Difyは、ノーコードで生成AIアプリを構築できる便利なプラットフォームとして注目されていますが、運用面で役立つ「利用状況の可視化」機能も備えています。アクティブユーザー数やトークンの使用量、メッセージ数など、運用中のアプリの状態をひと目で確認できます。
この記事では、Difyの利用状況確認機能でどんなことが見えるのかをサクッと紹介します。
アプリケーションの左側のメニュバーから「監視」をクリックします。
データ分析
「分析」では、トークン使用量やアクティブユーザー数、ユーザー満足度(いいねの数)などのデータを確認できます。
表示範囲を指定できます。
※この分析データはほぼ遅延なくすぐに情報が更新されるイメージでした。
総会話数
ユーザーとAIがやり取りしたメッセージの総数です(ユーザーとAI間の1往復で1カウント、プロンプトエンジニアリングやデバッグは含まれません)。
アクティブユーザー数
一定期間内にAIと少なくとも1問1答以上の会話をしたユニークユーザーの数です。
平均セッションインタラクション数
1ユーザーあたりの平均的な会話ラウンド数を示す指標で、どれだけ深く対話されているか(粘着性)を表します。ユーザーが AI と 10往復の質問と回答を行った場合、その数値は 10 になります。※対話型アプリでのみ確認できます。
トークン出力速度
AIが毎秒どのくらいのスピードで応答(トークン出力)しているかを示します。生成速度や処理負荷の目安になります。
ユーザー満足度率
Difyではチャットボットから応答に「いいね」で評価をすることができます。ここでは1000メッセージあたりの「いいね」数を示します。ユーザーの満足度の目安です。
トークン使用量
アプリが1日に消費したトークン数を示します。利用状況やコスト管理の参考になります。
トータルメッセージ数
1日に発生した会話セッションの数です。ユーザーからの質問にチャットボットが応答すると1カウントされます。
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