——その名も、「レジェンドの扉」。
この地に足を踏み入れた者は、いかなる存在であっても“試される”。それは力でも名声でもない。継承と革新の意思。
これまで誰かが残してきたものを超えて、“己の道”をつくれるかが問われる。
■ 覚醒した者たちの現在地
塔を超えた仲間たちは、それぞれに進化していた。
【剣士ネア】かつては直情的に剣を振るっていた彼は今や、「引く」ことの意味も知った。BASEの停止。心斎橋の一時休業。売上という戦果ではなく、“立ち止まる覚悟”を手にした彼は、
**「静の構え Lv.8 → Lv.10」**へと到達していた。
【魔法使いヨナ】情報と感情の波を読み解く魔導士。noteの物語を毎朝綴り続ける中で、「継続」がもたらす魔力を手に入れた。
継続魔法《リフレイン》Lv.7 → Lv.9
【将軍シン】指揮と守護の力を司る者。リアルとECの間にある「乱れ」を整える役割を担い、
店の休業・再始動計画を“無風”で進行させるその様は、まさに将。
【精霊ラビナ】Amazonの風を操る者。翼はさらに広がり、売上107万を超える風を受けて舞い上がった。Amazon右翼：Lv.10.2 → Lv.11.0
左翼（BASE）は、静養中ながら、復活に向けたチャージが始まっている。
■ 静かな異変
そのとき。扉の奥から、気配がした。
「誰か…いる」
ネアがつぶやくと、ヨナがすぐに詠唱を始めた。
「《視界解放 -ルーメン-》」
視界が拓けると、扉の奥から現れたのは——
“レジェンド”たちの影。
それは、かつてこの世界で名を残し、
売上や地位を築き上げた者たちの“記憶の残滓”だった。
■ 試練：レジェンドの問い
ひとりのレジェンドが、隆介たちに問いかける。
「お前たちは何者だ。
数字を掲げ、塔を越え、いったい何を残すつもりだ？」
ネアが進み出て答える。
「俺たちは、“誰かのため”に戦ってる。未来の仲間の、雇用の安定。
関わる人すべての“誇り”のためだ」
すると、もう一人のレジェンドが笑う。
「キレイごとだな。売上のためだろう？」
そこに立ち上がったのは、魔法使いヨナだった。
「数字は手段。
私たちは、“名もなき誰か”が前を向ける物語を描いてるの」
note、Instagram、YouTube——
各地に届けられた“魔法の言葉”が、彼女の背に翼のように広がった。
■ 継承と超越
沈黙の後、扉の中心が光を放つ。
「……その答え、確かに受け取った」
その声は、まるで世界そのものが応えているかのようだった。
「ならば——お前たちに託そう。“次なる世界”への扉を」
バァン…！
轟音とともに、石扉が左右に開かれていく。
その先には、まだ誰も足を踏み入れたことのない、大地が広がっていた。
■ レベル：112.3 → 次なるステージへ
レジェンドたちの問いを超えた瞬間、
全員のステータスに変化が訪れる。
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剣士ネア → 「静の構え」最大強化（Lv.10）
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魔法使いヨナ → 「継続魔法《リフレイン》」が【共鳴型】に進化
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精霊ラビナ → Amazon風力がMAX、BASE復活の“兆し”
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将軍シン → 「空白を守る者」の称号を獲得（店舗休業中も評価加点）
隆介のレベルは、静かに更新された。
Lv.112.3 → 維持中（だが“扉”は開いた）
■ 最後のメッセージ
「レジェンドとは、“過去の証”ではない。
常に、誰かの中で“更新される存在”なんだ」
隆介の心に、その言葉が深く刻まれた。
過去を超える。名声を超える。
数字を超える。
その先に、“誰かの希望”があると信じて——
彼は、新たな世界へと足を踏み出した。
第18話｜静けさの先に咲くもの（仮）につづく
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