月曜日, 7月 7, 2025
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CLAUDE .md を人間にも優しくするテクニック



はじめに

Claude Code を使ったプロジェクトでは、CLAUDE.md というファイルで Claude Code にプロジェクトの情報を伝えることができます。そして、このファイルは AI だけでなく、人間の開発者にとっても重要な情報源になり得ます。

しかし、通常の書き方では AI には理解できても、人間にとっては使いづらいドキュメントになりがちです。
この記事では、シンプルにな工夫で両方にとって読みやすい CLAUDE.md を書くためのテクニックを紹介します。

CLAUDE.md の基本的な役割

CLAUDE.md は Claude Code のメモリ管理に使われます。
詳細は公式ドキュメントを参照してください。

今回着目するのは @path/to/import 構文による追加ファイルのインポートです。 CLAUDE.md の中に @path/to/import の構文でファイルを指定すると、Claude Code の起動時にそのファイルも読み込まれます。説明の都合上、@path/to/import と書いていますが、実際にCLAUDE.mdに書くときには、以下のように、 ` で囲まずに書きます。

# 正しい書き方
@path/to/import

# 間違った書き方
`@path/to/import`

これは、公式ドキュメントにも記載されているように、` (コードスパン) と ``` (コードブロック) 内では @path/to/import は無視されるためです。

潜在的な衝突を避けるため、インポートはmarkdownコードスパンとコードブロック内では評価されません。
https://docs.anthropic.com/ja/docs/claude-code/memory

人間にとって読みやすくする工夫

CLAUDE.md はClaude Code だけでなく、人間のオンボーディングドキュメントとしても有用です。しかし、人間が読む場合、@path/to/import 構文によるファイルのインポートはできません。

そこで、@path/to/import 構文の仕様と、CLAUDE.md はMarkdown ファイルであることを利用して、人間が読むときにも @path/to/import 構文でインポートしたファイルを読みやすくします。

ポイントは以下の2つの仕様をうまく活用することです。

  • @path/to/import 構文はコードスパンとコードブロック内 では 無視される
  • Markdown ファイルでは、CLAUDE .md を人間にも優しくするテクニック(link) でリンクを表現できる

つまり、以下のように書いても、CLAUDE.md としても、Markdown ファイルとしても有効な表現ができます。

[@path/to/import](path/to/import)

このように書くと、Claude Code の @path/to/import 構文としても機能しつつ、CursorやGitHubのMarkdownのプレビューではリンクとして表示され、クリックすればそのファイルが表示されます。

実際の使用例

例えば、Railsプロジェクトでこのテクニックを使うと、以下のように書くことができます。

- Rubyのバージョンは[@.ruby-version](.ruby-version)です。
- データベースのスキーマは[@db/schema.rb](db/schema.rb)です。

使用上の注意

  • ファイルパスはCLAUDE.mdからの相対パスで指定してください
  • 正しくインポートされているか、Claude Code の /memory コマンドで確認してください
  • Markdownプレビューでリンクが正しく機能することを確認してください

まとめ

[@path/to/import](path/to/import) という記法を使うことで、CLAUDE.mdを人間にとっても読みやすくできます。このシンプルなテクニックにより、AIのための設定ファイルが、同時に優れたプロジェクトドキュメントとしても機能します。

Xでは、このようなClaude Codeについての情報やAIについてのポストをしているので、興味のある方はぜひフォローしてください。

@_smasato_



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