OpenAIは、ChatGPTが過去のやり取りを記憶しておき、回答に生かしてくれる「Memory」機能を拡張した。ChatGPTは過去のすべてのチャットを参照できるようになり、よりスムーズでユーザーにあった回答を提示できるようになる。
Memory機能は、たとえば会議メモのフォーマットを一度指示しておくと、以降は同じ形式でまとめてくれるようになるなど、ユーザーとのやり取りを記憶し、回答に活用する機能。2月に登場した新機能だが、今回の変更によって、過去のすべてのチャットを参照できるようになり、より関連性が高く役立つ回答を提示できるようになる。
Memory機能は設定で有効/無効の切り替えが可能。ChatGPTに記憶させた内容はチャットを通じて変えられるほか、一時チャットでは無効となる。今回のアップデートは一部地域を除き、すべてのChatGPT Plus/Proユーザー向けに本日から、Team/Enterprise/Eduユーザー向けには数週間のうちに展開される。
Starting today, memory in ChatGPT can now reference all of your past chats to provide more personalized responses, drawing on your preferences and interests to make it even more helpful for writing, getting advice, learning, and beyond.pic.twitter.com/s9BrWl94iY
— OpenAI (@OpenAI)April 10, 2025