金曜日, 5月 16, 2025
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Crimson Crat Clanインタビュー|「ライバーからスターへ」SNSフルカスタムアーティストが“最終形態”で挑む先 – 音楽ナタリー 特集・インタビュー



Crimson Crat Clanインタビュー|「ライバーからスターへ」SNSフルカスタムアーティストが“最終形態”で挑む先 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

メジャー、インディー問わずさまざまなメンズグループが台頭する中、動画配信を主戦場とする“ライバー文化”も盛り上がりを見せている。Crimson Crat Clan(通称:CCC)は、そうしたライバー出身の流れを背景に、現役ライバー5人で構成されたメンズグループとして2020年に活動を開始した。

YouTubeを中心としたSNS発信に積極的に取り組み、コンスタントな音源リリースと地道なライブ活動を重ねながら着実にファンを増やしてきたCCC。音楽ナタリー初登場となる本特集では、個性豊かなメンバーの素顔、そして5年間の活動におけるターニングポイントを掘り下げる。さらに、この夏を彩るポップなラブソング「Starlight」や、6月28日に開催される単独ライブに込めた思いについても語ってもらった。

取材・文 / 川倉由起子撮影 / はぎひさこ

肩書きは“SNSフルカスタムアーティスト”

──まず、CCCとはどのようなグループなのでしょうか?

ミナト・C・エンペラー 「ライバーからスターへ」というコンセプトを掲げて活動している5人組です。結成前からライブ配信者として活動していたメンバーで構成されています。ライブ配信者は今では珍しくなくなりつつありますが、そこから本当の意味でスターになった人……つまり“画面の向こうと現実の世界をつないだ人”ってまだ現れていないのかなと思っていて。ライバーからスターへの道を僕らが切り拓いていけたら、という思いがグループの始まりでした。

Crimson Crat Clan

──CCCのコンセプトは“貴族・社交界”とのことですが、この由来を教えてください。

ターゴ・C・マーキス 結成当時に流行していた恋愛リアリティ番組「バチェラー」の華やかな雰囲気に影響を受けたコンセプトなんです。タキシードを着た男性がバラを渡す──あの感じがカッコいいんじゃないかって。そうやって生まれたコンセプト……と偉い人が言ってたような、言っていないような……(笑)。そんな感じです!

──自分たちの強みやほかのグループにはないオリジナリティは、どんな部分に表れていると思いますか?

フータ・C・キング やっぱりライブパフォーマンスと、SNSをフル活用した幅広いエンタテインメントを提供している部分だと思います。ライブでは僕たちの個性やMCの掛け合いも楽しんでいただけますし、YouTubeなどのSNSでは、より身近な僕たちの姿を見てもらうことができる。この両軸を併せ持っていることは強みだと思います。

ミナト 僕ら、CCCとして活動し始めたときにYouTubeの毎日投稿も始めたんです。デビューしたタイミングがコロナ禍で、ライブ活動もちょこちょこやってはいたものの、なかなか思い通りにいかなくて。そこで、もともとやっていたライブ配信はもちろん、YouTube、TikTokといったSNSを駆使して、皆さんがおうちからでも楽しめるエンタメを届けようという活動のテーマを掲げるようになりました。それを続けたおかげで、コロナ禍が落ち着いたあとのステージでも1人ひとりの個性を出したり、メンバー同士での掛け合いも自然とできるようになったなって。お互いの空気感とかしゃべりの間みたいなものは、そこでつかめた部分が大きいと思います。

フータ ライブのMCだけでは、こんなにつかめてなかったと思う。いわゆる専業のYouTuberさんでもしんどいと言われている毎日投稿を、僕らはアーティスト活動や日々のライブ配信と並行して続けてたんで。2年ぐらい継続してたらそりゃ鍛えられるよ。

ミナト ラジオとかに出演させていただくときは「SNSフルカスタムアーティスト」という肩書きを名乗らせてもらってます。もう全部やっちゃえ!みたいな思いを込めて(笑)。あとは、楽曲の幅広さとクオリティにも自信があります。「本当に同じ人たちの曲なんですか?」と思ってもらえるくらい、それぞれの楽曲に異なる音楽性があって。幅広いジャンルの曲に対応できるというのも武器だと思います。

Crimson Crat Clan

Crimson Crat Clan

100キロマラソンで本気を見せて……

──5年間の活動の中でターニングポイントだったと思う出来事はありますか?

ターゴ CCCとしての基盤を作ったという意味で、YouTubeの毎日投稿を続けていた時期ですかね。“CCCっぽさ”が芽生えたのは、やっぱりこの時期かなって僕は思います。

ミナト メンバーが9人から5人になったのも大きな転換期でした。デビュー当初は9人でスタートしたんですよ。その後、メンバーが減るという経験を重ねて、約1年前にこの5人体制になりました。おそらくこの5人のうち1人でも欠けたら終わるだろうなっていう、今はギリギリのラインにいて、ある意味“最終形態”というか。「これ以上欠けてはいけない」と覚悟を決めたという意味でも、どしっと構えられるCCCになったのはそのタイミングかなって気がします。5人体制になって、より一層結束が強まったと感じていますね。

ハヅキ・C・ヴァイカウント 僕は、初めて1000人規模の会場であるEX THEATER ROPPONGIでワンマンを成功させたときですかね。すごく感動しました。「こんなに集められるんや、俺たち」って。2回目のEXもかなり印象的で。タイミング的には6人から5人になった直後だったので、新たなダンスの構成や歌割りを5人で作り込んで、チケットも完売していなかったので、YouTubeの生配信で「100キロマラソン」企画をやったんです。「俺たちの本気を見てください」って5人で走って、チケットを売り切りました。その2カ月はめっちゃ大変でしたけど、団結して取り組んだ分、1回目とまた違う特別な景色が見れたし、CCCにとってのターニングポイントだったなって思います。

フータ 俺もその2回目のEXのライブは「このグループでもっともっと大きくなっていきたい」って改めて実感した。「ここからやな」って、さらに思えた日やった。

リョウタ・C・ナイト 4人が言ってくれたことに心から共感するんですけど、あえて被らない話をするなら、僕は“今”とこの先の“未来”がターニングポイントだと感じています。新曲「Starlight」がリリースされるにあたって、初めてこうしてたくさん取材していただけています。地上波のテレビとか、これから新しい場所にどんどん出ていけるのも楽しみだなと。

──皆さんは現役のライブ配信者でもあります。それがアーティスト活動に還元できていると実感していますか?

フータ SNSやライブ配信を通じて僕たちを知ってくれた方が、けっこうライブに足を運んでくれるんです。きっと、ライブに行くハードルが下がるんだと思うんですよね。ライブに行ったことがないって方って、どうしても腰が重くなりがちだと思いますが、例えば周りのリスナーさんが「私、この前初めて行ったよ」とか「今度行こうと思ってる」と言っていたり、僕らとネットを通してあらかじめコミュニケーションを取ることで「行ってみようかな?」ってなりやすいのかなって。そのいい流れを、僕はライブ配信を通してすごく感じます。

ターゴ SNSやライブ配信は僕らの音楽やライブ情報を広めるうえでも本当に重要。今フータくんも言ってくれたように、実際にそうやって背中を押されてライブに来てくれる方は多いですし、これからもYouTubeやTikTok、配信をフル活用してより多くの人にCCCを知ってもらいたいです。

“宇宙”を感じるメンバー

──皆さんは音楽ナタリー初登場なので、メンバーそれぞれのキャラクターやグループ内の役割も知りたいです。順番に他己紹介してもらえますか?

ターゴ 誰から行きます?

フータ MC順がええんちゃう?

ターゴ そうだね。僕らのライブは自己紹介の順番が決まっているので、それでいきます。エントリーNo.1、ハヅキくんから。

ハヅキ えーっと、僕は……。

ターゴ 自己紹介じゃなくて他己紹介だから!(笑) 何か言いたいことがあるんですか?

ハヅキ 僕、MCは得意じゃないんですけど、パフォーマンスをするのは好きです。踊っているときが一番自分を表現できる時間だと思っています。

ハヅキ・C・ヴァイカウント

ハヅキ・C・ヴァイカウント

ターゴ 今ね、彼はちょっと小学生みたいな発言してますけど(笑)、ハヅキが真ん中に立つとCCCの世界観が完成するんですよ。センターとして華があって。お客さんを巻き込む“ライブ力”とMCの砕けた感じのギャップも魅力ですね。

フータ ハヅキはグッズのデザインもやってくれてます。そういうアート系というか、自分の世界を表現するのが得意なん?

ハヅキ まぁ、アーティストやからね。

フータ 何やコイツ!(笑)

ミナト ハヅキは一生、自分探しをしてるイメージもあるかな。自分でも自分がわかってないというか。

リョウタ 確かに。“宇宙”を感じる。

ターゴ 未知の生物感があるよね(笑)。

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重課金してますね



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🧠 編集部の感想:
Crimson Crat Clanのインタビューを通じて、彼らのライバーからアーティストへの夢が伝わりました。SNSを活用し、ライブパフォーマンスも強化する姿勢が現代のエンタメシーンでの独自性を生み出しています。新曲「Starlight」と単独ライブに挑む意気込みが、ファンとの絆を深める期待感を高めています。

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