Kindle (2024年発売)、6インチディスプレイ電子書籍リーダー、16GBストレージ、マッチャ、広告なし
¥19,980 (2025年4月26日 13:09 GMT +09:00 時点 - 詳細はこちら価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で当該の Amazon サイトに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。)
著作:Joshua Jiang、Difyオペレーションチーム
2025 年は「AI エージェント元年」 と呼ばれる見込みです。AI エージェントの急速な進化に伴い、大規模言語モデル(LLM)が外部アプリケーションと標準的な方法で相互作用する仕組みの確立が重要な課題となっています。この動向に先立ち、Anthropic は 2024 年末にモデル コンテキスト プロトコル(MCP)を発表しました。この新しいオープンプロトコルは、LLM と外部アプリケーション間に双方向通信経路を構築し、AI の「USB-C」インターフェースとして機能します。具体的には以下の特徴を持ちます:
画像出典: What is Model Context Protocol (MCP)? How it simplifies AI integrations compared to APIs
開発者は外部サービス毎に複雑なカスタムインターフェースを構築する必要がなくなります
ユーザーは業務処理やデータ分析、マーケティング自動化などで、AI が複数のサードパーティアプリをシームレスに連携させる様子を体感できます
Dify コミュニティによる MCP プラグイン
Dify コミュニティでは複数の MCP プラグインが開発され、外部 MCP サービスの統合が容易になりました:
-
MCP SSE
HTTP + サーバーセントイベント(SSE)を用いた通信プラグイン
エージェント型アプリケーションにおける外部ツールの動的検出と実行を実現 -
MCP エージェント戦略
ワークフローエージェントノードへの直接統合を可能にするプラグイン
MCP プロトコルに基づく外部ツールの自由な呼び出しを実現
Dify での Zapier MCP サービスの活用
Zapier の MCP サーバーは 7,000+ アプリと 30,000+ 操作を単一 URL で統合します。設定手順は以下の通り:
クイックスタート
-
Zapier MCP 設定ページ にアクセス
-
MCP サーバー URL をコピー(後述の Dify 設定で使用)
-
「Add a new action(新たなアクションを増加)」でサービス選択(例:Gmail)
-
メール送信設定例:
- フィールド設定で「Have AI guess a value」を選択
- 実際の対話内容に基づく動的値生成を可能に
Dify エージェントでの MCP SSE プラグイン設定
{
"zapier_mcp": {
"url": "https://actions.zapier.com/mcp/*******/sse",
"headers": {},
"timeout": 5,
"sse_read_timeout": 300
}
}
複数サーバー接続例(例:Composio):
{
"composio": {
"url": "http://127.0.0.1:8000/sse"
},
"custom_service": {
"url": "http://127.0.0.1:8001/sse"
}
}
設定完了後、エージェント作成画面でプラグインを有効化。ユーザーの意図を汲んで適切なツールを自動選択します。例えば:
- メール送信リクエスト→Gmailアクション呼び出し
- ナレッジベースの連絡先情報と動的連携
エージェント戦略プラグインの活用
ワークフローエージェントノードへの直接統合により、Zapier MCP を活用したタスク自動実行が可能になります:
## 責務
AIメールアシスタントとして以下の処理を実行:
### 主要機能
- `gmail_send_email`ツールの使用
- ナレッジベースからのメールアドレス検索
### ワークフロー
1. ユーザー要求解析 → 宛先/件名/本文生成
2. プレビュー表示でユーザー確認
3. 確認後メール送信実行
### ツール呼び出し仕様
```json
{
"mcp_sse_call_tool": {
"tool_name": "gmail_send_email",
"arguments": "{
"to":"recipient@example.com",
"subject":"打合せのご確認",
"body":"○○様、来週の打合せ日程について..."}"
}
}
ワークフローに直結するMCP戦略プラグイン
SSEプラグインに加え、MCPエージェント戦略プラグインを使えば、ノード単位でMCP統合を管理可能。[ワークフロー編集画面]にてサーバーURLを設定するだけで、自動化の幅が飛躍的に拡大します。
今後の展望
現在Difyではコミュニティ開発のプラグインがMCP連携を実現していますが、公式機能としてのネイティブ実装も開発中です。ZapierやComposio等の主要MCPサービスとのシームレス統合により、今後さらに多様なAI活用シナリオを提供予定です。
Difyコミュニティの全ての貢献者に心より感謝申し上げます。皆様のイノベーションが、AIアシスタント技術の未来を切り開いています。
参考
Dify: 公式サイト | Github | Docs | X | Discord | Linkedin | Youtube