ChatGPTが「これまでに伝えたすべて」を記憶するように。気になる人は無効化も可能 | ライフハッカー・ジャパン

ChatGPTに何を共有するかには注意が必要です。なぜなら、ChatGPTはあなたがこれまでに言ったすべてを記憶するようになったからです。

OpenAIは、ChatGPTに新たなメモリ機能のアップデートを導入し、過去のすべてのチャット内容を参照できるようにしました。

過去のやり取りを引き合いに出せることで、ChatGPTはあなたの質問や問い合わせ、ディスカッションに対して、より関連性の高い回答を提供できるようになるのです。

自然な形でユーザーを記憶できるように

OpenAIのCEOであるサム・アルトマンはX上でこの変更を発表し、あなたのすべてを知っているAIシステムの有用性をアピールしました。

もともとChatGPTには1年以上前からメモリ機能がありましたが、今回OpenAIが導入するアップデートと比べると、これまでの機能はかなり制限されていたものです。

たとえば「自分の好きな要約の形式」や「呼び名」などの嗜好やリクエストを覚え、それをチャットごとに引き継ぐことは可能でした。

しかし、その機能は完璧ではなく、「メモリ」という言葉から想起されるような自然なかたちで過去の会話を参照することはできませんでした。

以前のバージョンのChatGPTでは、そうしたデータを「保存済みのメモリ」として一括で管理。ユーザーはいつでもこのメモリバンクにアクセスし、過去の会話に基づいてChatGPTが記憶している内容を確認できました。

ただ、こちらから特に覚えてほしいと指示していない情報まで記憶しているのを目にすると、新しい友人が会話で得た「有用な事実」をひそかに書き留めていた、というような奇妙な感覚を覚えるかもしれません。やはり少し気味が悪いというのが正直なところです。

今回の新機能が導入されるにあたり、これまでの「保存済みメモリ」がどう扱われるかはまだ明確ではありません

おそらく、わざわざ特定の記憶のバンクを管理しなくても、ChatGPTが自動的にこれまでの発言すべてを参照できるようになるため、これらのメモリは廃止される可能性が高いと思われます。

「覚えられる」ことをどこまで喜べるか?

私自身は、ChatGPTを新機能のテスト以外ではあまり使っていないので、この機能がどれほど有用かははっきりとは言えません。

過去の会話で伝えたことを参照できる点はたしかに便利かもしれませんが、同時に、チャットボットにこれまで話したすべてを「覚えられている」という状況は、あまり気が進まないのが正直なところ。

これは生成AIをパーソナルアシスタントとして使うことにあまり魅力を感じないせいかもしれませんし、テック企業にこれ以上データを取り込まれること自体が嫌だからかもしれません。

とにかく、この拡張されたメモリ機能がユーザーにとってどれほど便利かは、実際に使っていくなかでわかることでしょう。

この機能はまずChatGPT PlusおよびProの加入者向けに導入されますが、無料プランのユーザーがいつ使えるようになるかはまだ不明です。

また、イギリス、EU、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイスのユーザーも現時点では使えません

現地の法律により追加の審査が必要で、すぐにはリリースできないからです。(むしろすべての国で、AI企業が機能をリリースする前に追加審査を受けるよう義務づけるべきかもしれませんね)。

ChatGPTのメモリを無効化する方法

もし私と同じように、「自分のチャットボットにこれまでの会話がすべて記憶されてしまう」ことに抵抗があるなら、メモリ機能をオフにする方法があります。

私自身はまだこの新機能を試せていないので、画面や設定表記が変わる可能性はあるものの、現時点では下記のように操作できるとされています。

  1. 設定」を開く
  2. パーソナライズ」>「メモリ」と進む
  3. 保存されたメモリを参照する」というトグルスイッチをオフにする

もしメモリ機能は有効にしたままにしたいものの、特定のチャットだけは覚えられたくない場合には、「一時チャット」を使うと、その会話が隔離されます(ただし、OpenAIは最大30日間、会話の内容を保持する可能性があることは頭に入れておきましょう)。

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Source: X, TechCrunch



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