水曜日, 5月 14, 2025
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EDIFIER NeoBuds Planar レビュー|平面磁界型ドライバー搭載の新作を従来シリーズと使用比較して違いをチェック【完全ワイヤレスイヤホン】 – 猫居のイヤホン (旧:僕は猫だった)


  EDIFIER NeoBuds Planar
発売日 2025年4月2日~クラファン開始
価格
(発売時)
25,483円(15%OFF)
連続再生時間
(単体/ケース込)
ANC OFF
7.5時間/30時間
ANC ON
5時間/20時間
コーデック SBC/AAC/LDAC/aptX/aptX Adaptive/aptX Lossless/LHDC 5.0
ドライバー 第2世代 EqualMass振動板技術搭載
平面磁界型ドライバー
防水性能 IP55
Bluetooth Ver. 5.4
機能 ノイズキャンセリング・外音取り込み機能・マルチポイント・低遅延モード・イコライザー・着脱検知・専用アプリ・ワイヤレス充電・急速充電(15分→2時間)・Google Fast Pair
資料 公式サイト
  • 分離感良く、音場も広大。3万円台と勝負できる高音質
  • 感圧センサー式+着脱検知機能付きで操作性抜群
  • ノイズコントロールは従来機の方が優秀
  • LDAC接続時は使える機能に制限がある

こんにちは、猫居です。

趣味で完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を集めています。

今回レビューするのはEDIFIERの完全ワイヤレスイヤホン、NeoBuds Planar。

完全ワイヤレスイヤホンでは珍しい平面磁界型ドライバーを採用、一般的なダイナミックドライバーと比べて低歪みな音が期待されます。

これまでのNeoBudsシリーズと比べると約1万円ほど高くなっていますが、同じく平面磁界型ドライバーを積んだ同社のハイエンドTWS「STAX SPIRIT S10」と比べると逆に1万円ほど安くなっており、平面磁界型ドライバー搭載TWSとしてはむしろ安いと言えるでしょう。

これまでのNeoBudsシリーズ、NeoBuds PlusNeoBuds Pro 2とどのような違いがあるのか使い比べてチェックしていきます。

本レビューはメーカー様よりサンプルをご提供いただいております。執筆料などはいただいておらず、自由にレビューさせていただくことを条件にお引き受けしています。

EDIFIER NeoBuds Planar 外観・付属品チェック

イヤホン本体

シリーズを比べてみると同じようでちょっとずつデザインが違っています

感圧センサー式を採用。(疑似物理ボタン式)

スティック部分をつまむと操作が反応するため、タッチセンサー式と比べて誤操作しにくいのが特徴です。

ちなみにNeoBuds Plusは感圧センサー式、NeoBuds Pro 2はタッチセンサー式を採用しています。

赤く囲ったくぼみの部分をつまむと再生/停止やノイキャンのON/OFFなどの操作が可能

 

【画像5枚:スクロールバーorスワイプでスライド出来ます】

イヤホンケース

イヤホンケースはワイヤレス充電に対応。(ワイヤレス充電にPlusは対応、2は非対応)

質感・デザインはNeoBuds Plusに近いです。

個人的には丸みを帯びたデザインのPlanar・PlusよりもシャープさのあるNeoBuds Pro 2のデザインが1番好みでしたね。

 

【画像5枚:スクロールバーorスワイプでスライド出来ます】

外箱・付属品

EDIFIER NeoBuds Planar 外箱・付属品

付属品リスト

  • 収納ポーチ
  • イヤーピース
  • 充電用 USB Type-C ケーブル
  • 説明書類

EDIFIER NeoBuds Planar 測定データ

重さ・サイズ実測値

EDIFIER NeoBuds Planar 重さ・サイズ実測値

ケースサイズ 縦:50.8mm
横:60.5mm
高さ:33.3mm
三辺合計:144.6mm
重さ イヤホン:6.1g
ケース:49.1g

イヤホンケースは比較的コンパクトな部類。

重さはイヤホン・ケース共に標準よりやや重めでしょうか。

シリーズ間の比較をするとNeoBuds Plusが三辺合計約152mm、NeoBuds Pro 2が三辺合計約153mmだったので、実は結構コンパクトになっています。

逆にイヤホンの重さは0.7gほどUP。体感ではほとんど違いを感じませんが、スティック部分が1番太いので見た目には現れていますね。

携帯性 S・A・B・C・D

(参考:小さい順|完全ワイヤレスイヤホン・イヤホンケースサイズ比較表)

遅延測定結果

EDIFIER NeoBuds Planar 遅延測定結果

  Android・PC その他 iPhone
通常時 244ms(SBC)
279ms(AAC)
240mm(LDAC)
241mm(aptX)
354mm(aptX Adaptive/高音質モード)
279ms(AAC)
低遅延時 144ms(SBC)
181ms(AAC)
345mm(LDAC)
141mm(aptX)
193mm(aptX Adaptive/高音質モード)
181ms(AAC)

100ms=0.1秒です。
この測定環境ではスピーカー出力時21msの遅延を観測します。
結果から-21msした数値をワイヤレスイヤホン由来の遅延と考え表に記載しています。

イヤホン操作またはアプリからゲームモードにすることで低遅延に切り替えることができます。

また、aptX Adaptiveには内部的に高音質モードと低遅延モードがあり、音声ソースに応じて自動で切り替わります。基本的には任意に切り替えることは出来ません。

(イヤホンの機能であるゲームモードとaptX Adaptive/低遅延モードは別物)

SBCやaptX系のコーデックでは音ゲーは厳しいですが普通のゲームは問題なく遊べるくらいの遅延。

AACだとちょっとゲームでストレスを感じるかもしれません。

動画視聴はどのコーデックでもNetflixなどアプリ側で遅延補正してくれるものは問題なく試聴できます。

注意点

LDAC接続時にゲームモードにしても低遅延効果は得られませんでした。

他のLDACとaptX Adaptive両対応のワイヤレスイヤホン(EarFun Air Pro 4SOUNDPEATS Air5 Proなど)でもLDAC接続時はゲームモードが使えなかったり効果が確認できなかったりという感じですね。

低遅延にしたいときは他のコーデックで接続したほうが良いです。

実連続再生時間のチェック・バッテリー残量の推移

EDIFIER NeoBuds Planar バッテリーチェック

ノイズキャンセリングON・LDAC・音量40%で再生

  • 1時間再生⇒電池残量80%
  • 2時間再生⇒電池残量50%
  • 3時間再生⇒電池残量20%
  • 3時間50分再生⇒電池残量0%

3時間50分再生することができました。

NeoBuds Plusが3時間45分の連続再生、NeoBuds Pro 2は正確には測ったことがありませんが約2時間くらい。

EDIFIER Neodotsのように最近は7時間とか8時間とかっていう非常に長時間再生できるイヤホンも出てきているので特別電池持ちがいいとはいえませんが、及第点くらいの再生時間ですね。

交換イヤーピース対応表

EDIFIER NeoBuds Planar 交換イヤーピース

標準的なノズル形状で多くのイヤーピースが入りました。

SednaEarfit Crystalは一応入るものの浅い傘が装着時にあまりマッチしていない気がしたので▲。

COREIRはケース内で少し浮くのでこちらも▲としました。(イヤホンの充電はできる)

EDIFIER NeoBuds Planar 詳細レビュー

EDIFIER NeoBuds Planar

音質評価

音の傾向はシリーズのイヤホンの中では派手なドンシャリ傾向のNeoBuds Pro 2よりはバランス型のNeoBuds Plusに近いです。

ですが、音質的なレベルはNeoBuds Planarの方が数ランク上だと感じました。

NeoBuds Plusよりかなり解像度が高く、奥行きを感じる音場感。

低音は適度な量感…よりはほんの少し控えめ。単純な量感はNeoBuds Plusの方がありますが、NeoBuds Planarの方が明瞭かつ、非常に引き締まった低音で深度もしっかりとあるので不足感は無く、すっきりとしつつ芯のある低音を聴かせてくれます。

中音は明瞭感にかなりの差があり、Plusが緩く感じるくらいにはPlanarの方が明瞭です。

また、これまでのシリーズイヤホンと比べてボーカルがかなり主張する立ち位置となっています。

高音もPlanarの方が明瞭で、分離感も良く、奥行きも感じられます。それでいて刺激は少なく上質です。

3万円以上のイヤホンとも比較してみました。

SONY WF-1000XM5と聴き比べると、低音はWF-1000XM5の方がかなり太く、迫力があります。一方で高音はNeoBuds Planarの方が綺麗に鳴る印象。

Technics EAH-AZ80と聴き比べると低音の量感はAZ80の方が僅かにあるかな?という感じですがPlanarの方が引き締まった低音で深みがあります。高音はAZ80の方が綺麗に出るかなという感想です。

総じて1つ上の価格帯のイヤホンと比べても遜色ないレベル。全くボワつかずすっきりとしつつも深みのある低音、分離感良く大いに主張するボーカル、明瞭さと柔らかさを兼ねた刺激感の少ない高音。ダイナミック型ドライバーとは一味違った音が楽しめると思います。

アプリのイコライザー画面

ノイズキャンセリング機能の比較

アプリのノイズコントロール画面

強力なノイズキャンセリングもNeoBudsシリーズの特徴の1つですが、NeoBuds Planarのノイキャンはそこそこといった感じでそこまで強力ではありませんでした。

シリーズとしては異例の音質特化モデルといえそうです。

ANCの効き方は低音ノイズはかなりしっかりとカットしてくれるのですが、高音ノイズがかなり残ってしまう印象。

シリーズで1番ANCが強力なNeoBuds Pro 2(公称値-50dB)と比べるとNeoBuds Pro 2のほうがかなり効きが強く、明らかに静かになります。

公称値-48dBのNeoBuds Plusや安価モデルのNeoDotsと比べてもまだ差を感じるかなと。

他のANCイヤホンとも色々と比べてみましたが、このブログでは-43dB相当の評価としているAnker Liberty 4の消音の仕方に結構近い印象で、Liberty 4のほうが高音もよりカットするという感じ。

-42dB評価のMarshall Motif II A.N.C.と比較すると低音はNeoBuds Planarの方がカットできていて、逆に高音はMotif II A.N.C.の方が効いていました。

総合的な消音力はこの-42dB評価のゾーンのイヤホンに近いと感じたので-42dB相当と評価しておきます。

ノイキャンも重要視するという方はNeoBuds PlusやNeoBuds Pro 2を検討したほうが良いでしょう。

(参考:最強~コスパ機までわかるノイズキャンセリングイヤホンの強度比較表)
最強がわかる!ノイズキャンセリングイヤホンの強さ比較ランキング

外音取り込み機能の評価

4種類の外音取り込みモードを搭載

外音取り込み機能はやや雑味が強め。

空調の音など余計な音も大きく拾ってしまうため、ながら聴きには向きません。

ただ、人の声はイヤホンをしていないときよりも大きく聞こえるのでイヤホンをしたままの聞き取りは割としやすい感じでした。

あまり話し相手が小声だと強調された空調の音などにかき消されてしまうかもしれませんが、普通の声量なら問題なさそうです。

ただ、外音取り込み機能に関してはシリーズではNeoBuds Plusが圧倒的に優秀。

雑味が少なく、自然な聞き心地で使いやすいです。

NeoBuds Planarはマイクで拾った感アリアリで、4種のモードのどれを選んでも雑味は消えないのであまり意味がない感じがするんですけど…

NeoBuds Plusの外音取り込みモード

NeoBuds Plusの外音取り込み機能は取り込み量をシンプルに調整可能。

機能としてもこちらのほうが使いやすいですね。

外音取り込みモードも大事、ながら聴きしたいという場合はNeoBuds Plusの方が良いと思います。

外音取り込み

 

8/10

装着感評価

EDIFIER NeoBuds Planar 装着時の見た目

装着時の見た目

装着感はかなり良く、シリーズの他のイヤホンと似た感触でした。

ピタッと耳に張り付くような安定感のある着け心地。

耳の入口に蓋をして、イヤーピースは添えるだけに近い感覚です。

多少の動きでは全くぶれたりしない安定感がありつつも圧迫感はそれほど感じません。

快適に使えました。

マイク性能・通話品質

声はいかにも電話の声っていう感じではなく、生々しさが感じられるクリアさ。

かなり良好です。

ただ、風切音や騒音にはちょっと弱いですね。

周囲のノイズを除去しきれずに通話に乗ってしまっていたので強風や喧騒は避けて通話すると良いと思います。

通話品質 S・A・B・C・D

操作方法と操作性評価

  L側 R側
1クリック
再生/停止 再生/停止
2クリック
(カスタマイズ可)
ノイズコントロール ゲームモード
3クリック
(カスタマイズ可)
曲送り 曲戻し
長押し
(カスタマイズ可)
音量- 音量+

初期設定の操作方法

NeoBuds Plusと同様の仕様。

操作性はとても良いです。

1クリック目は再生/停止で固定。

それ以外の部分はアプリから好みにカスタマイズすることができます。

イヤホンを外した時の挙動も設定可能

感圧センサー式なので誤操作無く快適な操作が可能。

長押しを音量調整にすると、押しっぱなしで音量を2段階、3段階と長押しをキープした時間に応じて上げ下げできるので何度も押す必要がありません。

NeoBuds Pro 2の頃はタッチセンサー式で2タップ目・3タップ目にしか操作を割り振れないという、操作性の自由度の低さがデメリットとしてありましたが、NeoBuds Plusから大幅に改善されています。

操作性 S・A・B・C・D

アプリの操作方法カスタマイズ画面

専用アプリ【EDIFIER ConneX】の主な機能

主な機能一覧

  • ノイズコントロール
  • イコライザー
  • 操作方法のカスタマイズ
  • コーデックの変更
  • マルチポイントのON/OFF
  • 着脱検知の設定
  • ファームウェアアップデート

ホーム画面

設定画面

気になった点や気付いた注意点

LDAC接続時はゲームモードの効果を確認できず

LDACで接続時はゲームモードをONにしても低遅延にはなっていませんでした。

低遅延で使いたい場合は他のコーデックを使ったほうが良いです。

LDAC+マルチポイントの利用はできないけれど

HDオーディオコーデックとマルチポイントは併用できないと書かれています。

その通りにLDAC接続時は2台同時接続はできませんでしたが、aptX Adaptiveでの接続なら普通にマルチポイントできました。

マルチポイントの挙動について

マルチポイントの挙動について。

NeoBuds Planarのマルチポイントは割り込み再生不可でした。

まとめ

EDIFIER NeoBuds Planar

メイン機能評価

音質

 

9.6/10
ノイキャン

 

8/10
外音取り込み

 

8/10
装着感

 

8.5/10

使い勝手評価

操作性 S・A・B・C・D
携帯性 S・A・B・C・D
便利機能 S・A・B・C・D
通話品質 S・A・B・C・D

総評:9/10

NeoBuds Planarは従来シリーズとは一線を画す高音質イヤホン。

非常に音場が広く、分離感も良好。

音質的には3万円台のイヤホンとも十分に渡り合える出来栄えだと思います。

一方でノイズキャンセリングや外音取り込みといったノイズコントロールに関してはNeoBuds PlusやNeoBuds Pro 2の方が優秀。

高音質・強ノイキャンが従来シリーズの特徴だったので、音質特化型である点には注意が必要です。

その他、操作性や連続再生時間など使い勝手の部分は最新のNeoBuds Plusと同水準で、とても使いやすいと思います。

ダイナミック型とは一味違った平面磁界型ドライバーを楽しんでみたいという方におすすめです。

今回は以上となります。

また次回のレビューでお会いしましょう。





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