こんにちは。
6月26日・27日に東京で開催された AWS Summit Tokyo 2025
今回のサミットは技術トレンドのキャッチアップと同時に、GIFTech2025秋のプロダクトづくりのヒントを得るべく参加しました。
なお、7月11日までオンデマンド配信も実施中です👇
https://aws.amazon.com/jp/summits/japan/
この記事では、セッション内容はあえて省略し、現地でしか聞けないブース裏話や実際の技術活用例にフォーカスしてレポートします!
🖊️ GIFCatを探せ!
少し照れつつ、廊下に設置されていたボードにも参加してきました。
🎤 基調講演で感じた生成AIの波
注目はやはり Anthropic社 の登壇。
なんと、日本(東京)オフィスの開設が発表され、今後「Claude」がより日本市場に最適化されていく流れが感じられました。
(こちらはポケモンをプレイするClaude)
生成AIが社会実装のフェーズに入りつつある今、各社の事例をもとに、「どのように自社のシステムに組み込むか」という話題がとても現実的に語られていたのが印象的でした。
🏢 Expoブースでの深掘り
会場のExpoブースでは、AWSパートナー企業の展示やミニセッションも盛りだくさん。
ブースにはエンジニアの方がいる事が多く、展示物の実際の開発の裏話なども聞けるのでガンガン聞いてきました!
applibotさんの「ちいかわぽけっと」の裏側!
AWSで構築され、公式サイトからのアイテム購入をした時もスマホアプリ側と連携しておりスムーズに反映。
ミニゲームや機能も多いちいぽけですが、インフラはシンプルにまとまっておりました。
討伐成績ランキングなど後から追加されたイベントもある程度インフラ設計時に組み込んでいたそう。
たこ焼き屋さん…?AWS大阪リージョン
ちらちらと目に入る「たこ焼」の暖簾…
覗いてみるとマルチリージョンの可用性をデモしておりました🐙
架空のたこ焼きオーダーシステムを運用中、東京リージョンに障害発生。大阪リージョンへ切り替わる様子を見ることができました。
東京をメインリージョンにするケースが多いですが、大阪をメインリージョンにしても違いはなく、ユーザーが多い拠点で選択してくれると良いとのこと。
隣のブースでは大阪のデータセンターについても出展されており、あまり聞く事ができないデータセンターのことも聞けました。
Amazon SageMakerで完結?
DAY1セッション「データとAIを統合する Amazon SageMaker Unified Studio の世界」でも拝見した、データの分析、AIの統合基盤となるAmazon SageMaker。
架空企業の設計デモをセッションで見た後、気になったのでブースへ伺いました!
GUIベースでのノーコードデータ連携、モデル学習からプロモーション施策まで、一気通貫でAIが扱える世界がすぐそこに。
Nova Proとの組み合わせで、マーケティング活用まで見据えた構成は本当に圧巻でした。
「Amazon Q」開発者の頼れるAIに進化中!
今年のサミットでは Amazon Q に関する紹介やデモも豊富で、
「日常の開発現場にどう組み込めるか?」が、かなり具体的に示されていました。
特に印象的だったのは、IDE(Visual Studio Codeなど)と完全に統合され、
自然言語での質問 → コード生成 → 既存コードの解説や修正提案まで、
まるでチームメンバーと話しているような感覚でやりとりできる点です。
以下のようなユースケースが紹介されていました:
- Lambdaのコード自動生成
- IAMポリシーの自動作成&レビュー
- Terraformコードの修正アドバイス
- 開発中のトラブルシューティングを自然言語で相談
今後はチーム内の ナレッジの共有基盤としても活躍が期待されているとのこと。
「社内のドキュメントはAmazon Qに聞けばいい」が当たり前になる日も近いかもしれません。
日本語対応も近々だそう…!
ウェザーニュースさんのお天気AIエージェント
少数チームで1ヶ月で開発。
実際に有料会員向けに提供しているサービスの裏側を聞けました!
独自のお天気データをRAGにおとし、APIを通じてエージェント化。
現在もブラッシュアップをしており、モデルも選択式でClaudeとGeminiを切り替えられる仕様なのをこっそり教えてくれました。
もっっと技術の詳細が気になるのでテックブログはあるか伺うと…ありました!
当時よりブースのアーキテクチャの方が最新ですが、こういった情報も知れるのはブースで深掘りする楽しさですね。
山岡家…⁈ラーメン駆動開発か⁈
私は全てのブースをまわるぞと意気込んで行きましたが、話題になっていたこちらを見事に見逃しておりました。
ラーメン好きとしてとても悔しく、ネットを漁りまくってインプットしました。
どうやら、厨房オペレーションの自動化や茹で時間の最適化をテーマにした実機デモが行われていたとのこと。
実際にキッチンで使われているタブレットを触れたらしいです。羨ましい!
私もいつかラーメン屋を開く時には全てを最適化していきたいです。(?)
✍️ おわりに
AWS Summitのような大規模カンファレンスに足を運ぶたび、 「自分も新しい技術を使って何か作りたくなる熱量」 が高まります。
今回はどこの出展もAIが絡んでおり、各企業のスピード感ある挑戦を感じられました。
次のプロジェクトGIFTech2025秋にこの熱をぶつけたいと思っています。
技術好きなみなさんとも、現場やSNSでぜひ情報交換できたら嬉しいです!
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