Claude Codeを使ってコーディングを進める上では、適切な通知設定によって、別の作業をしている際などにもタスク完了を見逃さないための工夫を皆さん試されていると思います。
公式のガイドでは、タスク完了時のサウンドアラートを有効にする方法が紹介されています。
ただ個人的には、Claude Codeがタスクをこなしている間はPCから目を離して音楽やラジオを聴いていたりしていることもあり、画面上の情報や音での通知を見逃してしまうことがあります。
そのため今回は、空間にいるだけで視覚から完了を知ることができるように、光で感じられるようにしてみました。
用意するもの
今回は部屋の照明の色を変えることで、Claude Codeのタスク開始、完了を検知したいと思います。
使うものはPhilips Hue スマートライトとHue ブリッジです。
Philips Hueは、Wi-Fi経由でプログラマブルに制御できるスマートライトシステムです。
Hue BridgeはRESTful APIを提供しており、curlコマンドやプログラムから直接制御できます。これにより、Claude Codeのタスク実行フローに照明制御を組み込むことで実現します。
私はもともと作業部屋の照明にこれを利用していたので、あとはAPIを叩くだけです。
実際に試す
APIの叩き方などは公式で提供されているサイトに情報がまとまっています。
mDNS検出アプリを使用して、ネットワーク内でHue Bridgeを検索しこのIPアドレスに対してAPIを実行するようにします。
今回は、グループ化された作業部屋の複数の照明に対して、事前に作成したシーンを適用することで色温度を変更してみます。
curl -k -X PUT "https://{{Bridge IP}}/clip/v2/resource/scene/{{scene_id}}" \
-H "hue-application-key: {{key}}" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
"recall": {
"action": "active"
}
}'
シーンはグループに対して紐付けられているため、これだけで指定の部屋の照明の色温度を変更することが可能です。シーンの作成は専用アプリからもAPIからも可能です。
これを、Claude.mdに対して、タスク開始時、完了時それぞれで実行するように記録しておきます。
動作確認
物理的にPCと並べて撮影することが難しかったのですが、ちゃんとClaude Codeのタスク完了で色温度が変わっていることを確認できました。
自分はホワイトグラデーションの電球を使っているのですが、Hueにはフルカラーのモデルもあるので、タスク完了とともに部屋をレインボーにしたりすることもできそうです。
自宅での開発の際は、今後もタスク完了を光で感じていこうと思います。
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