者もためしにギルドに加入してみたところ、誰でもすぐに遊べて楽しいコンテンツとしてレイドボスバトルがあった。参加することで報酬も得られて強化が進むし、とにかくみんなで敵が持つ大量のHPを削るというルールがシンプルでわかりやすい。ギルドでは、決まり事やノルマでガチガチに固められるようなこともなく、それぞれがマイペースに遊ぶ中、可能な範囲でギルドコンテンツも触れるとお互いにメリットがあるといった気楽な遊び方ができるところが良かった。
上記のとおり、今月は3周年を記念した周年イベントとして新規キャラクターの実装や特典の配信などが多数用意されており、すぐに多種多様な武将を手に入れることができるため、プレイ開始するにはうってつけのタイミングだ。デイリーやウィークリーなどの日課コンテンツはサクっと終わらせられる仕組みもあり、手軽に報酬や素材を集めながら自分の興味に沿ってやりたいことを突き詰める遊び方ができるのも本作の魅力だと思う。筆者の場合は、メインストーリーやイベントを進めながら、キャラクターの名前を調べて史実では何をした人物だったか読みつつ、「虫捕り」や「釣り」などの各種ミニゲームと図鑑埋めを楽しんだりという遊び方をしている。三国志に詳しい人もそうでない人も、3周年のこの機会にぜひ「オリアカ」をチェックしてみてほしい。
『オリエント・アルカディア』は、PC(DMM Games/Google Play Games)/Android/iOS向けに、基本プレイ無料で配信中だ。
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寒い冬の朝、外に出た瞬間に「ハックション!」と大きなくしゃみが出たことはありませんか?
一方で、ホコリっぽい部屋に入ったときや、風邪をひいたときには「ゴホゴホ」と咳が止まらなくなることもあります。
どちらも体が異物を排出しようとする反応ですが、なぜ鼻から出る場合と口から出る場合があるのでしょうか?
くしゃみと咳は、どちらも呼吸器を守るための防御システムです。
しかし、その仕組みや役割は驚くほど異なっています。
私たちは無意識のうちにこれらの反応を起こしていますが、実際には体の中で精巧なメカニズムが働いているのです。
咳とくしゃみの違いを知ることで、自分の体がどのように外敵と戦っているのかがわかるかもしれません。
では、まずはくしゃみの仕組みから見ていきましょう。
目次
くしゃみと咳は似ていいるようで、大きく異なる機能を持っています。
似ているのはどちらも身体に入り込んだ異物を、肺から放出する空気の力で押し出そうとする点です。
しかし、それ以外ではくしゃみと咳はかなり違った目的を持つのです。
くしゃみは、鼻の中に異物が入り込んだときに発動する瞬発的な防御システムです。
花粉やホコリ、煙、さらには急な温度変化までもがくしゃみを引き起こす原因になります。
鼻の粘膜には「機械受容器(mechanoreceptor)」と呼ばれるセンサーがあり、これが異物を感知すると、三叉神経(trigeminal nerve)を通じて脳の延髄にある「くしゃみ中枢」に信号を送ります。
この信号を受け取った脳は、一気に肺へ大量の空気を吸い込み、声門(glottis)を閉じることで圧力を高め、一瞬にして爆発的に開放します。
このとき、空気は時速160キロ以上の勢いで鼻から噴き出し、異物を追い出します。
くしゃみの際に発生する飛沫の数はおよそ40,000個にもなるといわれています。
これらの飛沫には比較的大きな粒子も含まれるため、空気中に長時間留まることは少ないものの、勢いよく広範囲に拡散しやすい特徴があります。
一方、咳は気管や肺の中に入り込んだ異物を排出するための防御システムです。
風邪をひいたときや喉に食べ物のカスが引っかかったとき、さらには煙や冷たい空気を吸い込んだときなどに発生します。
くしゃみと同じように、咳も脳に咳中枢というものがあり、迷走神経(vagus nerve)を通じて信号が送られそこで制御されています。
気道のセンサーが異物を感知すると、脳に「排出せよ!」という指令が送られ、横隔膜と肋間筋が収縮し、声門が閉じることで肺に溜めた空気の圧力が急上昇します。
そして声門が開放されると、時速100キロ以上の勢いで空気が噴き出すのです。
この強烈な気流が、気道にたまった粘液や異物を押し出されます。
咳の際に発生する飛沫の数は約3,000個とされています。
くしゃみに比べて飛沫の数は少ないものの、咳は非常に小さい粒子が排出されやすいという特徴があります。
そのため咳による飛沫は長時間空気中を漂いやすく、特に密閉空間で感染リスクを高める可能性があるとされています。
ここまでの説明を聞く限り、咳とくしゃみはほとんど同じ反応であるように見えます。
しかし咳は咳払いなど意識的にできる一方、くしゃみを意識的にやろうと思ってもできません。これはどういう理由なのでしょうか?
くしゃみと咳の大きな違いは、そのコントロールのしやすさです。
例えば、人前で咳を控えようとすると、ある程度は抑えられます。
しかし、くしゃみはほぼ完全に反射で起こるため、意識的に止めるのはかなり難しい行為です。
異物が鼻粘膜を刺激すると、脳が即座に反応し、瞬間的にくしゃみを引き起こします。
一方、咳は気道や肺に侵入した異物を押し出すための仕組みで、基本的には反射で起こりますが、大脳皮質も関与するため、ある程度意識的に調整することができます。
これは呼吸やまばたきが、普段は無意識で行っているものの意識的に制御できるのと同じ原理です。
では、なぜくしゃみと咳は異なる仕組みで作動し、それぞれの反応が異なるのでしょうか?
くしゃみも咳も反射で起きるのは、異物を吸い込んでしまったときです。
しかし、咳の場合はくしゃみと異なり、瞬間的な役割だけでなく、気道をクリアに保つという持続的な役割があります。
気道は呼吸を担う重要な場所のため、気管が狭まったり痰が絡むなど、異物が侵入する以外でも常に空気の流れを確保する必要があるのです。
こうした役割は単純な反射だけでは果たすことができません。このためには意識的にコントロールして咳をする必要があるのです。
気道内の刺激は迷走神経を通じて咳中枢に伝わりますが、ここでは大脳皮質も関与しています。
そのため、咳はくしゃみとは異なり、必要に応じて強さや回数を調整できる柔軟なシステムになったのです。
このように意思でコントロールできることから、咳はやがて人間社会においてはコミュニケーション手段として進化していくことになります。
気まずくなって咳払いをしたり、自分の存在をさり気なく知らせる手段として咳を利用するなど、言葉では主張しづらい場面を咳で誤魔化すといった使い方は、咳の反射とコントロールのどちらでも出せるという側面から自然と発生した使い方だと言えるでしょう。
また、人間の心理状態を反映するという側面も咳は持つようになりました。
プレゼンなど前に咳払いをするという人は多いと思いますが、人間の自律神経系はストレスを受けると交感神経が活性化します。緊張などで交感神経が優位になると、呼吸が浅くなったり、気道が狭まるため咳が出やすくなるのです。
なんども咳払いしながらスピーチしている人を見ると、緊張しているんだなとわかりますが、人間社会では咳にはそうした心理的なサインの側面も持つようになったのです。
くしゃみと同じような機能を持ちながら、意識的に操作できることから人間社会の中では、別の役割も持つようになった咳。
そうしたことを考えると、人間の体の機能とは面白いものですね。
参考文献
Difference Between Cough and Sneeze
https://byjus.com/biology/difference-between-cough-and-sneeze/?utm_source=chatgpt.com
元論文
Coughs and Sneezes: Their Role in Transmission of Respiratory Viral Infections, Including SARS-CoV-2
https://doi.org/10.1164/rccm.202004-1263PP
ライター
相川 葵: 工学出身のライター。歴史やSF作品と絡めた科学の話が好き。イメージしやすい科学の解説をしていくことを目指す。
編集者
ナゾロジー 編集部
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