💸 まず衝撃の事実から…
全部で 5 万円くらい気づいたら吹っ飛んだよ!(Claude Code の従量課金で)
正直、最初は「Claude Code ってどのくらいコストかかるんだろう?」と軽い気持ちで始めたのですが、気づいたら請求額が 5 万円を超えていました。でも結論から言うと、この投資は完全にペイしました。従来なら数ヶ月かかるような個人開発を、わずか数週間で完成させることができたからです。
Claude Code で、個人開発のモバイルアプリ、ウェブアプリ、ブラウザ拡張機能のコーディングを完全自動化した実録をお話しします。
🎯 作ったもの:LLMonster
LLMonster は、モバイルから情報を収集してモンスターを育成するアプリです。
今までは PC でしかできなかった作業を、モバイルから全て完結したい! という理想から生まれました。
例えば:
- ウェブサイト → 要約 → SNS 投稿文章を考える
- 動画 URL → ショート動画の作成
- 求人 → 職務経歴書の更新
こんな作業をスマホ一つで完結できるようにしました。
🏗️ システム全体像
技術スタック
- iOS: Swift + SwiftUI + SwiftData
- Android: Kotlin + Jetpack Compose
- Web: SvelteKit + TypeScript
- Chrome 拡張: SvelteKit + Manifest V3
- Backend: Go + Gin
- Infrastructure: AWS CDK + ECS Fargate
🎨 Claude Code 活用のコツ
プロンプトの書き方
Claude Code で良いコードを生成するには、具体的で詳細な指示が重要です。
❌ 悪い例: 「iOS アプリを作って」
✅ 良い例: 「iOS 17.0+の SwiftUI アプリで、Share Extension を実装。他アプリから URL を受け取ってローカル DB (Swfit Data) に保存する機能を作って」
開発の進め方
- 骨格実装 → 基本構造を作る
- 機能実装 → ビジネスロジックを追加
- 最適化 → 細かい調整とバグ修正
📱 実際に作ったアプリたち
iOS アプリ (Swift 完全初心者からスタート!)
Claude Code が一番美しいデザインを作ってくれるのが iOS アプリでした。なぜなんでしょうね?
最初は、dynamicIsland や App Clip なども使っていたのですが、一旦機能を削って MVP を作ることに集中しました。
ホーム画面では、次のような項目を todo 形式で Claude Code に渡して作ってもらいました。
- ユーザーウェルカム項目
- ストックしたコンテンツの統計
- 最近のアクテビティ
特に iOS では、LiquidGlass を意識して、最先端のドキュメントを参考にしながら、デザインを作ってもらいました。
モンスター画面では、モンスターと会話できるページへの遷移を作ってもらっていたのですが、後からいったん削除しました。
モンスター詳細画面では、ストックしたコンテンツをもとに育成されたモンスターの情報を表示します。
iOS アプリでは、モンスターの詳細画面を作成して、ストックしたコンテンツをもとに育成されたモンスターの情報を表示します。
ストック画面では、全てのデバイスでストックしたコンテンツを一覧表示します。
リアルタイムに拾ってきています。
Android アプリ (Kotlin 人生初体験)
Kotlin 一度も書いたことない状態から、たった数日でプロダクション品質のアプリが完成!
とにかく、Material Design 3 に準拠して、Roomでローカルデータを管理してと頼んだ。
- ユーザーウェルカム項目
- 最近ストックしたモンスターのヒーローセクション
- ストックしたコンテンツの統計
- 最近のアクテビティ
モンスター画面では、ストックしたコンテンツをもとに育成されたモンスターの情報を表示します。
Android よりも前に、iOS 側でモンスターとチャットする画面を作っていたのですが、コストの関係で今は削っています。
ストック画面では、全てのデバイスでストックしたコンテンツを一覧表示します。
リアルタイムに拾ってきています。
ウェブアプリ + Chrome 拡張
SvelteKit で作ったウェブアプリと、同じコードベースで Chrome 拡張も実現。
デモ動画:https://youtu.be/nZm2iYRVexI
バックエンド
Go 言語で API 作成。AWS のインフラ構築まで全部 Claude Code がやってくれました。
とにかく、バックエンドはアーキテクチャだけを述べ続けて、こんな感じ!で大体作ってくれます
📊 開発効率の衝撃的な結果
時間短縮率
フェーズ | 従来 | Claude Code 使用 | 短縮率 |
---|---|---|---|
iOS 実装 | 120 時間 | 30 時間 | 75%短縮 |
Android 実装 | 140 時間 | 35 時間 | 75%短縮 |
Web/拡張機能 | 80 時間 | 20 時間 | 75%短縮 |
バックエンド API | 100 時間 | 25 時間 | 75%短縮 |
インフラ構築 | 60 時間 | 15 時間 | 75%短縮 |
合計 | 500 時間 | 125 時間 | 75%短縮 |
コスト対効果
- Claude Code 料金: ¥52,340 (3 ヶ月)
- 削減工数: 375 時間
- 時間単価換算: ¥1,875,000 相当
- ROI: 3,585% (投資対効果 35.8 倍!)
💥 正直な失敗談
Claude Code も万能じゃない!
- SwiftData と Core Data を混同 → 明示的に最新バージョンを指定することで解決
- 細かい設定は手動修正が必要 → App Group や Android パーミッションなど
- 複雑な非同期処理は苦手 → 競合状態の処理は手動実装
学んだコツ
- 「最新の」は禁止 → 具体的なバージョンを指定する
- 段階的に実装 → 一度に全部やらせない
- アーキテクチャを明示 → MVVM などのパターンをしっかり説明
🎊 結果発表!
✨ 最強の結果
- 開発時間 75%短縮 (500 時間 →125 時間)
- 未経験技術も習得可能 (Kotlin 初体験でも Android アプリ完成!)
- 一人で 4 プラットフォーム対応 (iOS/Android/Web/拡張機能)
- 圧倒的 ROI → 5 万円で 35.8 倍のリターン
🎊 個人開発者のみなさんへ
今すぐできるアクション
- 小さく始めよう → いきなり大きなアプリは作らない
- 具体的な指示を出そう → 「iOS 17.0+で Share Extension 実装」のように詳細に
- 予算を決めよう → 従量課金なので月の上限を設定
- 楽しもう! → 新しい技術にチャレンジできる最高の時代です
最終メッセージ
5 万円の投資で、個人開発の世界が変わりました。
Claude Code があれば、一人でも企業チーム並みのスピードでアプリ開発ができます。今すぐ始めて、個人開発の新時代を体験してください!
📚 参考リンク
プロジェクト関連
最後に: この記事も一部を Claude Code で執筆しました!技術記事の執筆時間も大幅短縮できました 🚀
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