みなさん、パソコン作業をしていますでしょうか?
そのうえで、キーボードの操作というのは必須だと思います。
しかし、現在主流である QWERTY配列 というのは、お世辞にも効率化された配置とは言えません。
特に 矢印キー は、コーディングを行う上で頻繁に使用するにも関わらず、ホームポジションからかなり遠い位置にあります。
この問題は、VimやHHKBといった一部のキーボード・ツールを使うことで解消されているケースもあります。
実際、私もNeoVimを使用しており、その快適さは身をもって実感しています。
ですが、一般的なアプリケーションや書類作成では、Vimのキーバインドは活かせません。
この「矢印キー問題」を、すべてのPC操作で解消したいと思い、この記事を書くことにしました。
AutoHotkeyを利用したキーマッピングの方法
私の環境は Windows 11 です。
この環境でキーバインドを自由にカスタマイズできるソフト「AutoHotkey」を利用します。
※AutoHotkeyの導入方法やインストールについては、他のQiita記事などをご参照ください。
Vimと同じキー配置で矢印キーを操作する
Vimと同様に、以下の配置を再現したいと思いました。
↑ k
↓ j
→ l
← hです。
これをAutoHotkeyで実現するために、CapsLockキーを修飾キーとして利用し、以下のようなスクリプトを書きました。
SetCapsLockState, AlwaysOff ; 常にCapsLockを無効にする
CapsLock & h::Send, {Left}
CapsLock & j::Send, {Down}
CapsLock & k::Send, {Up}
CapsLock & l::Send, {Right}
意外とシンプルですよね。
このスクリプトを実行しておくだけで、普段のPC操作でもVimと同じようにカーソル移動ができるようになります。
おまけ:そのほか便利なCapsLockショートカット
さらに、私は以下のような便利なキー設定も追加しています。
Capslock + n : Backspace
Capslock + wasd : 行の一番最初、最後等に移動できる(EndキーやHomeキーの役割)
CapsLock & n::Send, {Backspace} ; n → バックスペース
CapsLock & d::Send, {End} ; d → 行末へ移動
CapsLock & a::Send, {Home} ; a → 行頭へ移動
CapsLock & w::Send, ^{Home} ; w → ファイルの先頭へ移動
CapsLock & s::Send, ^{End} ; s → ファイルの末尾へ移動
これにより、ホームポジションから指を離すことなく、よりスムーズな操作が可能になります。
最後まで記事を読んでいただいてありがとうございました。
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