水曜日, 4月 30, 2025
ホームニューステックニュースDuolingoのCEOが「AIファースト」の一環として「AIが処理可能な業務は契約社員の利用をやめる」と発表、ただし従業員をAIに置き換えるつもりではないとも説明 - GIGAZINE

DuolingoのCEOが「AIファースト」の一環として「AIが処理可能な業務は契約社員の利用をやめる」と発表、ただし従業員をAIに置き換えるつもりではないとも説明 – GIGAZINE



DuolingoのCEOが「AIファースト」の一環として「AIが処理可能な業務は契約社員の利用をやめる」と発表、ただし従業員をAIに置き換えるつもりではないとも説明 - GIGAZINE


語学学習アプリのDuolingoの共同創業者でありCEOでもあるルイス・フォン・アン氏が、従業員向けに「AIで処理できる業務は段階的に契約社員の採用をやめる」と述べ、同社におけるAIの利用をより加速していくと発表しました。

Duolingo will replace contract workers with AI | The Verge
https://www.theverge.com/news/657594/duolingo-ai-first-replace-contract-workers


Duolingo to phase out contractors as AI takes over tasks – Pittsburgh Business Times
https://www.bizjournals.com/pittsburgh/news/2025/04/29/duolingo-replace-contract-workers-ai.html

Duolingo is Going “AI-First” – Thurrott.com
https://www.thurrott.com/a-i/320314/duolingo-is-going-ai-first

フォン・アン氏はDuolingoが「AIファースト」になることを全従業員に宛てたメールで通達しました。フォン・アン氏は従業員に宛てたメールの全文をDuolingoの公式LinkedInアカウントに投稿しています。

フォン・アン氏の掲げる「AIファースト」は、会社が働き方を見直すことです。しかし、働き方の見直しについて、フォン・アン氏は「人間のために設計されたシステムに小さな調整を加えるだけでは目的を達成することはできません」と説明しており、今後、「会社のシステムに大きな変更を加える必要がある」とも説明しています。

この変更の一環として、Duolingoはいくつかの建設的な制約を導入予定です。制約としては「契約社員との連携方法の変更」「採用と業績評価におけるAI活用の検討」「チームが業務の自動化をさらに進められない場合にのみ、人員を確保することが認められる」といったものが含まれています。

ただし、フォン・アン氏は「とはいえ、Duolingoは今後も従業員を大切にする企業であり続けます」とも説明しており、同社のAIファーストは「従業員をAIに置き換えること」ではないと述べました。むしろ、DuolingoがAI活用を進めていくことは、業務における「ボトルネックを取り除くこと」であり、従業員向けに「反復的な仕事ではなく、創造的な仕事や真の問題に集中してほしい」と説明しています。


フォン・アン氏が全従業員に宛てたメールの全文は以下の通りです。

質疑応答や多くの会議で言ってきたことですが、正式に発表したいと思います。DuolingoはAIファーストを目指します。

AIはすでに仕事の進め方を変えつつあります。それは、『もし』や『いつ』といった問題ではありません。今起きています。これほど大きな変化がある中で、あなたができる最悪のことは待つことです。2012年、私たちはモバイルに賭けました。他社がウェブサイトのモバイルコンパニオンアプリに注力する中、私たちはモバイルファーストの構築を決断しました。この決断が、2013年のiPhoneアプリ・オブ・ザ・イヤー受賞につながり、その後の口コミによる有機的な成長を引き出したのです。

モバイルに賭けたことがすべてを変えました。今、私たちは同じような決断を下しています。今回のプラットフォームシフトはAIです。

AIは単なる生産性の向上ではありません。AIは私たちの使命に近づく手助けをしてくれます。良い授業をするには、大量のコンテンツを作成する必要がありますが、手作業ではスケールを大きくすることができません。私たちが最近下した最善の決断のひとつは、時間のかかる手作業のコンテンツ作成プロセスを、AIを活用したものに置き換えるというものです。AIがなければより多くの学習者にコンテンツを提供するのに何十年もかかってしまうでしょう。私たちは学習者のために、早急にコンテンツを提供する必要があります。

また、AIはビデオ通話のような、以前は不可能だった機能の構築にも役立っています。史上初めて、最高の人間の家庭教師と同じようなクオリティの学習コンテンツが、私たちの手の届くところにあるのです。

AIファーストになるということは、私たちの仕事のやり方を大きく見直す必要があるということです。人間のために設計されたシステムに小さな調整を加えるだけでは目的を達成することはできません。多くの場合、ゼロから始める必要があります。ただし、一夜ですべてを再構築するつもりはなく、AIにコードベースを理解させるなど、時間がかかる作業もあると理解しています。しかし、テクノロジーが100%完璧になるまで待つことはできません。我々は緊急性をもって動くことで、ゆっくり動くことで重要な瞬間を逃すよりはましだと考えています。

AIへのシフトを導くため、Duolingoはいくつかの建設的な制約を導入する予定です。その一例が以下。

・AIが処理できる仕事については、契約社員を使うことを徐々にやめていく。
・AIの使用は私たちが採用時に求めることの一部となる。
・AI活用は業績評価における評価の一部とする。
・人員はチームがより多くの仕事を自動化できない場合にのみ与えられるようになる。
・ほとんどの機能において、働き方を根本的に変えるための具体的な取り組みが行われる。

とはいえ、Duolingoは今後も従業員を大切にする企業であり続けます。これは、従業員をAIに置き換えるということではありません。ボトルネックを取り除くことで、すでにいる優秀な従業員でより多くのことができるようにするための変更です。従業員には反復的な仕事ではなく、創造的な仕事や真の問題に集中してほしいのです。私たちは、より多くのトレーニング、指導、そして職務向けのAIツールであなたをサポートするつもりです。

変化は怖いものですが、これはDuolingoにとって素晴らしいステップになると確信しています。そして、物事を成し遂げるためにAIを使うことは、時代の先端を行くことを意味します。

ルイス


なお、AIファーストを掲げているのはDuolingoだけではありません。Shopifyのトビアス・リュトケCEOも従業員に向け、「人員増加を求める前に『AIではその仕事ができない理由』を示せ」と伝えたことが明らかになっています。

「人員増加を求める前に『AIではその仕事ができない理由』を示せ」とShopifyのCEOが従業員に伝える – GIGAZINE

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