昨年11月、私はAIを使って競馬に挑戦する企画を実施。
夢を追い求めて戦いに出た結果、見事勝利……と思いきや、トリガミとなんとも言えない結果に終わってしまいました。
しかし、AIは日々進化しているということを忘れてはいけない!
当時は、AIを使って検索をするにはFeloやPerplexityを使わねばならず、詳細な分析もできませんでした。
でも今のChatGPTなら、高度な分析能力に検索機能がある!
ということで、今回はAIを使った競馬チャレンジのリベンジしてみることに。今度こそ、絶対にAI×競馬で大儲けしてやるんだい!
いざ、馬券を選ぼう!
挑戦するのは、4月20日に行われた皐月賞。
前回はウインズ後楽園でしたが、今回はG1レースということもあり、人混みが予想されたので、自宅からの参戦です。
今回使用するツールはChatGPT-o3×Deep Research。進化したChatGPTで大儲けを狙います!
使用したプロンプトはこんな感じ。
4/20に開催される皐月賞のレース結果を予想してください。
あなたに1000円渡します。絶対に負けず、利益を最大化できる賭け方を提案してください。また、その掛け方になった根拠も合わせて教えてください
絶対に勝ちたいので一旦掛け金を1,000円と絞って考えてもらうことに。前回はムダな出費ゆえトリガミになったのでね……。
Deep Researchを使ったので、こんな質問が返ってきました。
皐月賞の予想について、もう少し詳しく教えてください。
1. 現在の注目馬や気になる馬はいますか?
2. 馬券の種類に制限はありますか?(例:単勝、馬連、三連単など)
3. 高配当狙いか、それとも確実性重視か、どちらを優先したいですか?
4. オッズや枠順、調教状況など、重視したい情報があれば教えてください。
これらを教えていただけると、より正確に利益最大化の戦略を立てられます。
ほうほう、ChatGPTも本気で勝ちに来てくれているみたい。
この質問対して、私はこのように返信します。
1. 特にいません。負けず、利益を最大化できればOKです。
2. ありません。1,000円の範囲内で可能な掛け方で利益を最大化してください。
3. 確実性を優先しながら、高配当も狙っていく方向性でお願いします。
4. オッズ、枠順、会場が中山競馬場であること、調教状況など、すべての情報から客観的に調べ上げて提案してください。
そう、ChatGPTは真面目に考えてくれているというのに、私は勝つことしか考えていないのである。
そんな私の「勝ちたい」という想いを一心に受けて吐き出されたChatGPTの回答がコチラ。
2025年皐月賞の最新情報と堅実な馬券戦略
推奨馬券プランと賭け金配分
- ワイド(クロワデュノール – ファウストラーゼン) … 600円
(軸の本命+実力馬の組み合わせ。的中率が高く、元本確保の保険となる買い目です) - 三連複4頭ボックス(クロワデュノール・ファウストラーゼン・マスカレードボール・ミュージアムマイル) … 各100円 × 4点 = 400円
(本命軸に有力対抗馬3頭を絡めたボックス。堅実さと高配当狙いを両立する構成です)
合計:1,000円(ワイド600円+三連複400円)
※ワイド馬券で最低限の払戻を確保しつつ、三連複的中時には大幅なプラス収支を狙えるバランス型のプランです。
ChatGPTは、なぜこの馬券を選んだのか?
ほうほう、今年の皐月賞の本命と言われているクロワデュノールと弥生賞ディープ記念を制した実力馬・ファウストラーゼンの2頭を軸に、3番人気のミュージアムマイルと4番人気のマスカレードボールを入れた方針ですか……。
しっかりと元本確保を意識した構成になっているようですね。ただ、2番人気のサトノシャイニングが入っておらず、8番人気のファウストラーゼンが入っているのは気になります。
ということで、この馬券を選んだ理由を詳しくみてみましょう。
クロワデュノールの選出理由は「ホープフルステークスを快勝したから」という至って妥当なもの。ホープフルステークスで戦った馬たちが皐月賞で再度を顔合わせていると考えると、まぁそうだよねって感じです。
なぜ8番人気ファウストラーゼンが来るのか?
続いて気になるファウストラーゼンの選出理由。堅め馬券で、なぜ8番人気がこの位置に来るのでしょうか?
ファウストラーゼン(実力と配当妙味を兼ね備える対抗)
- 前哨戦の弥生賞ディープ記念を制した実力馬です。今年の弥生賞組は過去4年連続で皐月賞で馬券に絡んでおり、とくにキャリア3~4戦で弥生賞を勝った馬は皐月賞で〔0-3-0-2〕(連対率60%)と優秀な成績を収めています。ファウストラーゼンはこのデータ条件に合致し、再度の激走が期待できる1頭です。
- 展開利と持久力勝負への強さがあります。弥生賞では後方待機から向正面で早めに捲ってロングスパート戦に持ち込み、押し切る競馬を見せました。ホープフルSでは逃げてスローからの瞬発力勝負に持ち込みましたが、クロワデュノールに捕まった形。しかし今回は同馬場・同舞台で再戦となり、前走同様に早めロングスパートでスタミナ勝負に持ち込めば、一度叩かれた上積みも見込めるぶん粘り強さが増す可能性があります。実際、ホープフルSでも向正面で先頭に立ってレースを動かし、クロワデュノールを最後まで苦しめたタフさは侮れません。
- 人気以上の実力と配当妙味があります。前日予想オッズでは11番人気前後(当日には8番人気まで上がった)と意外に低評価ですが、これは重賞実績が少ないことや騎手・陣営が目立たないことが影響しているだけでしょう。デビュー以来崩れたのはホープフルS(4着)のみで、GIIを勝った実力を考えれば過小評価です。人気がない今回は馬券的には妙味十分で、相手筆頭として積極的に狙う価値があります。
コレコレコレッ!こういう考察が欲しかったんですよ!
競馬をするときに、一番心を動かされる情報は何か? それは「〇〇賞で勝った馬の連対率(3着までに入る可能性を示したデータ)○%」という情報なんです(私の場合)。
競馬は、どこまでいってもその日の馬の調子次第だし、「最後は運」だって理解してるんです。
わかっているはずなのに「連対率」を提示されると「コレだけのデータが言ってるんだし、1着は無理でも表彰台入りはアリそうじゃね?」ってなるんですよね……。しかも「展開利と持久力勝負への強さ」とか「配当妙味」など、心が動くワードのオンパレード。
この項目を読み終えるころ、私は「絶対ファウストラーゼンが来るに違いない」と確信を持っていました。チョロすぎる。
サトノシャイニングを選ばない理由
ファウストラーゼンが選ばれた理由はわかりました。では、2番人気のサトノシャイニングが選ばれなかった理由も気になります。
これに関してChatGPTはこのように説明しています。
≪サトノシャイニング≫(8枠16番) … 評価:能力高もデータ軽視禁物。前哨戦のきさらぎ賞を完勝しており潜在能力は高いですが、皐月賞ではきさらぎ賞組の相性が良くありません。
<中略>
(きさらぎ賞勝ち馬は)過去10年で〈0-0-1-7〉と3着が1回あるのみで、勝ち馬はゼロです。
大型馬で瞬発力タイプだけに、小回りの消耗戦になりやすい皐月賞よりも広い東京向きとの見方もあります。実際、同馬はホープフルSでクロワデュノールから0.8秒差の7着に敗れており、現時点では役者が一枚劣る印象は否めません。
うーん、なるほど。比較対象は、どの馬も過去10年の勝ちレースのデータとレース展開を基に考えられているようですね。
もっと詳しく確認したい人は下記のリンクからChatGPTの予想をチェックしてみてください。
購入した馬券はコチラ!
今回、実際に購入した馬券は以下のとおり。
・ワイド(クロワデュノール – ファウストラーゼン)600円
・三連複 4頭BOX (クロワデュノール/ファウストラーゼン/マスカレードボール/ミュージアムマイル)各200円
・三連単フォーメーション(クロワデュノール – ファウストラーゼン – マスカレードボール/ミュージアムマイル/ニシノエージェント)各100円
・馬単フォーメーション(クロワデュノール – ファウストラーゼン/マスカレードボール/ミュージアムマイル)各100円
合計2,000円
予想を最後までチェックしてもらうとわかるのですが、ChatGPTの回答の中に「高配当狙いの追加プラン」という項目があるんですよ。
さすがに1,000円だと買い目が少なすぎて面白くないので、当初の買い目と追加プランを合わせて合計2,000円に調整した買い目に変更しました。
本当は5,000円〜1万円くらい賭けようかなと思っていたのですが「絶対に負けない」買い目を要求すると、買い目が多すぎて流石にめんどくさすぎる……!とはいえ、1,000円のプランを5〜10倍の値段にして賭けるのはちょっと嫌だ。
と言うことで、AIが提案した買い目の中で勝てそう&勝ったときにしっかりプラスになるように調整したところ、2,000円でこの買い目になりました。
いざ、皐月賞に挑みます!
Views: 0