🧠 概要:
概要
この記事では、ChatGPTのメモリ機能とチャット履歴について詳しく説明されています。これらの機能を理解し整理することで、ChatGPTの活用方法が向上すると述べられています。
要約の箇条書き
- メモリ機能とは: ChatGPTが会話内容の重要なポイントを短期間記憶する機能。
- 具体例: カフェの店員が常連客の好みを覚えているイメージ。
- 不要な情報のいるか: AIが誤って記憶する情報もあるため、メモリの管理が重要。
- 整理方法: 設定画面からメモリをチェック・整理できる。
- メモリとチャット履歴の違い: メモリは長期的な記憶、チャット履歴はリアルタイムの会話の参照。
- 履歴の確認方法: ChatGPTに質問することで、どの履歴が参照されたかを確認できる。
- 具体例の提示: 出典を明記した過去のチャット内容の確認が可能。
記事は、これらの機能を活用してユーザー体験を向上させるための指針を提供しています。
先日、「ChatGPTで作るわたしの取扱説明書」という記事を書きました。そのときに「あれ、これChatGPTのメモリ機能やチャット履歴がけっこう影響してるな?」と気づきました。
今日はメモリ機能とチャット履歴についてお話しします。これらを理解して整備すると、ChatGPTの様々な活用にもつながります。
ChatGPTの「メモリ機能」って何?
ChatGPTって、会話がスムーズになるように、ちょっとだけ記憶力があるんです。「あ、この人こんなこと言ってたな」って感じで、要点を覚えているわけです。
イメージで言えば、カフェの店員さんが常連客の好みをちょっとずつ覚えている感じでしょうか。「このお客さんいつも砂糖少なめだな」ってくらいの記憶。でも、これが地味に嬉しいんですよね。
このメモリ機能があることで、ChatGPTが要点だけを記憶しておくことができます。でも、これがたまに「いや、それ覚えてなくていいから!」という情報まで残してしまっていることもあるので注意が必要です。
メモリ機能に「要らないもの」ありませんか?
実はメモリ機能、AIが勝手に覚えてしまったこととか、適当に送った冗談までしれっと記憶していることがあります。私も取扱説明書を作る途中で少し不要なものが出てきているなと感じました。
メモリに不要な情報が溜まってるか気になるときは、設定画面でチェックして整理するのがおすすめです。「設定>パーソナライズ>メモリ>メモリを管理する」から整理できます。
メモリ機能の設定
たとえば、私の場合、ChatGPTとバラエティーについて話していたからか、「中堅芸人について特に興味がある」というメモリがありました。こういうメモリは不要なのでゴミ箱アイコンをクリックして消しておきます。
中堅芸人だけに興味があるわけではない
また、特にこの情報を覚えてほしいというときは、「私が〇〇を好きということをメモリに保存して」などの命令でメモリに保存することができます。
「チャット履歴」とメモリ機能は別
少し混乱するかもしれませんが、「メモリ機能」と「チャット履歴」は別々の仕組みなんです。
メモリ機能は「AIが長期的に覚えていること」です。
一方、チャット履歴は「この会話の流れの中で、情報として使っている過去の会話履歴」です。リアルタイムに一部の履歴を見返しながら話すような感じです。
つまり、取扱説明書を作っているその瞬間、ChatGPTは「いままでの会話のうちのいくつかだけ」を参照してあなたの説明書を作成しているんです。
「取扱説明書」で使われている履歴の確認
取扱説明書が完成したあとに、「え、この情報ってどのチャット履歴から引っ張ったの?」って気になりますよね。
ChatGPTに尋ねてみました。
【プロンプト】
これを出力するにあたって、どのチャット履歴を参考にしたか出せますか?
そうすると、「参考にしたチャット履歴の主なテーマ・傾向」がリストで出てきます。これだけでは、どのチャット履歴を参照したか分からないので、追加で聞いてみましょう。
【プロンプト】
リストに出典を1つずつ付けたメタ解説バージョンを作って。
そうすると、どのチャットを参照したかが表示されます。以下はそのうちの一例です。日付は間違っている場合もありましたが、どういった発言をもとにしているかの傾向がつかめると思います。
1. 「自然体でいる勇気がある」「目標を立てない」「がんばらない」と聞くと、世間的にはマイナスに捉えられがち。でもそれは、自分に正直であることを何より大切にしているから。
出典チャット履歴:
2024-10-20
「目標は特に無くて、楽しいこと、興味があることをやっていたら、自然に上手くなる。こういった目標なしの行動みたいなのは何ですかね?」
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