『餓狼伝説 City of the Wolves』に実在人物の新キャラが登場することが発表された。参戦するのは、世界的な人気DJサルバトーレ・ガナッチだ。実在人物の本作への参戦は、クリスティアーノ・ロナウドに続いて2人目である。ゲームキャラではなく実在人物の参戦発表が続いたためか、国内外のYouTubeのコメント欄などで非難や困惑の声が挙がっている。
サルバトーレ・ガナッチはボスニア出身のアーティストだ。EDM情報サイト「EDM MAXX」の記事によると、同氏は独自のアプローチとユーモアを交えたパフォーマンスが特徴で、「表現力で世界中のフェスシーンを賑わせてきた存在」だという。本作ではDJとのコラボ企画があるようで、同氏は企画のスーパーバイザーを担当。オリジナル楽曲も提供するという。
ゲームのサルバトーレ・ガナッチはアニメーションMVを完成させるインスピレーションを求め、格闘大会への参戦を決意するという設定だ。尊敬している友人であるダック・キング(過去作に登場していたダンサーキャラ)から話を聞きつけ、参戦するストーリーになっている。
ダック・キングと友人という設定であるためか、本作の海外向けInstagramではダック・キングが描かれたティーザーが投稿されていた(イラストは過去作のものだと思われる)。
YouTubeのコメント欄などでは、サルバトーレ・ガナッチの参戦について非難の声が挙がっている。日本語版の動画では、「音楽系キャラならダック・キングに出てきてほしかった」というコメントがいいねを集めている。英語版の動画でも以下のようなコメントがある。
コメントを見ていると、実在人物であることや、「餓狼伝説」とは関係ないと思えてしまうキャラクターであることが指摘されているようだ。
なお、SNKは2020年にサウジアラビアのElectronic Gaming Development Companyに買収されている(SNK社長へのインタビュー記事)。SNKはサウジアラビア皇太子の財団が株を100%保有しており(ゲームメーカーズの記事参照)、サウジアラビアとの関係が深い。クリスティアーノ・ロナウドについてはサウジアラビアのアル・ナスルFCに所属しており、そういった関係からゲームに登場するのだと推測されていた。
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